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先週の片山のとき、裏のご隠居さんと、来週も行きましょうよという話になっていた。ところが前日が今季一番の積雪になって、雪かきで体力消耗したかもしれない。さてどうしましょうかとお伺いをたてると、「晴れそうだから行きましょう」と意気軒高である。
晴れるのはいいとしても、信州方面では朝方の凍った車道が気になるし、しかも休日でもある。さてどうしようかと考えていると、ペンタコさんから参加したいとのメールがあった。
昨今、ペンタコさんという名前は山旅掲示板でお見掛けしていたものの、それが誰かはわからなかったのが、去年、初めてロッジに泊まってくれた川崎のHさんだったことがやっとわかった。私のガイドブックの読者で、前々から泊まってみたかったのだそうだ。木曜山行にも参加してみたかったというのだが、勤めで平日には休めなかったのが、たまたま木曜が祭日となってチャンス到来となったとか。
では、途中で落ち合えるようにと甲府駅より東側の山を考え、帯那山を思いついた。しかし山梨市駅で落ち合って聞いたら、去年の秋に登ったばかりだという。しかも、帯那山から大蔵経寺山へと歩いて石和駅に至ったという、ふつうは思いつかないようなマニアックなルート、しかも女性の単独行なのだから相当な猛者である。これでは、こちらがお手柔らかにというしかない。
じゃあ、どこか他の山にしましょうかと聞いたら、帯那山でまったく構わないとのこと。ま、季節が違えば風景も違うし、雪があればなおさらである。では初志貫徹としましょう。
太良峠下からの登山道の雪に足跡はなかったが、水ヶ森林道に出てからは、さすが休日だけあっていくつかの足跡が現れた。せいぜいが足首くらいの軽いラッセルとはいえ、長く続くと楽ではない。ともあれ、おそらく今季最初でおそらく最後の雪山ハイクとなった。
頂上では先着のふたりが入れ替わるように下ると貸切になった。大展望とともに昼のひと時を過ごしたあと、頂上南の大伐採地でもう一度休憩しようと行ってみたが、4年前には伐採されたばかりだったのが、植林が終わり、張り巡らされた鹿柵が景色を隠していた。あと5年もすればまた違う風景になっているだろう。
太良峠まで尾根伝いに歩こうと思っていたが、小さな上下が面倒になって、遠回りでも途中から水ヶ森林道を歩いた。舗装路も雪に覆われていれば悪くない。のんびり歩いて大団円となった。
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