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今日、木曜山行のファイルをめくり、2018,12,13トヤンハチ(名所山)の地図の記録を見てビックリ! 起点が今回より100m程度上であったとは言え、三十三観音と対面してから、3時間弱で名所山へ。更に鴬宿峠経由で倒壊したナンジャモンジャを悼んで下山という韋駄天ぶり、それでもスタートからゴールまで5時間半で完結。こんなことは日常茶飯事、至極当たり前のことだったんですね。
今回は師匠との二人旅ということでのサービスプランであったのかも知れませんが、好奇心の虫をくすぐるこんな山歩きは、今後の木曜山行の在り方を示唆していると思いたいところです。
……とは言いながらも、登りでは直登ぐいぐい。近年は一番遅い人に合わせて、しんがりを務めるのを常としているため、師匠を追うのは無理で、差が付きっぱなしでしたが、下りの広い尾根歩きはルンルン気分で。最後の急斜面も木の幹や枝に掴まりながら何とか随行することが出来てホッとしました。
スタートして間もなく、実に久しぶりにケンポナシの大木に出会えて、懐かしさが一気にこみ上げてきました。戦時中、疎開先(現・恵那市)での食糧難時代、学校に行かない日はほぼ近隣の山野を駆け巡り、木の実・山菜食草・キノコ・蜂の子・イナゴ・川魚〜と、食べられるものは何でも…自給自足的に口に運んだものでしたが〜
ケンポナシの変わった形の実は、秋になると樹下に沢山落ちていて、それを拾ってそのまま口に。ナシに似た薄い甘みは、子供心にクワの実・ナツメ・グミ同様の美味しいおやつでした。
盛んに食した当時のおやつの中で、いまだに本名を突き止められないのが、ウシノキンタマ(東濃地方の方言)なる黒くて甘い小灌木の実。多分、ナツハゼの実と思ってはいますが、他にもスイコメと呼んでいた酸味のある小さな木の葉っぱ。山を駆けづりまわりながら、のどが渇くとこの木の葉をむしゃむしゃ食べていましたっけ。余談ばかりで失礼しました。
写真は今回も倒れていた五体を立て直して満足げな、石仏修復師の顔を持つ長沢師匠と三十三観音の一部です。ご苦労様でした。
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