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5月4日13時40分ごろ、カボッチョ山頂付近で発生した山火事は丸一日間燃え続き、ビーナスラインを越えてお隣の車山山頂付近まで、約180haにも及ぶ区域が"焼け野原"と化してしまいました。
今年のGW中最大のニュースとなりましたが、カボッチョを愛してやまない(?!)私にとっては、まさに痛恨の大惨事。 心中に動揺と不安を抱えながら本12日、現場を訪れてみました。
池のくるみから望見した拙作添付写真、ご覧いただけましたら幸いです。 蓼科山をバックに、右端のカボッチョ山頂から左端の車山山頂直下までが黒焦げ状態で、心痛む光景が広がっていました。
「これはならじ…」と、同道の妻とともに、池のくるみから防火帯を薙鎌神社まで登り、諏訪湖方面を見下ろす絶景を背負いながら、カボッチョの再生を心から祈願した次第です。
ただ、手塚宗求さんの名著『わが高原霧ヶ峰』には… 質の良い草を得るために、太平洋戦争後、霧ヶ峰の各牧野組合は定期的に大規模な火入れ(つまり、野焼き)をした。 そのために霧ヶ峰は非常に長い年月、レンゲツツジや各種の樹木の発芽や生育が阻止され、美しい草原状態が続いた。 との記述があります。
今回の山火事が、まさに災い転じて福と成す!! カボッチョが美しく生まれ変わるであろう過程を、楽しみに見守ってゆきたいと思っております。
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