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 にゅう    ..山旅     >>引用
      2017/07/07(金) 09:27  No.4583
 
 
この時期、にゅうと稲子岳を結んで歩くことを何年も続けたことがあった。イワカガミやオサバグサ、またコマクサがちょうど花期だったことと、稲子岳の凹地を知ってからは、八ヶ岳に最後に残った秘境の魅力が加わったからだった。

それらの写真を古い順に見ていくと、花の種類によって咲いていたり咲いていなかったりはするが、これは花期が微妙にずれるているだけのこと、しかしオサバグサやイワカガミが徐々に小ぶりになっているのがわかる。オサバグサにいたってはほとんど見かけなくなってしまった。他の山域で高山植物やキスゲやアヤメなどが鹿の食害で激減したという話は聞くけれども、ここでもそんな影響があるのだろうか。イワカガミに関して言えば、葉が減っているようには思えないのだが。

花が最盛期に較べると衰えたことと、稲子岳の凹地に無粋な鹿柵ができ魅力が半減したことなどで、毎年恒例ということはなくなってしまった。だが、そうはいっても夏になると暑い山は願い下げだから日帰りで行ける山の選択肢は限られてくる。となると、以前に登った山にまた登らざるをえなくなるわけで、しかし同じ山だとしてもルートは目新しくしたいのが人情というもの。

そこで思いついたのがにゅうを麓から登る方法で、白駒池から登ることがほとんどのにゅうだから、登山道は静かに違いないし、シャクナゲ尾根と白樺尾根を登降に使えばほぼ周回コースがとれるし、私にとっては両方の尾根をたどるのは2度目で、それもかなりの昔となっては記憶はほぼゼロで新鮮味もある。

去年2度計画に入れたのはいずれも流れ、今年もまた計画したら、晴れとまではならないものの、雨は降らないだろうという天気が訪れて三度目の正直となった。

八ヶ岳の頂稜を隠していた雲は中腹にあったらしく、そこを抜けると青空がのぞいた。シャクナゲ尾根はその名に恥じぬシャクナゲの多さで、花づきのよい年ならさぞ素晴らしいことだろうと思われる。シャクナゲで有名な山域はその花期にはにぎわうが、ここは穴場ではないだろうか。歩く人が少ないのだろう、地面の柔らかさは特筆すべきで、白樺尾根の分岐からは苔蒸した、例の北八ツの森が続くが、せっかくの深山の趣を壊す、多すぎるピンクのテープが目障りである。

イワカガミやオサバグサがちらほらと現れると白駒池からの径が合し、突然地面が固くなる。にゅうには20人ほどの人がいて、さすがに人気の山である。今年はJRのキャンペーンで長野県が取り上げられ、白駒池あたりの苔の森を散策する吉永小百合のコマーシャルが流れているから、そのせいもあるのかもしれない。

20回は登っただろうにゅうの山頂からの展望に新鮮さはないが、それでも展望が効いたにこしたことはない。北は蓼科山や美ヶ原まで見えたし、南には天狗岳も見えるとは望外の収穫だった。

降りに使った白樺尾根は、シャクナゲ尾根よりさらに歩く人は少ないらしく、途中、倒木に邪魔されたり、踏跡の怪しいところもあったが、下るにしたがって良くなって、傾斜が緩んでからは公園の遊歩道を歩くがごとくになった。ドウダンの群生があるので、そこまでは下から歩いてくる人がいるのだろう。

山から下って、すぐに八峰の湯にドボンとなったが、10周年記念セール中ということで、入浴料が安くなったうえに、無料入浴券までもらった。朝方ラジオを聴いていたら、私、つまり3月生まれは運勢が良く、行ったら得するのは高い場所で、高いビルとか塔とか山がいいでしょうと言っていた。なるほど私に関しては当たったらしい。

参加の皆様、お疲れ様でした。


 Re:にゅう    ..おとみ山     >>
        2017/07/08(土) 08:51  No.4584
 
 
何回目の「にゅう」になるのか〜咄嗟に把握できないところは、整理整頓術が苦手な性分によるものであるが、今回は初めての、シャクナゲ尾根から登って白樺尾根を下る、正真正銘のにゅう登山ということで、期待度も高かった。

そして結果は? 年齢不相応のややロングルートではあったものの、幽玄な針葉樹林と、その地表も岩も風倒木も覆いつくす圧倒的な量の様々な苔類、希少種となりつつある(?)オサバグサを筆頭に、点在していた数種の高山植物に癒されながら、気分はハイの楽しい山行であった。

歩く楽しみに花を添えてくれたのが、我々の直ぐ近くの枝に飛んで来て、写真を撮り終えるや否や、さっと身を翻して飛び去った、サービス精神満点のホシガラス(添付写真)。

黒褐色のボディに白い星のデザインがお洒落で、コントラストが美しく、カラスという名前とお世辞にも美声とは言えない鳴き声に、関心が薄かった鳥だったのが〜その器量の良さに評価を一変させることになった。

白駒池から往復する訪問者が多いらしく、山頂付近では珍しく大勢の人類に出会ってしまったが、これも登山道と標識・テープが完備する山とあっては、致し方の無いこと〜渋谷・新宿の佃煮的雑踏に比べれば、可愛いものと納得することにした。

梅雨の隙間を縫って、眺望もまずまず、気温も風も酷暑の下界に比べれば天国的。 目ざとい師匠が下山ルートでヒカリゴケを発見してくれたり、最後にはまだ花を残すサラサドウダンの群生地を通過したりと、おまけの楽しみにも恵まれた素晴らしい一日であった。

ダメ押しは300円の利用料に、タダ券1枚プラスの八峰の湯(ヤッホーの湯)、これも強運の師匠のお陰ということで〜感謝!


 Re:にゅう    ..おとみ山     >>
        2017/07/08(土) 08:54  No.4585
 
 
ついでに、貴重なヒカリゴケも一枚。

 Re:にゅう    ..おとみ山     >>
        2017/07/08(土) 09:23  No.4586
 
 
調子に乗ってもう一枚。ネットから引用ですが、これが「にゅう」の正体。山中の標識には「にゅう」「ニュウ」「Neu」遂には「乳」の表記も。

刈り取った稲を干すために、「稲架・はざ・はさ」とか、地方によって一本立てた杭に蓑虫状に積み上げて行く「ほにょ・ほんにょ」とか・・・・・その一つが「にゅう」なのだそう。

下から見たにゅうの突起を、円錐形もしくは三角錐型の、田んぼのにゅうの姿に見立てたのでしょうか。想像力豊かな人なら「乳」も許されるでしょう。

余談ですが、宮崎県にある航空自衛隊の基地は「新田原」と書いて「にゅうたばる基地」。新=New・ニュー、英語とかけた洒落かと思いたくもなるが、新を「にい」と読んだのが、いつの間にか「にゅう」になったらしい。

JRの駅名はまともに「しんでんばる」(福岡県行橋市)、以上請け売りの一発でした。



 Re:にゅう    ..やまねこ     >>
        2017/07/16(日) 08:06  No.4590
 
 
足手まといのやまねこです。

先日の「にゅう」は有難うございました。足手まといは致し方なしですが、なんとか落伍せずに無事下山できました。多少の印象を以下綴ってみました。

今回は出だしがいけませんでした。出発時に荷物持ってガレージに行こうとして玄関のいつもの鍵ボックス見ました。バイクの鍵が無いのであります。「あれ!いつも帰宅時はここに置くのに?どこだろう?」家の中を探しました。テーブルの上、PC台、キチンガステーブル、応接間に積んである洗濯完了の衣類の山・・しかし、ないのです。東京の女房殿にTEL、「何で私に聞くの!昨夜帰宅しガレージにバイク置いたあとの足取りもう一度見なさい!」でガレージから玄関までの通路や玄関および室内くまなく探しました。ありません。疲れて洗面所までふらふら行くと洗濯機の蓋が開いています。ふと中を見ました、昨日暑くて汗をかいたズボンを脱ぎ洗濯槽に投入したのです。「まさか」とズボンのポケット探りました。ありました。鍵があったのです。こうして今回の木曜山行は傷心の出だしだったのです。時間遅れて待ち合わせ場所の大泉駅前の駐車場に到着しました。皆さん待っていてくれました。誠に申し訳ない!

山旅師が「掲示板には『こけ〜っ!』って書けばいい」と言い放っていました。その通りであります。北八ッは「こけ、こけ、こけ・・・」の印象が誠に鮮烈、鮮明であります。特に行きの登りのシャクナゲ尾根から右手の向かいのシラカバ尾根?の側に一面にびっしり貼りついたコケは見事そのものでした。「なんだ!あれは・・」緑のビロードのぶ厚そうなコケの絨毯が斜面を一面に覆っていました。後刻にゅう山頂にておとみ山氏に告げましたが「見逃した」とのことでありました。山旅師が「JR東日本のCMで吉永小百合が『400種の苔がある』と言っていたのはここの苔だ」と言っていた。しかし、400種もの苔をこの森で丹念に一つずつ確認して行った人物とはどんな男?だろう。気が遠くなる。山道で花を見つけ「オサバグサよ」「イワカガミだ」と確認して喜びつつ進む坂井女史、おとみ山両氏の比ではないに違いない。遥か昔夜空の星屑を凝視し星座を考えた古代ギリシャ人も同じような生態を持った人種であったのだろう。平均値人間とは程遠い3σ(98%)の外側なのだ。

例によって小生の後部についたおとみ山氏、坂井女史二人はそこここに見られる可憐な花に歓声を挙げていましたが花音痴の私は「何たる静かな森か・・何たるコケの見事さか・・」森林とこけしか目に入りません。南八ガ岳にはないこの「こけ」群はなぜここにこんなに?気候は南と変わらないのに・・。恐らく湿度が高いからか、ならばなぜここの湿度が高いのか。肌にはそんなに感じない。いろいろ歩きながら考えました。「ここのコケは静寂だから安心して育つのだ」が吾の結論であります。騒山婆衆、こまどり内館嬌声の山では無理なのです。

南途中からシャクナゲの木も消え森林登山道を黙々と進みました。「にゅうは有名な山だ、今回は人類と頻繁な遭遇あるだろう」と覚悟して来たが二人連れの下山者と会っただけでした。「この時間にもう下山か?」と思いました。山旅師が「天狗岳登り黒百合ヒュッテ泊まりで下山して来たんだろう」と言っていました。

いつの間にかシャクナゲが消えたのは「高度が上がったからだ」と山旅師、こけに気が取られ気づかなかった。白駒池からの分岐を過ぎるとゴツゴツ岩に木の根が貼りついた誠に歩きにくいルートになった。もう一つの分岐を過ぎると山頂近くの岩となった。「にゅう」の山頂だ。「乳」「にゅう」「ニュウ」「NEW」・・色々な人物が命名したのだろうが、どれが本物か?まさか英語の「NEW」は後付け語呂合わせだろう。山旅師によれば稲の収穫後の藁を塔状に積み上げたものを言うらしい。これは関東以北東北では「サンダラボッチとかムギワラボッチ」と言ったと思う。たしか吉展ちゃん事件の犯人「小原保」が故郷の福島に逃亡していた際、刈り取り終わった田んぼの「サンダラボッチの中に3日寝て人目と寒さ凌いだ」と取り調べで白状した、と言う。この塔状の形態が「にゅう」と似ているかららしい。山頂から向こう側覗いたら断崖になっている。怖い!15人位の登山者が貼りついていた。天狗岳も見えたが若干ガス掛かっていた。あの山に中学2年の時に学校行事で全学年200人位で諏訪側渋の湯から登った。東京下町の中学校だったが確かクラスメート1名が登りで高山病に掛かり動けなくなった。ガリベン秀才の千葉からの越境生徒で美男子で女性徒に人気抜群だった。「ザマーミロ」と思った。「稲子岳」と言うのは初耳だ。こちら側に行ってみたい。帰宅して調べたら「北八ツの秘境」とあった。

下山時に先行山旅師が正規ルート以外のササやぶを漕いで林道に出たがこの途中の木に黄色いリボンが巻いてある。赤いリボンではないがいわゆる山道の正規道標マークではないらしい。山旅師は「どういう意図でマークがつけられたのかを判断しなければならない」と言っていた。先日の臨幸峠時も「鹿道だからこっちはだめだ」なんて教わった。単独行の加藤文太郎は一体どういう動物感を保有していたのか?

帰路の温泉は「八峰の湯」に寄った。茅葺の鄙びた温泉かと思っていたが誠に立派な施設で開場10周年で¥300でした。ラッキー。1年間有効の無料入場券も貰ったが又来なくては使えない。出口で地元の入場者にプレゼントしてもよかった。
今回もなんとか「足でまとい」は免れたいい山行でした。一時最後尾になり下山中又しても道間違えて降りかかったが初めての同行の田原氏に「そちらではないよ」と助けて頂いた。感謝です。  
やまねこ


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