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毎年、新年会の会場選びには頭を悩ませる。最近ではなるたけ歩かずにすむことが第一条件になって、しかも人けがあるようなところはダメなのだからいよいよむずかしい。
これまで新年会をした会場で良くなかったところはまったくないのだから、同じ場所でも構わないのだが、新年会だから新しい会場でという気持ちもある。そこで地形図を眺め、6年前に見つけてあった会場を思い出した。見つけただけでそれきりになっていたのである。
6年前にここはいいと思ったとしても、その後どう変わったかわからない。意外なほど樹木は成長するから、陽ざしがなくなっていては困る。それで前日に下調べをして今の状態を確認した。
場所は茶刈山南麓である。茶刈山といっても知る人はほとんどいないと思うから、知らないままにしておこう。「チャッカリヤマ」とはなかなかいい名前である。チャッカリそこを使わせてもらおうというわけだ。
おとみ山を迎えに行って、近所の鎧堂観音に参拝したのち現地へ向かう。6年前にはなんら問題なく歩けた道には、おびただしい倒木が行く手をさえぎって、もはや廃道である。それらを乗り越えたり迂回したりして茶刈山に登頂後、やはり倒木を乗り越えて下って会場に到着した。何段かになった平地があって、かつては桑畑だったのかもしれない。少々くぼ地になっているから風もさえぎられ、南の空が開けているので陽ざしもある。
このご時世だから換気だけには気を付けて、壁と天井のない会場である。総勢6人で2時間気炎を上げた。
本年もよろしくお願いします。
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