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私はそのころ、蔵王と青木湖のスキー場をベースに仲間達と一緒に滑りまくっていたのだが、ある日地元の友人でSAJ指導員のサイトウさんとリフトに乗りながら白洲次郎(ヒュッテ・ヤレン)の話をしたところ、山荘も現存しているし、支配人を良く知っているので中を見せてもらえると言う。そうしてS女史とOさん、そして私の3人は支配人の案内で山荘を見せて貰った上、オーナーも紹介して頂いた。
そして2010年ごろ、東京に住むオーナーと話し合いの末、「ヒュッテ・ヤレン保存・活用の会」創設を了承してもらい、活動を続けた。(詳細は、まちネットHPを参照) 話はずいぶん飛んでしまったが、先日のテレビを見て何故吉田茂が20歳以上も年の離れた白洲を側近にしたのかわずかながらも知ることが出来たことが嬉しい。
余談になるが、先日石破首相が椅子に座ったまま握手したことがマナーを知らないと批判されていたが、似たようなケースが池田隼人元首相にもあった。今回のテレビにも映っていたのだが、講和条約調印のためアメリカに向かう飛行機の中で池田が食後に喰え楊枝で寛いでいると、後ろの席の白洲が「行儀が悪い」と言って素早くそのつま楊枝を取り上げたという話を「風の男 白洲次郎(青柳恵介著)」に記されている。 知識人でも政治家でも有名人でもマナーの知らない人はずいぶんと多い。【20241128(木)】
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