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私が住む恵比寿は荻窪なども含めラーメン激戦区となっている。 日本のソールフードと言われるぐらいラーメン好きな日本人だが、都道府県別ではふるさと山形がラーメン消費額日本一、それも三年連続というから驚きだ。餃子は浜松が日本一で宇都宮は三位に後退した。 ラーメンに餃子は付き物だと思っていたがそうでもないらしい。
何故山形が消費額日本一かというと、戦争中戦火を逃れた中華街の人たちが山形に疎開、そこでラーメンを広げたとうのがその理由らしい。ただし山形県全体に疎開したわけではなく、村山地方(山形市を中心とした)あたりから広まったのだと思う。実際私の実家がある最上地方(新庄市エリア)ではそういう話は聞いたことがなかった。 お客さんが訪ねてくるとラーメンを出前でとって振舞っていたと聞いたこともある。
むかし恵比寿には「香月(かずき)」という人気のラーメン屋さんがあった。 麺の太さ、ゆでの時間、味の濃さ、卵やシナ竹などのトッピング他、座って並んでいる空き待ちの人10人ぐらいの好みを暗記して瞬時に作り手に伝えるまさに職人技ともいうべき凄腕ならぬ凄技暗記力の人がいた。この人の暗記力を見たくて通う人もいたようだ。
恵比寿の隣の代官山に住んでいたころ、マンション前の坂を下りたところに東京ラーメン(と言えば醤油ラーメン)を売っている屋台があってタクシー運転手のたまり場的な屋台だった。 ところが儲かりすぎが原因なのか離婚して恵比寿と六本木にそれぞれ同じ名前のラーメン店を出したのだが、いつの間にかどちらも消えてしまった。 美味しい函館塩ラーメン店が私の行きつけの店である。 一番とか二番とかは問題ではなく、それぞれ個人差があるわけで、あくまでもその人の好みが優先されるのではないかと私は思っている。【20250209(日)】
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