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 ナチスはなぜドイツ国民に支持されたのか 
これが私の長年の疑問だった。何か原因があるはずだと思っていたけれど、「ケインズとナチス」を読んでこの疑問が氷解した。
ヒトラーはその政権前期に公共事業による失業者の救済を徹底的にやったということなのですね。その代表例がアウトバーンに代表される公共事業です。当時600万人と言われた失業者が公共事業で3年の間にほとんどいなくなったようです。 ヒトラーは軍事拡大による失業対策をやったといわれているようですが、その政権前期には社会資本整備による労働需要を作ったのだということを読んでドイツ国民が彼に全幅の信頼を寄せたということがよく理解できました。

 
魔法使い  ++.. 2017/03/01(水) 20:59 [14479]

 
http://d.hatena.ne.jp/snozue/20110210/1297331223
これを一読すればほぼケインズとヒトラーの関係が要約されている。

魔法使い  ++.. 2017/03/01(水) 21:11 [14480]

 
シャハトという経済のプロがドイツにいた。第1次大戦後のドイツのハイパーインフレを克服し、600万人というドイツの失業者を公共事業政策によって減少させ、ユーロのもとになるような共通貨幣を提案するなど経済人として優れた結果を残した。
 シャハトのおかげでナチスは軍事拡大の資金を手に入れることができたが、彼は狂信的なユダヤ人排斥にくみすることはなかった。
 彼は実務の人だったように思う。従って毀誉褒貶とまではいわないが、実務に携わるということは清水に棲むのとはわけが違う。結果として評価は灰色にならざるを得ない。しかし、彼の主張するところは明確である。

戦後の裁判の最期にシャハトはこう語ったという。「ヒトラーには忍耐力も理解力もなかった。私は彼の政策にそういう要素を盛り込もうと奮闘したが、失敗に終わった。それが私の悲劇の人生だ。しかたがない。いままで生きてきてこれほど惨めなことはない。私が戦争を支持したことはない。戦争は勝っても負けても人道に対する罪だ。今手にしているこの雑誌によると月はいずれ地球に落ちてくるそうだが、その日が来るまで我々は世界をもっと住みよい場所にしようと努力しなければならない。今はそういう心境だ」
共産主義には強い拒絶感を示し、「ナチズムよりボルシェヴィズムの方がはるかに危険だと思う。確かにボルシェヴィキは民族根絶やしを目論んだことはないが、この一点を除けば、民間企業軽視など、極左の方が人の道から外れている。」「ソ連占領地域では財産を無償で接収する法律が既に公布されている。ザクセン州にある5000の製造業者が無償で財産を奪い取られた。私有財産制度を廃止すれば社会生活の根幹が揺らいでしまうというのに。」「他人の財産に手を出すのは犯罪だ。この手口はボルシェヴィキとヴェルサイユ条約によって採用された。これほど大きな過ちはない。」と述べた

魔法使い  ++.. 2017/03/08(水) 03:36 [14481]

 
ユダヤ人に対してはこう語っている。
ユダヤ人迫害については次のように述べた。「私は人種的迫害には賛成しなかった。私が経済相と国立銀行総裁を務めていた1933年から1938年まではユダヤ人が経済や金融で不利益を被ることはなかった。その間もナチスはユダヤ人を標的とする迫害や略奪を行っていたが、それは私の管轄外なので責任は負えない。私はユダヤ人の友人をドイツ国外に逃がすことで助けていた。ただユダヤ人問題はいくつか原因があった。もちろんヒトラーは常に反ユダヤ主義者だったが、彼が政権を獲る直前のドイツではユダヤ人が数々の金融不正事件に関与していた。しかもユダヤ人は東方から続々とやって来てドイツに定住し、ビジネスを展開中だった。そのうえユダヤ人の中にはおびただしい数の共産党員がいた。」

魔法使い  ++.. 2017/03/08(水) 03:43 [14482]

 
「ユダヤ人の中にはおびただしい数の共産党員がいた。」とのことだが、なぜなのだろう?
これは類推だけれど、『貧しい』ユダヤ人の中にはおびただしい数の共産党員がいた。』ということだと思う。
ユダヤ人は金持ちではない。ごく一部のものが金持ちだというにすぎない。考えてみると、自分たちの国を持てず土地の所有も許されず職業選択の自由を奪われた中で大多数のユダヤ人が豊かになれるはずがない。
 豊かなユダヤ人はさっさとアメリカに亡命しただろう。そして、アメリカも受け入れたのだが、受け入れたのは豊かなユダヤ人である。

魔法使い  ++.. 2017/03/08(水) 03:51 [14483]

 
レマルクの代表作である凱旋門は「第二次世界大戦中のパリを舞台とし、ナチスの影におびえながら、復讐相手を追い続ける日々を生きる医師、ラヴィックと女優ジョアンの鮮烈な恋を中心に、第二次大戦前夜を生き抜く人々を描いたさくひんである。」
レマルクはアメリカへ亡命した。監視の対象であったレマルクは 彼の二番目の妹エリフレーデが故国ドイツでゲシュタポに逮捕され、「戦時利敵行為罪」で処刑されたのは1943年12月のことである。」

魔法使い  ++.. 2017/03/13(月) 01:48 [14484]

 
ドイツもソ連もアメリカもそれぞれ虐殺に手を染めている。
フランスも自転車競技場にパリ在住のユダヤ人を6千人以上押し込め最終的には1万2千人を超えるユダヤ人をアウシュビッツ送りにしている。
人道に関する罪というなら、先進国と言われている国はどこもかしこも虐殺だらけである。21世紀の現在も住民大量虐殺はとうとう低開発国にまで及び、もう手が付けられない。

魔法使い  ++.. 2017/03/13(月) 02:36 [14485]

 
シャハトは実に毅然としている。
『戦後の裁判の最期にシャハトはこう語ったという。「ヒトラーには忍耐力も理解力もなかった。私は彼の政策にそういう要素を盛り込もうと奮闘したが、失敗に終わった。それが私の悲劇の人生だ。しかたがない。いままで生きてきてこれほど惨めなことはない。私が戦争を支持したことはない。戦争は勝っても負けても人道に対する罪だ。今手にしているこの雑誌によると月はいずれ地球に落ちてくるそうだが、その日が来るまで我々は世界をもっと住みよい場所にしようと努力しなければならない。今はそういう心境だ』

魔法使い  ++.. 2017/03/13(月) 03:13 [14486]

 
ヒトラーには忍耐力も理解力もなかった。
ここは 大変重要なところです。つまり、ヒトラーにはシャハトが行った公共事業による不況脱出といった経済政策など眼中になかったということになるからです。
彼がシャハトの政策で興味があったのは国家財政が回復して軍備を際限もなく増強できることではなかったかということです。あるいは、ユダヤ人を集団的に強制移住(あの世送りを含む)させることには興味があったし、彼らの持っている財産を奪うことには大いに興味があった。
事実、シャハトとヒトラーは際限のない軍拡とユダヤ人迫害は完全に対立している。
 ヒトラーの前期政権時の事績をもって、きとらー個人を評価する考えもあるようだが、政権としては評価できてもヒトラー個人は評価できない。

魔法使い  ++.. 2017/03/14(火) 01:08 [14487]

 
ユダヤ人の考え方
「離散の歴史の中で、ラビ達は自分たちがどのように存続できるのかということを考え続けました。

土地を大切にするよりも、財産を守ること、没収されうる財産を持つよりも、没収されない財産を持つことが重要だということをユダヤ教は教えます。

会計学を発展させたのはユダヤ人でした。そのアイディアは、離散と迫害の歴史が生み出したものだったのです。彼らの会計学もまた、「必死」なものでした。お気に入り詳細を見る

出典
ftalphaville.ft.com
常に迫害のリスクにさらされるユダヤ人は没収されうる金や宝石などを持つ以外の方法で財産を保全する方法を自ら開発しました。

その一つが紙幣です。ユダヤ人の中で古くから信用取引が成立するようになりました。古代から離散の歴史を繰り返したユダヤ人は、数世紀の間に北半球全域に広がっていました。

紙幣や為替は、彼らが貿易を行うことを可能にしたのです。やがて株式や海上保険を発明したのもまたユダヤ人でした。」

魔法使い  ++.. 2017/03/14(火) 01:20 [14488]

 
フランスでは1941年ヴィシー政権によるヴェルディム(自転車競技場へのユダヤ人強制押し込め)事件があったけれど、迫害はと大量虐殺はそれ以前からずっと続いていたんだねえ。
https://matome.naver.jp/odai/2137950327511744801
1348年のフランスでのユダヤ人大量虐殺の様子が描かれています。多数のユダヤ人が子供や財産を奪われ、火あぶりとなりました。

魔法使い  ++.. 2017/03/14(火) 01:29 [14489]

 
https://matome.naver.jp/odai/2137950327511744801
迫害は109回もあったのだそうな・・・。
世界では過去に合計109回、様々な国でユダヤマフィアが社会の害とみなされ公式に追放令が発布されているというその「迫害」の歴史の長さを視覚化したビデオ。youtu.be/Kr9fyxUgkok

魔法使い  ++.. 2017/03/14(火) 01:36 [14490]

 
この辺りも面白い。
「キリストが言ったことにすれば、なんでも教義に組み込むことができるというキリスト教の自由度の獲得は、封建社会におけるその後のキリスト教の発展を招きました。」

魔法使い  ++.. 2017/03/14(火) 01:39 [14491]

 
ユダヤ人が迫害を受けたのは結局、時の政権に与しない宗教を教義としていたからなんだな…。
神との契約だけが唯一正当性があると言い張られれば、時の権力者は逆上するだろう。
なるほど、なぜ、ユダヤ人が迫害を受け続けたのか、この辺りが核心ですね。

魔法使い  ++.. 2017/03/14(火) 01:50 [14492]

 
もう一つの理由はやはり。高利貸しをやっていたという事実だなあ…。ユダヤがすべて高利貸しであるはずはないけれど市民の恨みつらみの対象として、また、為政者への批判の矛先をかわす意味でも、ユダヤ民族は利用されてきた。
彼らが、各地域の民族と同化してしまえば迫害もされなかったろうけれど、同化してしまったらユダヤ民族は今頃消滅しているだろうから、民族としては全く意味がないことになる。

魔法使い  ++.. 2017/03/17(金) 22:11 [14495]

 
さて、ナチスの政策に戻るけれど、シャハトが考え出した国債通貨システムはいまだにその輝きを失っていない。
ナチスの考えた国際通貨は、二国間での決済用通貨だけれど、面白いのは貿易の決済は赤黒トントンが基本で、貿易黒字の国は相手国から輸入することによって、赤字国は相手に輸出することによって国際収支をバランスさせ、二国間の生産物をフェアートレードするという、実に素晴らしいシステムをシャハトは考え付いていたけれど、このシステムも米英の反対でつぶされている。

魔法使い  ++.. 2017/03/17(金) 22:18 [14496]

 
ヒトラーの最大の欠点はその独裁性にあるだろう。独裁政治家にとって自分以外の人間はすべて、自分の妄想を実現するためにだけ存在する。
彼がドラッガーと決定的に異なるのはここである。

人は利用するためにのみ存在する・・・。

おぞましい考えである。

魔法使い  ++.. 2017/03/27(月) 06:13 [14519]

 
人は利用するためにのみ存在する・・・。
こうした輩はなにもヒトラーに限らない。
最近ではお互いに利用しあうのならよくて、これをwinーWINの関係と言って推奨するやつもいるけれど、ものには限度というものがあるのだ。
利用しあうだけの関係トいうのは実にはかないもので、簡単に言うと「金の切れ目が縁の切れ目」ということに過ぎない。
お互いのいいところを認めあうのは何なら悪いことではないけれど、ものには限度というものがある。根本的に考えが違うとなれば、別れることもやぶさかとしないというのが正解であろう。

   古代中国はすごいねえ・・・。         
君に この金色の大きな杯を勧める 
なみなみと注いだこの酒 遠慮はしないでくれ
花が咲くと 雨が降ったり風が吹いたりするものだ 
人生に 別離はつきものだよ

魔法使い  ++.. 2017/03/31(金) 05:46 [14525]



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