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No.432 への▼返信フォームです。


▼ 東京の下町   引用
  あらや   ..2018/01/18(木) 18:53  No.432
  初期「人間像」デジタル復刻と併走するように半年間読み進んで来た『吉村昭自選作品集』(新潮社,1991)ですが、ついにラストの『別巻/東京の下町ほか』です。

吉村昭。昭和2年、東京日暮里の生まれ。針山和美氏が昭和5年の倶知安生れですから、例えば、敗戦直後の昭和21〜22年なら、吉村昭は学習院高等科文科甲類に合格、針山氏は戦中の勤労動員から倶知安中学に復学といったように「大学/高校」「東京/北海道」といった微妙な違いが大変興味深かった。勉強にもなった。さらに、吉村昭は昭和23年の肋骨5本を切除する大手術を挟みますから、それぞれの同人雑誌時代が微妙に重なって来ていて、それぞれの作家にとって転換点にあたる重要作品、例えば吉村昭なら『少女架刑』、例えば針山氏なら『百姓二代』を書いたのがこの歳だったのか…みたいなことをよく考えました。いい体験でした。

 
▼ やみ倉の竜 ほか   引用
  あらや   ..2018/01/18(木) 18:56  No.433
  というわけで、ポスト「吉村昭」というか…

夜、布団の中で読む本を探して放浪中です。しかたないので、佐々木譲『真夏の雷管』も、若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』も、リクエスト出しました。『真夏』が24人待ち、『おら』が7人待ち。『おら』が7人で済んだのは、リクエスト申し込んだのが芥川賞受賞前だったから。(ラッキーと言えるのかな…)

柏葉幸子+佐竹美保の『やみ倉の竜』は「北海道青少年のための200冊」コーナーに別置されていたのをたまたまゲット。よかった。でも、同時期に発売された『涙倉の夢』はついぞ書架で見たことがない。(もうこれもリクエストかな。読みたい本は全部リクエストで出して、届いたものから読んで行くような生活になって行くのかな…これからは)

「小樽」本ということで借りて来た二冊。一冊は駄作もいいところでしたね。名誉も生活もあるのだろうから著者名も書名も明かさないが、こんな本、紙資源の浪費だ。もう一冊、荒巻義雄『ロマノフ帝国の野望』は今夜から読書開始。



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