| 「同人消息」欄まで来ました。いつもなら、これで「編集後記」を仕上げて、第90号作業完了しました…となるのですが、ここから第100号までは、『〈人間像史〉ある文学徒集団の歴史』が加わります。もうちょっと続きます。
■針山和己 六年間住んだ共和町から、羊蹄山麓の京極町に転勤。待っていた校務分掌が、事務と経理という文字通りの雑務に加えて、女の事務官が産休で留守のため、てんてこまいの忙しさで、当分は小説どころではないらしい。おまけに、京極文芸サークル設立の相談を持ちかけられて、多忙は続きそうである。 ■福島昭午 何年ぶりかで本誌に雑文原稿を書いたが、それに勢いを得て、これまた十年ぶりに小説を執筆中とか、なんとしても書き上げてほしいところ。 ■蛭子可於巣 いま一番油がのっているのがこの御仁であるかも知れない。古宇や針山に尻を叩かれて、とにかく毎号書いているのは立派というべきだろう。 ■上沢祥昭 松平家の城下町川越市に移っただけでなく、職場まで変えたのだから、普通なら精神的にも肉体的にもへたばるところだが、苦境に陥ると強いのがこの人の特徴で、大作「人間像史」の執筆に心血を注いでいる。人間像にとっては、誠にたのもしい存在である。 ■平木国夫 大作出版後、鳴かず飛ばずに見えるが、さにあらず、業界誌に着々と連載中で、その暇を見出しては、人間像にも書くとはりきっている。 ■朽木寒三 カンゾウがカンゾウをやられて静養中。といっても、動けないほどではなく、無理がかからぬ程度に仕事はつづけているとの由。この人の作品も久しくみていないような気がするのは、自分ひとりではないであろう。しかし、体が大事。 ■古宇伸太郎 老骨にむち打って、大作「漂流」を執筆中。次号が最終回になる予定。
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