| 十月八日の「支笏湖・洞爺湖めぐるバスの旅」、疲れた。
晴れ男伝説にもついに終わりの日が来て、八日午後からは雨の合間を見ては予定のコースをなんとか歩いたりしていたけれど、最後の「知里幸恵・銀のしずく記念館」で館長の横山むつみさんの訃報を知らされ、なにか得体の知れない悲しみが襲ってきました。帰り道の身体がひどく重かった。
バスの旅の後は今日まで三連休だったのだけど、なんか、疲れをとるだけで三連休が吹っ飛んだ感じです。この怠い感情や身体のまま、今週日曜日の倶知安風土館講座「くっちゃんアーカイブをつくろう」第1回に突っ込んで行くと思うと、ちょっとキツい。
唯一の救いは、手元に桜木紫乃『裸の華』があったことかな。昨日一日、部屋にひきこもって布団かぶって読んでいました。
踊り一筋のストリッパーが骨折して舞台を降り、四〇歳で故郷札幌に戻って、ススキノで店を開 <。従業員はわけありのバーテンダーと、性格のまるで違う新人ダンサー二人。どこまで演歌な話になるかと思いきや、なんだこの潔さ。 (朝日新聞2016年8月28日書評/中村和恵・評)
図書館現場にいると新刊図書はわりと楽に手にとれる。この快適さももうすぐ終わり、またただの図書館一利用者に戻って行こうとしているのだけれど、その話は風土館講座が終わった後にでも。
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