| 「人間像」第76号作業を終えたので、久しぶりに白石北郷の実家へ。今年はお盆を失礼したので、お彼岸の方で墓参りです。
今回はもう一つ目的がありました。それは、米里中学校が意外と北郷から近いことがわかったので、今度白石に行った時は歩いて米里中学校にトライしてみようと思っていたのでした。そこには山田吉泰「翔き」があります。 考えたら、野外彫刻マニアとはいえ、学校にある彫刻って、札幌西高みたいな例外はあったけれど、一応は学校の敷地内にあるものだから昔は遠慮していましたね。コースから無意識に除外していました。それが大きく変わったのは、やはりコロナウイルスってことになるのかなあ。学校がこれほどの長期にわたって休業になるなんてことはやはり前代未聞のことではありました。あの時、あの建物は何故ここに、あそこにあるのだろうか…と一瞬ですけど考えました。学校が再開された六月以降、あの記憶は日を追うごとに薄れつつあるけれど心にそういう想いがよぎったことは確かです。そのあたりからではないか、私の場合は、この学校、あの学校にある彫刻がなにか大切なもののように思えて来たのですね。それにもう『山の子供』のような世界に還って行けないことを感じた日々、ごく自然に、この眼に残しておきたくて彫刻散歩のコースに学校も入るようになりました。
「翔き」、よかった。土日だし、急きょ、明日の小樽への帰り道で札幌の学校彫刻ツアーをすることにしました。気になっている彫刻がいくつかあるのです。
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