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No.567 への▼返信フォームです。


▼ 第1回 朝里川桜咲く現代アート展   引用
  あらや   ..2021/05/26(水) 10:40  No.567
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桜、咲いていましたよ。小樽は蝦夷山桜の季節です。「ハルカヤマ藝術要塞」が幕を閉じてしまって淋しい想いをしていたけど、朝里が頑張ってくれたおかげで少し元気が出た。この、コロナ下での開催には本当に頭が下がる。

頭が下がると云えば、「北海道デジタル彫刻美術館」、ついにスタートしましたね。昨年夏から待ち望んでいました。以下、四月の道新記事の引用です。

 野外彫刻3150点ウェブに収蔵
 札幌の市民団体 保全の広がり期待
 IT初心者ら 道内巡りコツコツ30年
 野外彫刻の調査や清掃などを行う市民団体「札幌彫刻美術館友の会」が、道内の野外彫刻をデータベース化し、ウェブサイト「北海道デジタル彫刻美術館」を開設した。野外彫刻を一括管理する組織も資料もない中、会員が各地をまわって一つ一つ調査。会員の多くがシニアのIT初心者≠ニあってデジタル化に苦戦しつつも、「継続は力なり」を合言葉に足かけ約30年、ようやく念願を果たした。
(北海道新聞 2021年4月10日夕刊)


 
▼ 道新記事(続き)   引用
  あらや   ..2021/05/26(水) 10:43  No.568
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 公開を始めたのは3月中旬。その直前には、同会の橋本信夫会長(88)ら会員4人が札幌市内で集まった。「デジタル彫刻美術館」の本格運用を控え、検索機能などの最終チェックをするためだ。
 だが、メンバーは「あれ、ここどうするんだっけ」「なんか違うんじやない?」「これかしら」―。なにやら混沌とした空気が漂っていたが、細川房子さん(73)は「パソコンできる人いないのよ。ただのおじさん、おばさんですから、いつもこんな感じです」と笑った。
 「北海道デジタル彫刻美術館」は道内179市町村に設置された3150点を網羅。作家数は729人にのぼる。市町村や彫刻の素材などで検索すると、該当する作品の写真とともに、作品名や作者などを知ることができる。
 サイトの基になったのは、会員だった仲野三郎さん(故人)が1987年ごろから独自に始めた調査だ。妻と各地の野外彫刻をたずね、約20年かけて2400点を撮影。制作年や素材などの基礎資料も収集した。これを他の会員たちが引き継ぎ、さらに約700点を追加。2006年から資料のパソコン入力を始め、データベース化を目指した。

 
▼ 道新記事(続き)   引用
  あらや   ..2021/05/26(水) 10:46  No.569
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 メンバーは60〜70代が中心。自力でパソコンやインターネットを習得し、ホームページ制作や地図作成といった技術は講習会に参加するなどして学んだ。会員の入退会などで作業が停滞気味の時期もあったが「一つ一つ丹念に教え合い、補い合いながら」(橋本会長)、コツコツとゴールを目指した。
 サイト開設の背景には、野外彫刻が置かれている厳しい現状がある。コンクリートや木は経年劣化や腐食が進みやすい。耐久性が高いブロンズも、酸性雨の影響とみられる変色などが起きる。定期的なメンテナンスや保全対策がとられないまま、劣化が進んでいる作品も少なくないという。「野外彫刻は設置して終わり、ではない」と橋本会長。作品を知ってもらい、文化財としてどう守っていくか考えるきっかけになれば、と期待する。
 本郷新記念札幌彫刻美術館の吉崎元章館長は「(同館で)数十年前に道内の野外彫刻を調査したことがあるが、あくまで書類ベースだった。会員が実際に足を運んで調査した確かな情報が、誰もが見られる形で公開されるのは、とても価値がある」と評価する。
 実はデジタル彫刻美術館はまだ完成しておらず、解説文を付ける作業が続いている。既に解説が完成しているのは札幌市内や近郊の作品約120点で、残りあと約3千点。会員の地道な歩みはこれからも続く。

 
▼ 北海道デジタル彫刻美術館   引用
  あらや   ..2021/05/26(水) 10:52  No.570
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https://sapporo-chokoku.jp/digital-sculpture/search.php

例えば、岩内町の人影ない雷電海岸にあるレリーフ。壁面に「ヒデノリ」のサインがあったので作者は米坂ヒデノリと直感したのだが、裏面に彫った碑文は潮風に腐食されてぼろぼろ。タイトルも来歴も何も読めない。最近、古宇伸太郎『漂流』の仕事をやっているので、昔この海岸線は鰊漁で賑わった、一応小学校はあるくらいの集落であったことを知りました。でも、現在はレリーフひとつがぽつんとあるだけで、あたりには建物ひとつない。あんな人気ない場所の彫刻、載ってないだろうと「岩内町」を検索したら、載ってた。凄い。

このホームページは残ると思いますね。パソコン技術なんか、本当に伝えたい気持があれば後からついてくるとも思う。事実、自分の足で歩き、ここにこんな彫刻があるんですよ、この美しさを誰かに伝えたい、残したい…という気持を過不足なくストレートに表現している大変すぐれた機能と思う、このシステムは。しかも〈無料〉だ。芸術の森美術館が典型だけど、入館料払わないと見られない野外彫刻なんてナンセンス。こういう美術館は〈野外彫刻〉が持っている意味や価値を意図的に誤解していると私は思っている。少しは「北海道デジタル彫刻美術館」の知性を見習ってほしい。

各市町村毎にひとつかふたつ載っていない作品があるのだけどどうしたものか。今現在も新しく建てられる彫刻もあれば、老朽化や設置主体や設置場所の変転によって消えて行く彫刻もある。札幌彫刻美術館友の会に通じる回路みたいなものがあるともっと良くなると思うのだが。



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