| TOP | HOME | ページ一覧 |


No.605 への▼返信フォームです。


▼ 須田茂さん   引用
  あらや   ..2018/07/05(木) 08:44  No.605
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 50.3KB )

先週の内に『近現代アイヌ文学史論〈近代編〉』を読了していたのですが、第35号作業が少し長びいたので今になりました。

かなり驚いた。小樽新聞の違星北斗短歌には並木凡平の手が入っているのではないかという考察が「註」の個所に廻ったり、溢れる情感で書かれていた知里幸恵の「回復」が普通の論文文章に縮められていたり、と、『コブタン』発表時にはそこが須田茂さんの真骨頂だと思っていたところが、みんなきれいに区画整理されて険しい地域もなく安全な町になっていました。単行本になるって、こういうことなのでしょうかね。少し淋しいな。

でも、こういう形で「近現代アイヌ文学史」の全貌を私たちの前に出してくれた歴史的意義は揺らぎません。私はここで語られた本の全てを読みたいと思いました。それを実現する人間像ライブラリーをちょっと想いましたね。(寿郎社が『近現代アイヌ文学史論〈資料編〉』を出版してくれるのでもOK)

(今は山科清春さんと言うのかな…)山科さんが違星北斗について〈自らが縫い針のようになって、同族の間に糸を通し、「点」と「点」をつないで「線」にしていったのだ〉と言っていたことが、この本によってようやくイメージすることができました。北斗の全作品を読めるのもライブラリなんだろうが、「縫い針」の姿を実証するには「近現代アイヌ文学」ライブラリーが必要と考えます。




Name 
Mail   URL 
Font
Title  
File  
Cookie  Preview      DelKey