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No.702 への▼返信フォームです。


▼ 十九才   引用
  あらや   ..2019/09/06(金) 09:08  No.702
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昨日、竹内紀吉氏の『雪 津端宏・竹内紀吉集』の7作品をアップしました。竹内氏、十九才。今月は、竹内氏の都立両国高校定時制文芸部時代(昭和30年代)の作品がしばらく続きます。孔版印刷や原稿用紙からのデジタル化になりますので幾分時間がかかるかもしれない。
ちょうど「人間像」作業が第55号より昭和35年(1960年)に入りましたので、このタイミングで竹内作品をすべてカバーしておこうと考えました。「1960年」と「1959年」は感覚的にはずいぶん違うように感じます。195-年と聞けば、やはり心のどこかに〈戦争〉や〈進駐軍(アメリカ)〉の記憶を残している感があり、作家や作品によってはかなり長い間その影を落としていたように思います。それが次第に薄らいで来るのは1950年代もずっと終わりの頃だったような印象です。
「1960年」にはあまりそのような影を感じないのですね。世の中の意識がなにか少し変わったような印象を受けます。高度成長のスイッチがポンと入ったような… まあ、六十年後の現在から「1960年」を見ている私たちは、すでに1964年に東京オリンピックがあることを知っていますから、そんな風に考えるのかもしれないが。でも、京極町立錦中学十四才の女の子にとっては、教師の語る「三年後の東京オリンピック」の言葉は相当な衝撃ではあったでしょうね。
去年の9月6日にも、竹内氏作品を作業していたのも何かの縁でしょう。(『五の日の縁』、凄かったなあ…) 『哀傷』も、『次郎鹿の森』もきちんと読めました。(私的には、その前の週に仕事していた小野静子『不良少女』を思い出していた…) 夜が闇であることを久しぶりに感覚した一年前と同じ夜がこれらの作品には流れていて心が落ちつきます。


 
▼ ブラックアウト   引用
  あらや   ..2019/09/11(水) 16:03  No.703
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【台風15号】「暑くて寝られず」「ろうそく頼り」 千葉で停電続く、なお54万軒 断水も9万戸、ライフライン深刻
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/625922
台風15号に伴う県内の大規模停電は、東京電力パワーグリッドの10日午後4時時点の集計でも約54万8800軒に上り、県民生活に深刻な影響が続いている。停電場所は依然、市原市で約6万200軒、君津市で約3万7700軒、八街市で約3万1700軒、千葉市若葉区で約3万200軒など45市区町村に及ぶ。県の南部・中央部で復旧の遅れが目立ち、断水被害が重なった地域もある。ろうそくの火を頼りに不安な夜をすごした住民もいる。
(千葉日報 2019年9月10日)

千葉市若葉区の名が入っていて心配しています。一年前のブラックアウトで、小樽は水関係は止まらなかったので他地域よりは深刻でなかったはずなんだけど、それでも三日目はさすがに限界近かったことを思い出しました。

今日、竹内氏の都立両国高校定時制文芸部時代の『桂友』『ロマネスク』から8作品をアップしました。

 
▼ 停電情報   引用
  あらや   ..2019/09/19(木) 16:59  No.704
  http://teideninfo.tepco.co.jp/html/12000000000.html
東電の「停電情報」を毎日見ています。「千葉市若葉区」がようやく「100軒未満」になり、昨日、表示から「野呂町」が消えてほっと息ついたところです。(竹内氏の家が野呂町にあり心配していました…) でも、見ているとまだまだ復旧していない市町村がいっぱいですね。言葉もありません。
去年の北海道のブラックアウトの記憶がどうしてもあるので、数日の我慢で復旧するのでは…という思いが心のどこかにあって、三日目あたりからの千葉県の事態にはただただ唖然とするばかりです。長期化することで、信号の発電機が盗まれたり、屋根のブルーシート張りに20万円も騙し取る人間が出たり、あまり見たくなかった人間の汚い面も見なければならなくなってつらいです。

今日、竹内氏の『春のいそぎ』という作品をライブラリーにアップしました。原稿用紙80枚。どうしてこの作品が活字化されることもなく埋もれていたのか不思議なくらい、整った作品です。ワープロに打ち込んでいて「ほーっ」と唸ってばかりいました。停電情報にも出ている東金市が舞台だったのは奇縁ですね。生原稿のデジタル化、もう少し続きます。

 
▼ ぺにろいやるのおにたいじ   引用
  あらや   ..2019/09/24(火) 17:00  No.705
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『春のいそぎ』の中で使われていた『ぺにろいやるのおにたいじ』という絵本、ちょっと興味があって市立小樽図書館から借りてきました。私は学校図書館の経験もあるけれど、今までに一度も聞いたことがない絵本だったのでちょっと興味あった。やっぱりその世界ではクラシックな一冊なのかな… 絵本は貸出中だったのですが、小樽には福音館書店「こどものとも」復刻版が入っていたので、そちらで読むことができました。

竹内氏の原稿復刻は、今日までに『石倉先生』『絵本』『別れの花束』の三作を完了しました。残るは二作。短篇『松本の少年』は、すでにライブラリーに収録した「図書館を支える人々」シリーズ第一回『松本の少年』とは内容が異なります。小説仕立ての作品です。残る一作『間奏曲』は昔のコピー用紙にワープロ原稿を打ち出したものなのですが、インクの劣化が激しくコピー機で撮ることができない。あれこれやったのですが私の安物機械ではすべて白い紙になって出て来てしまう。天気のいい日の自然光でないと判読できないので、昼間は『間奏曲』、朝夕に『松本の少年』という変則的な作業になりそうです。こんなことは初めて。

「こどものとも」には最終ページに編集後記代わりの一文が付いているのですが、この号の『だれがいちばん人間らしいか』という文章はこう結んでいます。
「みなさん、この物語こそ、今の日本になにがいちばんたいせつかを語っているのではないでしょうか。なぜなら日本は現代のペニロイヤルなのですから。」
ちなみに『ぺにろいやるのおにたいじ』の日本でのコピーライトは1957年(昭和32年)。

 
▼ ゴール   引用
  あらや   ..2019/09/27(金) 09:08  No.706
  昨日、竹内紀吉氏の『松本の少年』『間奏曲』をライブラリーにアップしました。これで竹内家からお預かりした全ての資料のデジタル化が終了です。以降は、未発見の資料が出て来る度のデジタル化となります。お気づきの作品がありましたら御一報ください。
なを、氏の『図書館の街浦安』『浦安の図書館と共に』『図書館のある暮らし』(いずれも未来社)や図書館学関係の著書については著作権の関係でデジタル化の予定はありません。

「図書館を支える人々」シリーズの『松本の少年』が小説『松本の少年』に膨らんだのと同じように、浦安のタウン誌「ばすけっと」1986年11月号のエッセイ『みみずに困らされた話』が小説『間奏曲』に展開するのを目の前で見ていて興奮しました。エッセイと小説との間にあまり境界線がないのが氏の特徴と云えるでしょう。もっと云えば、おそらく図書館と竹内氏の人生や文学との間にも明確な境界線はないのかもしれない。

今日から、ルーチンの「人間像」に復帰です。



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