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No.783 への▼返信フォームです。


▼ 「人間像」第79号 前半   引用
  あらや   ..2020/10/26(月) 18:56  No.783
  十月下旬より「人間像」第79号作業に入っています。今日、巻頭の神坂純『ガム伝(1)』をライブラリーにアップしました。
以下、古宇伸太郎『旧街道点景』、内田保夫『ある構図』、針山和美『湖にて』、佐々木徳治『休日の憂鬱』、朽木寒三『薬包紙の冒険』、西川康彦『霧』などの作品を仕上げ次第アップして行く予定です。第79号は約160ページ、インクも薄いので、久しぶりに100時間越えの作業になるのではないでしょうか。

昨日、北海道でコロナウイルス感染者が一日「60人」を記録しました。感染が広がっていた三月〜四月の頃を越える過去最高の感染者数です。地域も札幌を飛び出して各地に広がっています。昨日は帯広市立図書館で感染者が出て同図書館の臨時休館が伝えられたりしました。(きっちりコロナ対応を整えた上での「休館」はダメージ大きいだろうなあ…) グラフの伸びを目にすると、なにか「第三波」のような事態がちらっと頭をよぎったりします。

近況でした。さて、明日から古宇伸太郎『旧街道点景』。


 
▼ 湖にて   引用
  あらや   ..2020/10/31(土) 09:41  No.784
  本日、針山和美『湖にて』をライブラリーにアップしました。第79号、全167ページ中の70ページまで来ました。薄いインクの靄の中を進行中にしては、まあ順調なのかな… 「79」という数字には少し魔力がありますね。『病床雑記』で始まった怒濤の第七十号代がここに終わるという感慨があります。
『湖にて』をアップするのは三度目です。「京極文芸」第2号の『湖にて』、単行本『奇妙な旅行』所収の『湖にて』、そして今回の「人間像」第79号の初出形『湖にて』となります。三者に主だった変化はなく、ほぼ初出時から完成された作品と言えましょう。『山中にて』のように、あっと驚く変化はありませんでした。久しぶりに『湖にて』を手掛けて、『愛と逃亡』や『支笏湖』もそうだったけれど、針山氏の描く山麓の人生になにか感無量のものを感じています。そして、この針山氏の人生は、朽木氏『馬賊戦記』の人生や平木氏『つばさの人』や瀬田氏『にっぽん・ぴかれすく』の人生と同時並行で展開されていることを今の私たちは知っていますから、その点でも感無量なのですね。

昨日の感染者、「69名」だそうです。コンサドーレ札幌の50名は全員陰性だったそうで、今日のガンバ大阪戦はOKとのこと。

 
▼ 薬包紙の冒険   引用
  あらや   ..2020/11/08(日) 15:39  No.785
  今朝、朽木寒三『薬包紙の冒険』をアップしました。「薬包紙」、あまり聞き慣れない言葉ですが、昨日がちょうど病院の検診の日だったので薬局で確認してきました。「やくほうし」。粉薬を包む紙ですね。粉薬の分量を量る時などにも使うそうで、今なお薬局などでは現役だそうです。
その『薬包紙』作業をやっていた四日間ほどの間、世の中いろんなことがあったなあ。コンサドーレとかアメリカ大統領選とか連日ラジオを聞いている耳に入って来たけど、いちばん驚いたのは、やはり北海道の「第三波」です。

道内感染 最多の187人 札幌市141人 全道に拡大
道などは7日、道内で新たに187人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。100人を超えるのは3日連続で、5日の119人を大きく上回って過去最多を更新した。このうち札幌市発表分(うち9人は居住地非公表)は141人で、初めて日別の感染発表数が3桁となり、同様に5日の93人を超えて過去最多となった。
(北海道新聞 2020年11月8日 朝刊)

驚いたなあ。『湖にて』の時には「69名」だったのが(これも吃驚したもんだが…)、たった四五日後の『薬包紙の冒険』では「187名」ですもんね。
妄想してしまう。もしこれが「第三波」なのだとしたら、「第二波」と「第三波」の間は時間的な幅が短い。今、北海道と東京(全国)には「第三波」と「第二波」のずれがあって、今東京で起こっていることは「第二波」と考えていたのですが、(東京と地方との往来が無制限に行える現状によっても加速するだろうから)今の東京の「第二波」は連続する形で「第三波」に入って行くのではないか…とか。

第79号作業が終わる一週間後にまた書きます。写真は11月4日の小樽初雪。

 
▼ 「人間像」第79号 後半   引用
  あらや   ..2020/11/15(日) 10:27  No.786
  本日、「人間像」第79号をライブラリーにアップしました。作業にかかった時間、「133時間/延べ日数24日間」。収録タイトル数、「1459作品」。
一ヶ月近く(24日間)もかかったのが少し不思議です。いつも通り仕事する毎日だったんだけど、何かなあ、初雪があったり、あれこれ冬支度を急がなければなかったりで時間を取られたのだろうか。

「日記」でも書いている通り、瀬田栄之助は目下「関西文学」に「はだしの時代」に全精力を注いでいる。それがため本誌への発表は少し休むという。
(「人間像」第79号/同人消息A)

作業を進めながら、大阪の図書館に行って『はだしの時代』コピーをとって、作品をライブラリーに加えようか…(あそこには本郷新もあるし…)とか、ぼーっと考えたりしていました。そんなところへ「第三波」事態が起こって、妄想の頭をガーンと叩かれたような感じです。

わが国の自動車の生産高がアメリカについで世界第二位になったそうだが、そのおかげで貧乏な同人達もぼつぼつ自家用車を持つようになった。おととしまでは辻井ひとりであったが、去年は福島が入れ、この春は針山が加った。古い軽免許で、四輪は一度もころがしたことはないのに、二、三日他人の車を運転したと思ったら、すっかり自信をつけちゃって、早速スズキ・フロンテ360を買いこんだ。そして五日目には五〇〇キロのオイル交換に行き、車屋の主人にあきれられたという。とにかく事故だけは起こさんでほしい。
(「人間像」第79号/同人消息@)

ふーん、『支笏湖』書いた時には、まだ自家用車じゃなかったんですね。

さて、これから、庭木の冬囲い。雪が降る前に、あれをやって、これをやって…とぶつぶつ。



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