Title: Re:お焚きあげ
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むらた様おはようございます
お尋ねの件ですが、通常はご祝儀袋をお焚き上げとして預かる神社はありません。神社でのお焚き上げは破魔矢や絵馬を除き”神様に関わるもの”が原則で、更にその中でも直接関わるものしかお預かりしません。ですから、神社でお焚き上げとして預かっていないものは、ご自宅で処分をして頂くということであり、またそのようにして頂いて一向に構わないということです。
幾つか具体例を挙げますと、 【 預かるもの 】 ・御札(言うまでも無く直接神様と関わりのあるものです) ・御守(御守りの中には内符という御札が入っています) ・酉の市の熊手(多くの場合熊手の中に御札が収まっています) ・破魔矢、絵馬(神社で頒布しているもの) ※全て神社で頒布しているものです
【 預らないもの(直接神様と結びついていないもの) 】 ・注連縄(かさばるので年末は特別にお預かりすることもあります) ・正月飾り ・達磨(お寺さんのものです) ・仏様の御札(同上) ・人形・ぬいぐるみ(神様とは無関係です) ※これらは全て神社以外で売られているものです
稀に結納の時の折敷や熨斗をお持ちになる方もおられます。これもお預かり致しておりませんが、全部お持ちになられた場合には非常にかさばるものをわざわざお持ちになったことを鑑みてお預かりすることがあります。しかしながら、特別な儀式なので神様云々は抜きにしてお焚き上げでも差し障りはないと思います。
さて、ご祝儀袋ですが。 確かに、皆さんのお祝の気持ちを形に現したものが入っていた袋ですが、恐らくその”お気持ち”自体は既に別の所にあると思いますので、袋自体は普通に処分をして良いと思います。お正月飾り等は酒米塩でお清めしてから処分しますが、ご祝儀袋はそれも不要です。袱紗も古くなって擦り切れて来たからといって、買い換えの時にお清めはしないと思いますので、それと同じではないでしょうか。
以上のことから、普通に処分をして頂いて良いと思います。どうしても処分する時に気になるようでしたら、大きな袋に全部入れてから、その袋ごと可燃で出せば良いでしょう。
式がどのような宗教で行われたかに関わらず、結婚式では神様に対して誓いを立てているはずです。不変の誓いはその神聖な場で、人智を遙かに超えた存在に行うからこそ意味があり、誰もその誓いを反故にすることはできません。ですからその誓いを立てた事とは別に、皆さまへの御挨拶・感謝を込めて行われる披露宴やお食事会の場での事柄に関しては、その事でお二人の間に何か起こるようなことはありません。 「忌言葉」としてお祝の場では相応しくないとされている言葉遣いもありますが、それは言霊の信仰でもあることなので別の事柄だと思います。
長々と失礼しました。 以上です
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