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Name: So
Date: 2006/10/27(金) 18:20
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Title: 神前での作法について
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神前での作法についてお聞きします。 二礼二拍手一礼とありますが、願い事や感謝の気持ちを 神様に申し上げる時は、どのタイミングがよろしいのでしょうか? また、手を合わせたり(合掌)するのは神道ではしない作法なのでしょうか? またそれらは、声に出さず心の中で念じれば良いのでしょうか?
初歩的な質問ばかりで申し訳ないですが、お教え頂けたらと思います。 それではよろしくお願いします。
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Name: 禰宜
Date: 2006/10/28(土) 09:00
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Title: Re:神前での作法について
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So様 おはようございます。
良いご質問ですね。 神社での拝礼作法は二礼二拍手一礼が原則です。原則という表現が適当かどうかはわかりませんが、これが基本と言いますか、一般的なものです。 私は他の神社をお参りする際には、まず祈念しつつ二礼し、手を合せて二拍手、そのあと手を合せたまま祈念を込め、改めて一礼しています。 二拍手はいきなり手を打つのではなく、一度合掌をするのです。 こんなふうにやります。 1、合掌する 2、右手を手前に少し(指の関節ひとつ分ほど)ずらす 3、手を打つ(遠慮せずに大きい音をたてて打ってください) 4、右手をまた戻して合掌の姿勢になる 5、合掌の姿勢で祈念する
つまり「二礼二拍手・祈念・一礼」という感じでしょうか。 また、この祈念を拍手の前にしても良いと思います。 長い時間祈念を込める場合は、上記1〜5の通りに行ない、 改めて二拍手しても良いと思います。 「二礼二拍手・祈念・二拍手一礼」という訳です。 拍手の前後に一度合掌する、というのがポイントです。
「二礼二拍手一礼」はあくまで原則的、一般的な作法です。 神社によっては異なる参拝作法を行なうところがあります。 島根県の出雲大社では「二礼四拍手一礼」(間に一祈念を入れるそうです)として行います。 伊勢神宮では祭典の折には「八度拝」といって、八回拍手を打つ特別な作法が行なわれます。ただ一般の参拝者は「二礼二拍手一礼」です。 宮中の賢所では拍手は致しません。「一礼」のみです。
私どもの神社では、ご祈願にお上がりになった際には神職の誘導にしたがった作法での拝礼をお願いしておりますが、向拝(賽銭箱のところ)では参拝者各位の拝礼作法にお任せしております。 大事なことは”祈念を込めること”だと思っております。 祈念を込めやすい作法が、その方にとっての良い作法なのではないかと思います。
また祈念は声には出さず、心の中で”心中祈念”として行なうのが良いと思います。言葉で祈るよりも、”想い”や”気持ち”をそのまま神前でお参りに込めれば良いのではないかと思います。
長くなってしまい、失礼しました。 またどうぞ神社にお参りにお出ましください。 お待ち致しております。
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Name: So
Date: 2006/10/29(日) 06:48
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Title: Re:神前での作法について
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おはようございます。
大変丁寧なお答え、ありがとうございます。 色々興味深い事まで教えて頂き、嬉しく思います。
今後の神社参拝の折には、ぜひ参考にさせて頂きます。
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