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Name: ソラ
Date: 2007/02/27(火) 23:28
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Title: 初歩的な質問ですが…
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神様とはどこにいらっしゃるのでしょうか? 神社に鎮座まします大神様や、我々がお受けするお札やお守り。 そのすべてに宿っていらっしゃるのでしょうか? 若しくは、その時々に応じて必要な場所においでになられるのでしょうか?(例えば地鎮祭とかのように…)
いつも疑問に思うのですが、もし同じ神様が家の神棚(お札やお守り)にもおいでになるのなら、神社において神職の方がされている事と、家庭においてのお祀りの仕方とでは雲泥の差があるように思います。 神社には神様がいらっしゃるが、お札やお守りには、神様の力が宿っている、と言う解釈でよろしいのでしょうか。
素人なもので、お恥ずかしいのですが、わかりやすくお教えいただけたらと思います。
それではよろしくお願いします。
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Name: 禰宜
Date: 2007/03/02(金) 22:38
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Title: 神様はどこに・・・。
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ソラ様
こんばんは。 月末に掲示板を見ていませんでした。お返事が遅くなり、失礼いたしました。
神様はいろいろなところに在るものです。どこに居ても神様を感じることはできます。自然界のいろいろなところに古来、人は神を感じてきたからです。それを八百万の神と呼んできました。
なかでも神社は特に”神格として”神を祀り、本殿の内陣をその最奥として祭祀をおこなっています。この神社祭祀の中心は大神様の御神体です。だからその意味では石神井総鎮守としての氷川神社の神様は、神社にお鎮まりになっていると言えます。
おふだ・御守は神様の”御神気”を体したものです。いわば”お恵み”や”お力”と言えるかも知れません。私どもは”御稜威(みいつ)”といいます。これを神棚にお祀りし、または大切に持つことによって神様の御神気を頂く訳です。 おふだや御守はそれを祀る人がお祈りを込めることによって、どんどん良いものに変わるものです。祈り・祈念が込められるからでしょうか。神棚のお祀りに伺うと、その家の方がどのようにいつもお祀りしているか、すぐに判るものです。神棚や御守を通して「神様をどう感じることができるか」が大切なのだと私は思います。
お稲荷様の祠を庭にお祀りしている家があります。 実はこの祠にもお祀りの仕方ということでは、二種類あります。 一つは、稲荷神社から”分御霊(わけみたま)”を頂いて、御神体をお祀りしている場合。これは祠こそ小さいとはいえ、御神体をお祀りした神社として祭祀を行なわなければなりません。 もう一つは、祠に御幣串やおふだをお祀りしたもので、いうなれば大きな神棚に似たお祀りを行なう場合です。こちらの場合は神棚の祭祀に近い祭祀を行ないます。 前者は大神様ご自身を家にお迎えするという覚悟が必要です。 後者はいわば大神様の御稜威を祠を構えてお迎えする、ということでしょうか。
「神は人の拝するによりその威をまし、人は神の威によりその徳をます。」という言葉があるそうです。 神をどう感じることができるか、感じようとするか、ということが大切なことなのではないか、と思う次第です。
いかがでしょう、お答えになっていますか。 大変深い、良いご質問をありがとうございました。 長くなってしまい、失礼いたしました。
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Name: ソラ
Date: 2007/03/05(月) 19:13
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Title: Re:神様はどこに・・・。
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詳しくお答え頂き、ありがとうございます。 その何たるかを知っているのと知らないのとでは、やはり心がけが違ってくるのだろうと思います。
これから神棚を拝する時には、ぜひ心にとめてお祀りをさせて頂きたいと思います。
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