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Name: MS
Date: 2007/06/04(月) 22:51
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Title: 祝詞についてお聞きします。
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祝詞には、言葉そのものに効果と言いますか、力みたいな物があるのでしょうか? 言葉の抑揚や作法もあると思いますが、神職の方が奏上されるのと、一般の者が家庭の神棚でするのとでは、違いはあるのでしょうか?(祓詞や神棚拝詞です) 下世話な言い方かも知れませんが、徳の高いお坊さんにお経を上げていただいた方が値打ちがある、みたいな事を聞いた事があるのですが、祝詞に関しても同じようなニュアンスなのでしょうか? 素人の質問ですが、よろしくお願いします。
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Name: 禰宜
Date: 2007/06/04(月) 23:26
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Title: Re:祝詞についてお聞きします。
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MSさま
こんばんは。
難しいことではありません。
その祝詞をあげている時に、どれだけそこに”想い”や”祈り”を込められるか、が寛容ではないでしょうか。 「徳の高いお坊さんのほうが・・・」というのは、そういった肝心のことがきちんと込められているから、ではないでしょうか。
祈りや想いがよく込められていれば、それが良い祝詞です。 祝詞は”祝いの詞”と書きますが、元は”祈りの詞”な訳ですから。祈願文なのです。
また、祓いの祝詞については一般の方のそれと、神職が祈祷のなかで行なうものとは少々意味が違うと思います。 一般の方が神棚の前で行なった場合は、「自祓い」(じばらい)となります。つまり自分自身を祓うために奏上する祓いの祝詞です。
神職が祈祷のなかで行なう祓い詞の奏上は、参列者や祭員を祓うためのものです。それは、その後に行なう神事と必ずセットになっています。 祓い主(祓詞を奏上する神職)は祭典の前に、一人で自祓いを済ませておくのが慣例です。
神職と一般の人との違いは、神職のほうが一般の人よりも少し、祭事神事とその作法に詳しいということです。 神事作法は、想いや祈りも込めやすいように出来ています。 想いや祈りを込めるために、ひたすらそのために工夫されてきた”型”なのですから当然とも言えるでしょう。
正しく美しい作法で神事奉仕が出来るように、不肖いつも努力しております。
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Name: MS
Date: 2007/06/06(水) 06:30
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Title: Re:祝詞についてお聞きします。
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詳しくお答え頂き、ありがとうございます。 なるほどな、と納得する事ばかりです。 今までは形だけに拘っていたように思います。 これからは、そこに気持ちを込められるよう、ゆったりした気持ちで神棚に向かってみたいと思います。
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