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Name: Mito
Date: 2007/12/07(金) 20:54
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Title: 神社とお寺のお札について
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御神札の祀り方を拝見しました。
神社とお寺のお札は別にお祀りするのが良いと書かれていましたが、それはどう言った理由からなんでしょうか?
以前、お寺でお札(祈祷札)をお受けした時には、神棚に一緒にお祀りされても結構です、と言われました。
それぞれに違ったお考えもあると思うのですが、鵜呑みにするだけではなく、理解した上でお祀りさせて頂きたいと思いますので、お教えいただけたらと思います。
それではよろしくお願いします。
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Name: 宮司
Date: 2007/12/07(金) 22:55
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Title: Re:神社とお寺のお札について
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Mito様
こんばんは。
本来は神社とお寺のお札は、別々にお祀りするのが良いでしょう。 もし、神棚と仏壇がある家でしたら、そうなさるのが良いと思います。 それが正式ですし、お坊さんによっては神仏のお札を一緒にすることを非常に嫌がる場合(宗派にもよる)もあります。
神社で頒布しているお札には二種類あります。 ひとつは「大麻形」と呼ばれるもの。 神社の御祭神名が書かれており、「神璽」の印と「宮司」の印が必ず押されています。 これは神棚の宮形の中に祀るためのお札です。 宮形がない場合でも、「大麻形」はそれに順ずるようにお祀りするのがよいでしょう。 このお札は”ご神体”ではありませんが、御神明が家を御守りしているという”御しるし”です。 毎年、年の暮れに神棚に次の年の新しい「大麻形」を祀るのが正しい神棚祭祀です。
もうひとつは「祈祷札」です。 これは、これこれの”祈祷をしました”という御印のお札です。 表には御祭神名とともに、「家内安全」「厄除け」などの”祈祷趣旨”が書かれているのが普通です。 祈祷を受けた方のお名前も書かれているのは、この種類のお札です。 「祈祷札」はいわば、大きな御守りであります。
「祈祷札」は宮形に入れて祀ることはいたしません。 宮形の外に立てかけるなどして、お祀りいたします。
神社のお札でも、宮形の中に納めるお札と、外に祀るお札がある訳です。
お寺のお札は・・と言いますと、これは全て「祈祷札」です。 多くの場合は凡字が記してある「護摩札」だと思います。
仏様の範疇に入るお札ですから、仏壇にお祀りするのが正式です。 仏壇が無い場合に、神棚に”祀ってもいい”という、見解に一般的にはなっています。 神棚にお祀りする場合は、「祈祷札」の一種と解釈して、宮形の外に祀る訳です。
そういうような事情で、本来は仏壇にお納めするのが良いでしょう。 神棚に・・という場合には、宮形の外にお祀りする。
また宮形が無く、祈祷札のみお祀りしている場合は、両者をやや間をあけて並べてお祀りなさっても良いと思います。
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Name: Mito
Date: 2007/12/07(金) 23:13
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Title: Re:神社とお寺のお札について
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ご回答ありがとうございます。
一口にお札と言っても、様々な種類があり、意味合いや目的も違うので、それぞれに応じた方法でお祀りするのが当然なのですね。
神様と仏様は相性がよくないとか、そう言った意味からかと思ってました…。
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