氷川神社なんでも掲示板

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  仏滅に

[882] 母親
[883] 宮司

Name: 母親
Date: 2009/09/05(土) 22:36
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Title: 仏滅に    
はじめまして、石神井の住民です。
息子の七五三の祝い祈祷で迷っています。
家族の都合で仏滅の日にしか集まれません。
その日にするか来月もしくは来年まで延ばしたらいいのかご教授ください。私としては仏滅であろうとも子供の成長段階を皆で楽しめる一つと思い、気にしないでこの時期にできればと思うのですが。。



Name: 宮司
Date: 2009/09/07(月) 11:54
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Title: Re:仏滅に    
母親さま

こんにちは。
七五三詣り、おめでとうございます。

仏滅の日でも良いのか?というお問い合わせですね。
まず、結論から申し上げますと、これは何も障りはありません。

次の月にしたり、来年に延ばす必要など、全くありません。
ただ本来11月15日の行事ですから、六曜に関わらずこの日に行なうのが相応しいと思います。
近年では15日が平日になることもあり、その近辺の土日曜日に神社に詣でるご家族が多くなりました。
七五三は”11月の風物詩”でありますので、その季節になさるのが良いでしょう。
9月頃からお参りにおいでになる方も居られますが、やや季節外れの感があります。あまり季節が外れる場合は祝詞の文言を”身体健全”に読み替えておこなうことになります。



六曜について、少々説明いたします。
大安、仏滅、先勝、先負・・などの六曜は、いうなれば旧暦の曜日です。
現在の暦の日、月、火、水・・という曜日(七曜)と同じ類の項目です。
大安が吉日で、仏滅が良くない日、というような考え方は実は戦後しばらく経ってから、主に建築業界から言われるようになったものなのです。地鎮祭や上棟祭の日取りを決める際に、判りやすく単純明快なので便利が良かったのかも知れません。

「大安」はいかにも縁起のよさそうな字面ですし、「仏滅」は仏事や滅亡を連想させるようなところがあるかも知れません。
昔の人はそれを”紅茶占い”程度に考えていたそうです。
あまり深い意味を求めてはいませんでした。
むしろ、”十二直”や”二十八宿”という暦の項目を重視していました。
こちらには「井戸堀に吉」とか、「帯ときに吉」とか「旅立ちに吉」とか、吉凶を占う事柄がたくさん書いてあります。
暦にはその他、”一粒万倍日”や”不成就日””三隣亡”などもあります。

暦をよくよく眺めてみますと、六曜が「大安」であっても、十二直や二十八宿では「この日はすべて悪ろし」となっていたり、”不成就日”だったりすることもある訳です。


一番の吉日というのは、ご家族が全員揃って、神社にお参りできる日です。
全員集まれる日を確認しておいて、その中で”お日柄としてベターな日”を選ばれるのが”吉”でしょう。

大安、仏滅だけにとらわれる必要は全くありません。

ご参拝をお待ちいたしております。





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