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Name: 禰宜
Date: 2006/05/22(月) 23:56
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Title: 伊勢神宮の「お木曳き」に参加してきました!
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20日から今日まで、伊勢神宮第62回式年遷宮「お木曳き」に参加してきました。 神社の氏子さん約100名で、バス3台を連ねて行って参りました。
「お木曳き」というのは、20年ごとの神宮式年遷宮に用いる御用材を載せた”車”を曳く行事です。木曾で伐り出された木材が伊勢の神宮にいよいよ入るのです。 本来、伊勢市民のみが神領民として奉仕することを許されていた行事なのですが、全国の神社氏子も一日神領民としてこの5月から6月にかけて延べ14日間、行事に参加することができます。 1日、およそ4000人が参加する行事です。来年も行なわれますから、今回の遷宮で全体としては約20〜30万人が参加することになるでしょう。
私ども氷川神社神社では、1年前から参加者をつのり奉仕団を組む準備をして参りました。 21日の「お木曳き」当日は素晴らしい晴天に恵まれ、実に幸運。 全員”奉祝”と染め抜いた日の丸の鉢巻をし、揃いの白いハッピを着て、「えんや!」の掛け声を張り上げながら車を曳きました。
皇祖・伊勢皇大神宮、20年に1度の式年遷宮は1300年前から行なわれています。10年をかけて行なう日本最大の壮大な神事なのですが、この「お木曳き」が一般人が参加できる唯一の行事なのです。
トピックスで写真をご紹介します。
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Name: オールドモンク
Date: 2006/05/24(水) 23:53
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Title: Re:伊勢神宮の「お木曳き」に参加してきました!
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以前、テレビのドキュメンタリーで、御用材を育てる人々をおった番組を見たことがあります。 なんと言うのか失念しましたが、特に選ばれた一本の檜を育てた人は最高の栄誉だとか…。 トピックスの写真を楽しみにしています。
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Name: 禰宜
Date: 2006/05/25(木) 07:51
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Title: 興奮冷めやらず。
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オールドモンクさま、こんにちは。
テレビでそういう番組をやっていたのですか。 見逃しました。 御用材は木曾の山、特に御杣山(みそまやま)で育てられた御用材だと思います。何と呼ばれているのかは私もちょっとわかりませんが、御神体を納める「御樋代(みひしろ)」に用いる木のことでしょうね。 200年後の御遷宮を考えて、木曾の山で檜の植樹を行なっているそうです。
写真、もうすぐUPします。 もう少々お待ちを・・・。
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Name: 権禰宜
Date: 2006/05/26(金) 16:58
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Title: 伊勢のお木曳き
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同じく参加をしてまいりました。
写真もUPしましたので、是非topicsをご覧ください。
今回のお木曳きへの参加は、個人的には「お木曳き」に参加したというよりも、寧ろ「遷宮」という8年掛かりの大きなお祭りの行事に参加した、というところでとてもいい経験をさせて貰ったと思っています。
歴史のあるお祭りにご奉仕すると、いつも思うことがあります。 遥か昔、電気も自動車もなかった時代から沢山の人々がこうしたお祭りに関わってきたと思いますが、今回のお木曳きにご奉仕をされた方々同様「暑いな〜」とか「手が疲れたな〜」等々、今回我々が感じたことと同じような思いを昔の人も感じたと思うのです。
しかしながら、「御遷宮の1行事にご奉仕するんだ!」という志は、間違いなく今回参加した方々全員と同じだったのではないでしょうか。
そう考えると、何だか遥か昔にご奉仕をされた方々と心が交わり、気持ちが一つになった瞬間だったのかもしれないと思うわけです。なんか、歴史のロマンみたいなものを感じるわけですが・・・・私だけでしょうかね?(笑)
「えんや!」の掛け声とともに、沢山の方々とお木曳きという大きな行事に参加できたことは、私にとってとてもいい思い出になりました。お白石持ち行事も今から楽しみなのであります(笑)
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Name: オールドモンク
Date: 2006/06/04(日) 23:58
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Title: Re:伊勢のお木曳き
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禰宜さま、さっそくの御返事ありがとうございます。 急にせわしなくなり、自分がこちらに書きこんだことが抜け落ちていました。 どうもすみません(汗)。 テレビのドキュメンタリーは10年ほど前のことで、再放送だったと思います。 きっと前回のお木曳きの時に撮影したのでしょう。
topicsの写真、良いですねぇ〜!
権禰宜さま、ある意味、歴史のロマンが連なったお祭りということでしょうか……。 そう思うと1200年の歴史はいっそう重みがありますね! また、おじゃまします!!
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Name: まねき猫
Date: 2006/06/02(金) 09:36
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Title: 7月1日の行事とは?
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初歩的な質問ですが、7月1日の行事は何と読むのですか。年中行事のページを見ても読み方がわかりません。参加するには事前に申し込みが必要なのでしょうか。
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Name: 禰宜
Date: 2006/06/03(土) 20:43
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Title: 大祓い(おおはらい)です。
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まねき猫さま、こんばんは。
大祓いのことですね。「おおはらい」または「おおばらい」と読みます。 別名「夏越しの大祓い(なごしのおおはらい)」ともいいまして、 暑い夏を大過なく過ごすためのお祓いです。 人形(ひとがた)という人の形をした紙に、自分の名前を書き、身代わりとしてお祓い行ないます。 7月1日までに神社社務所の受付に、お気持ちの初穂料を添えてお納めください。人形は神社に置いてあります。
7月1日の夕方3時から大祓い神事と、茅の輪くぐり神事という、境内神前に作った大きな茅の輪をくぐる神事があります。 神職と一緒にその神事に参加された方には、もれなく神職手作りの「茅の輪守り」を差し上げます。 人形を納めた形ならどなたでもご参加頂けます。当日午後3時ころに境内にお出まし頂ければ大丈夫です。事前申し込みは不要です。 茅の輪くぐり神事はだいたい3時半過ぎころからか、と思います。 神事終了後には雅楽のミニ演奏会もあります。お楽しみに。
「茅の輪守り」は”過去のトピックス”の欄に、去年のものの写真があると思います。 ちょっと覗いてみてください。
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Name: まねき猫
Date: 2006/06/04(日) 10:17
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Title: Re:大祓い(おおはらい)です。
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ご説明ありがとうございます。都合がつけば伺いたいと思います。
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Name: 禰宜
Date: 2006/04/25(火) 10:26
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Title: ハクビシン騒動のその後。
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表紙のトピックスに掲載しましたが、社務所の天井裏からハクビシンが落ちてきました。 びっくりしたの何のって・・・、ネズミやネコではなくハクビシンです。額から鼻頭にかけて太い白線が通っています。部屋中をびゅんびゅん飛び回っていましたが、何とか風呂場に追い込んだところで、駆けつけたおまわりさんの網に捕まりました。
どこかのペットが逃げ出したものとばかり思っておりましたので、110番して警察を呼んだのですが、どうもこの公園の近辺に野生のハクビシンが棲んでいるようです。 夜中に公園の向こう側で見たことがある、という情報がぼつぼつあるようです。夜行性ですので、昼間はまず発見されません。 コウモリやタヌキがいることは承知していましたが、ハクビシンはちょっと意外でした。都内の神職仲間に話しましたら、大田区あたりでも結構見かけるとのことでした。
おまわりさんの話では、駆除動物に指定されてはいないので、民家からなるべく離れたところで放逐する、とのことでした。「おとなしく暮らせよ」と放した訳です。 保健所で処分されるのも、ちょっとかわいそうな気もするのでまあ害がないのなら、穏便に暮らしてくれ・・・と思います。 例のサーズの問題は大丈夫なのでしょうか?それだけがちょっと気になります。
ハクビシン騒動の顛末でした。
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Name: まねき猫
Date: 2006/05/31(水) 20:51
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Title: ハクビシンって?
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都内にハクビシンっているものなのですね。そういえば上野動物園にいましたよ。山梨や富山では果樹園や畑を荒らす害獣になっているみたいですよ。東京では何をたべているのでしょうか?
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Name: 禰宜
Date: 2006/06/02(金) 06:37
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Title: Re:ハクビシンって?
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まねき猫さま、こんにちは。
ハクビシン、びっくりしました。友人にいろいろ聞いてみましたら、大田区や世田谷区あたりでも結構見かけるようです。 タヌキもいますしね・・・。 何を食べているんでしょうか?本当、不思議です。 畑を荒らしているのかも知れません。
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Name: 大道 敏彦
Date: 2006/05/29(月) 00:59
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Title: 全く迂闊でした。
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今日、本当に久しぶりに皆さんとお会いして、 楽しく歓談させていただいて、栗橋に帰宅し、 パソコンに向かった時。
今までチェックしていなかったけれど氷川神社のHPがあるのではと・・・・・まことに迂闊でした。 これからは時折訪問させていただきます。
ちょい悪る おおみち
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Name: 禰宜
Date: 2006/05/30(火) 08:39
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Title: 今後ともよろしく。
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おおみち 様
先日はありがとうございました。本当に楽しいひとときでした。 ローバーの若手を連れて遊びに行きたいと思っております。 ”ちょい悪”全開でお願いします。
このHPは2年程前から、弟の権禰宜が作って運営しております。 16団のPRもしたいのですが・・・原稿と写真がまだ整っておりません。近日、そういう写真もUPしたいな、と二人で話しているところです。 今後とも、どうぞごひいきに。
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Name: 異端児
Date: 2006/05/16(火) 22:26
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Title: 天皇制をそろそろ止めてあげたいな
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皇室典範改正について主張されています ので、天皇制そのものについて意見を 投稿させていただきます。お気を悪く するかもしれませんが、日本人の中には こんな奴もいる、ということでご容赦 ください。
私は、日本国憲法を改正して天皇制を やめてあげても良いと考えております。
これだけ科学技術が発達し、民主主義が 浸透してきている現代、古代の支配者の フィクションを大事に守る必要はないと 思います。
昔でしたら豊かな暮らしができ、天皇家の 方々にメリットがあったかもしれませんが、 現代でそのようなメリットはほとんどないと 思います。
不倫だ、マネーゲームだ、手抜き工事だ、 不当労働行為をしても法律をうまく作った のでOKだ(国鉄分割・民営化)、国家・国旗は 無理強いだ、と下々はやりたい放題です。 しかし、天皇家の人々は、国民統合の象徴、 日本の伝統として、立派な家族を演じ続け なければなりません。
ご苦労さん、でもね、あんたらがいくら 立派でも、下々はやりたい放題よ、 つらいでしょ?、と、天皇家の方々に言って あげたいです。
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Name: 異端児
Date: 2006/05/17(水) 18:16
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Title: Re:天皇制をそろそろ止めてあげたいな
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補足です。
天皇をやる人のご苦労を考えると仕方がないか、 ということで、天皇制をうまくなくせば、日本の 社会は大して変化しないと、私は考えています。
皇居が公園になり開放されるでしょうが、 神社が壊されたり、お祭りなど伝統行事が 中止になったりすることはないと思います。 由来はともあれ、現在 神社やお祭りは、 天皇制と無関係に親しまれていると思う のです。
政権与党が民主党や、ましてや日本共産党に 変わることもないと思います(これら現・野党が 音頭をとって天皇制がなくなった場合は別かも しれませんが)。
ただ、普通の人となる現・天皇家の方々を世間が 放っておけず、やれ元・天皇だ、などと特別扱い する状況になるようであれば、あの方たちのため に、天皇制を続けてあげたほうが良いかもしれ ません。
以上、僭越ではございますが、私見を述べ させていただきました。
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Name: 権禰宜
Date: 2006/05/17(水) 18:45
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Title: Re:天皇制をそろそろ止めてあげたいな
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こんばんは。 ご意見拝見致しました。
勉強不足で恐縮なのですが、「世の中が乱れている」ことと 「現代科学の発展に伴う世の中の近代化」と、陛下の存在意義 との関係が分かりません。 (そこがわからないと、結局のところ全体の内容が分かりません) また、「天皇家」って何ですか?初めて聞く呼称なのでここも よく分かりませんでした。
折角書き込みをして頂いたにも関わらず、ろくなコメントも付け られず、本当に申し訳ありません。
最後に、神社と陛下の関係についてですが、異端児様の個人の 感覚的なものではなく、もっと大きな「神社と陛下の関係」につ いてお考え頂けないものでしょうか?少なくとも確実に言える ことは、天皇制廃止などということになれば、とてもじゃない ですが、ご想像なさっている程度では済まされるようなことは ないと思います。
全くもって中途半端は回答で申し訳ありませんでした。
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Name: 異端児
Date: 2006/05/18(木) 05:59
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Title: Re:天皇制をそろそろ止めてあげたいな
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コメント、ありがとうございます。
「現代科学の発展に伴う世の中の近代化」により、 天皇制に関するフィクションを信じる人は減る 一方で、「世の中が乱れている」ので、天皇を やっている人(憲法で天皇位に就くことを強制 されている人)に失礼ではないか、といった感じ です。
天皇制があってもこんなに「世の中が乱れている」 のだから、そもそも"陛下の存在意義"があるので しょうか、とも言えるでしょうか。
私はそれこそ"異端児"ですので、「神社と陛下の 関係」について考えることができません。もしよろし ければ、権禰宜様に、この点について、もう少し 具体的に教えていただければ幸いです。歴史的な 事実ではなく、現状について御教示いただきたいと 思っております。
それから、「天皇家」という言葉はよく使われて いると思いますが、....。
いずれにしても、不快に思われる投稿だったかと 想像いたしますが、コメントいただきありがとう ございました。
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Name: 禰宜
Date: 2006/05/18(木) 14:18
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Title: 皇室と国と神社について
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異端児さま、こんにちは。
私が書いた「皇室典範改定に関する提言」について、投稿してくださってありがとうございます。ただ、典範の改定がどうあるべきかという論ではなくて、皇室そのものの否定というご意見であったのが大変残念です。それは皇室と神社、国家との連関をあまり深く考えておられないことからくる誤解ではないかと思います。
先にレスをつけた権禰宜がとまどったのは、まず「世の中が乱れていること」と「現代科学の発展」と「発展に伴う世の中の近代化」と「天皇」と「神社の祭り」「伝統行事」といった事柄が相互にどう関連するのかが論の中で不明確である点だと思います。 さらに、どうも皇室や神社の「祭り」に関して”公の祭”と”私的な(個人的な)祭”を混同している点です。
「現代科学の発展に伴う世の中の近代化」という言葉は非常に多義的です。 現代科学の発展によって、インターネットもでき、携帯電話も普及しました。情報と物流、生活の便利も良くなりました。それによって世の中の暮らしも大きく変わりました。しかしそれは見かけのことではないでしょうか。数百年数千年の間、変わらぬものがたくさんあります。むしろ”変わらぬもの””変えられぬもの”に私たちは頼って生きてきたのではないかと、まず私は思います。 事実、神社の祭祀には古代の神事作法がそのままに継承されているものが少なくありません。またいわゆる国際化に伴って(?)海外に長期間出ていた方々から、神道の宇宙観や祭祀神事、皇室とその祭祀について熱心な質問をよく承ります。そうした方の多くは、日本という国と伝統文化、もちろん皇室に大変誇りと興味を持っています。 生活の便利が良くなり、合理性を追い求めることはある部分、詩的な風情や人の感性を封殺してしまいがちです。反面、”変わらぬもの”に目が向けられる傾向が最近感じられます。 かえって20〜30才代の方々は皇室とその伝統祭祀に対して、誇りと敬愛の念をお持ちの方が多くなっているようです。 あなたのおっしゃる「・・・信じる人は減る一方」という言は解せません。 また世相が乱れていること、モラルの低下などはむしろ、天地神明や国に対する敬愛心や道義心の低下によるものではないか、と私などは思います。”世相が乱れて天皇さまや神さまに申し訳ない”と感じるならば、より一層奮起して祭祀を厳修し、啓蒙につとめて道義の回復に邁進せねば・・・と神主としては思う訳です。
祭には”公の祭”と”私の祭”があります。 神社祭祀は、大きく以下の3種類に分けられます。 1・四時祭 2・臨時祭 3・雑祭 四時祭とは、1月から12月まで毎月毎日行われている神社の年中行事のことで、国や町の”公”とその平穏と泰平、または五穀豊穣をひたすら祈念する祭祀です。 臨時祭とは、四時祭同様に”公”のことを祭る神事ですが、日にちが年中行事として決まった祭ではなく、時節に応じて臨機に行なう祭です。皇室行事に併せて行なわれることも多い祭。 雑祭とは、厄除けや初宮参り、結婚式、地鎮祭などの”私のこと”を祈る祭事です。 四時祭と臨時祭は皇室祭祀と正確に関連しております。雑祭の中でも皇室の祭事が起源になっているものも少なくありません。 神社の祭礼が一般の方々に「天皇制と無関係に親しまれている」のではないのです。ただ”皇室祭祀との関係が知られていない”だけなのです。 したがいまして、「お祭りなど伝統行事が中止になったりすることはない・・・」というあなたがおっしゃることは全く根拠がありません。皇室祭祀を廃止したり疎かにするということは、取りも直さず神社の伝統行事の否定に他ならないからです。夏秋祭りや縁日の賑わいは祭礼のごく一部であり、それだけが神社の祭礼ではない、ということをどうかご理解頂きたいと思います。
日本の国会は皇室と天皇陛下によって、その正統なることが保証されています。日本の政府が世界の中で一国の正統な政府として認知されているのは、皇室の歴史と天皇の御存在によって担保されているからです。だからこそパスポートに菊の御紋が描かれているのです。 人により、いろいろな歴史観や国家観をお持ちのこととは思いますが、私どもは皇室は征服王朝とは考えておりません。支配者・被支配者の構図では、神道の祭祀は読み解けないからです。 祭祀においては「公」と「私」の分類は割合い厳格に行なわれます。これはすでに前述した通りです。 私どもは皇室を武家や公家などの「家」の一つとは考えません。 だから「天皇家」とは申しませんし、単に制度として考えているのではありませんから、「天皇制」という言葉も極力使いません。 皇室祭祀はあくまで、公のお立場での祭祀です。”私的”な祭祀は全くありません。マスメデイアに公開されることがないために、映像としてその祭祀の様子を見ることはできないでしょう。次第や歴史的来歴などは資料や多くの古文書から窺い知ることができます。
皇室祭祀はこのメールを打っている今でも、毎日営々と行なわれております。皇居や御所の中の生活は、儀式典礼の連続に他なりません。そのことを私は誇りに思っておりますし、祭祀を氷川神社という祭祀の場において励行して参りたいと思っております。
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Name: 一般人
Date: 2006/05/19(金) 19:24
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Title: Re:皇室と国と神社について
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こんばんは。通りすがりの一般人です。
異端児さんの意見はとても奇異に聞こえます。 「やめてあげても」という表現は何処から来るのでしょうか? まるで我々国民が強要しているみたいに聞こえます。
「世の中が乱れている」故に陛下に失礼であるというお考えならば失礼の無い世の中を目指そうとするのが妥当だと思います。 失礼を与えてしまうと思う対象(陛下)に対してその地位を無くせば失礼に当たらないという考え方は奇妙という他ありません。 そもそも何の政治的な力を持たない皇室・皇族の方々に直接世の中の乱れを正す事に力を発揮することなど出来ません。世の中の乱れを正すことに積極的に活動すれば伝統・文化という事がお嫌いな或る方々が政治的活動だと糾弾する事は容易に想像できるでしょう。 「世の中が乱れている」ことと"陛下の存在意義"は何の関連性も無いとおもいますよ。
「古代の支配者のフィクション」とは何を意味しているのかよく分かりませんね。
「国鉄分割・民営化」・・・・・。何故にこの話題が出るのか興味深いところです(笑)。
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Name: 異端児
Date: 2006/05/19(金) 19:43
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Title: Re:皇室と国と神社について
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権禰宜様
こんばんは。
適宜 改行し引用した上で、私見を述べさせて いただきます。
> 現代科学の発展によって、インターネットもでき、 > 携帯電話も普及しました。情報と物流、生活の便利 > も良くなりました。それによって世の中の暮らしも > 大きく変わりました。しかしそれは見かけのこと > ではないでしょうか。数百年数千年の間、変わらぬ > ものがたくさんあります。むしろ”変わらぬもの” > ”変えられぬもの”に私たちは頼って生きてきた > のではないかと、まず私は思います。 自然科学・歴史学研究の発展も見過ごせないと 思います。
科学の発展で、より正確な自然観・歴史観が共有 されつつあるのではないでしょうか。また ソビエト連邦の崩壊で、政治状況も変わっています。 天皇制の是非を国民一人一人が考えることが必要では ないかと考えております。
立場の違いにより、自然観・歴史観も異なることとは 思いますが、...。
> また世相が乱れていること、モラルの低下などはむしろ、 > 天地神明や国に対する敬愛心や道義心の低下によるもの > ではないか、と私などは思います。 同感です。「〜敬愛心」がなくても、道義心があれば 良いかもしれませんが。
>”世相が乱れて天皇さまや神さまに申し訳ない”と感じる > ならば、より一層奮起して祭祀を厳修し、啓蒙につとめて > 道義の回復に邁進せねば・・・と神主としては思う訳です。 いくら神主様ががんばられても、この世から悪人をなくし、 犯罪をなくすことは、まず無理ではないかと思います。 > 祭には”公の祭”と”私の祭”があります。 > 神社祭祀は、大きく以下の3種類に分けられます。 > 1・四時祭 > 2・臨時祭 > 3・雑祭 ...(略)... > 神社の祭礼が一般の方々に「天皇制と無関係に親しまれている」 > のではないのです。ただ”皇室祭祀との関係が知られていない” > だけなのです。 皇室祭祀と神社の祭礼との関係を御教示いただき、ありがとう ございます。初めて知りました。
ただ、権禰宜様が指摘されたように、このような関係を 一般の人々も知らないわけです。したがって、皇室祭祀が なくなり、神主様が独自に神社の祭礼をやっても、一般の 人々は何とも思わないわけです。天皇制がなくなっても 神社のお祭りはあるんだわ、やはり日本の伝統はそんじょ そこらの天変地異で廃れるほどヤワではないのね、と 何も知らない一般の人々は感心するかもしれません。 # 神主様は忸怩たる思いを抱くのかもしれませんが、
> 皇室祭祀を廃止したり疎かにするということは、取りも > 直さず神社の伝統行事の否定に他ならないからです。 > 夏秋祭りや縁日の賑わいは祭礼のごく一部であり、 > それだけが神社の祭礼ではない、ということをどうか > ご理解頂きたいと思います。 天皇制がなくなっても神社の祭礼を維持することに、 神主様の矜持・意地を見せていただく、と言うわけには いかないでしょうか?
おそらく、浅はかな素人がとても失礼なことを申し上げて いるのだとは思いますが。 > 日本の国会は皇室と天皇陛下によって、その正統なる > ことが保証されています。日本の政府が世界の中で一国の > 正統な政府として認知されているのは、皇室の歴史と天皇の > 御存在によって担保されているからです。だからこそ > パスポートに菊の御紋が描かれているのです。 日本国憲法と全く異なる御認識で、残念です。
> 人により、いろいろな歴史観や国家観をお持ちの > こととは思いますが、私どもは皇室は征服王朝とは > 考えておりません。支配者・被支配者の構図では、 > 神道の祭祀は読み解けないからです。 征服王朝でも、私は構いません。神の御心(史実)の ままを受け入れます。 # 私はキリシタンではありませんが、ちょっと # 言ってみたかったのです。ミーハーですみません。
> 私どもは皇室を武家や公家などの「家」の一つとは > 考えません。だから「天皇家」とは申しませんし、 > 単に制度として考えているのではありませんから、 > 「天皇制」という言葉も極力使いません。 ...(略)... > 皇室祭祀はこのメールを打っている今でも、毎日 > 営々と行なわれております。皇居や御所の中の生活は、 > 儀式典礼の連続に他なりません。そのことを私は誇り > に思っておりますし、祭祀を氷川神社という祭祀の > 場において励行して参りたいと思っております。 お気持ちは分かりました。ただ、権禰宜様の思いを 満足させるために、特定個人が天皇という役割を 担う必要があります。その人の基本的人権は大幅に 制限されます。問題があると、私は考えております。
とは言うものの、イラクで米軍に誤爆される人々や、 飢えたアフリカの人々に比べれば、天皇を務める方の 生活は極楽であると思います。
権禰宜様のような方のお考えが変わるまで、天皇制は 維持した方が良いのかも知れません。
皇室祭祀と神社の祭礼の関係も、言うなれば フィクションだと思います。時代に合わせて変化して 問題はないし、神主様たちのお知恵で変化できると、 私は思ってしまいます。天皇制も、時代に合わせて 変化しています。
なお"陛下の存在意義"がないと以前の投稿に記し ましたが、だからと言って、私が陛下を無能な奴、 最低な奴、と考えている訳ではありません。念の ため、付記しておきます。
私のような者に丁寧にお考えを説明していただいた 権禰宜様に感謝いたします。
それでは、失礼いたします。
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Name: 異端児
Date: 2006/05/19(金) 20:00
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Title: Re:皇室と国と神社について
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一般人さん、こんばんは。
> こんばんは。通りすがりの一般人です。 > > 異端児さんの意見はとても奇異に聞こえます。 > 「やめてあげても」という表現は何処から来るのでしょうか? > まるで我々国民が強要しているみたいに聞こえます。 天皇制は日本国憲法に規定されておりますが、 天皇は政治活動が制限されており、憲法改正を 要求することはできません。したがって、 形式的には、強要していることにならない でしょうか?
> 「世の中が乱れている」故に陛下に失礼である > というお考えならば失礼の無い世の中を目指そう > とするのが妥当だと思います。 おっしゃる通りなのですが、それこそ日本が ユートピアにでもならないと、「失礼」は なくならないと私は思います。
> そもそも何の政治的な力を持たない皇室・皇族の > 方々に直接世の中の乱れを正す事に力を発揮する > ことなど出来ません。 おっしゃる通りです。
> 「古代の支配者のフィクション」とは何を意味 > しているのかよく分かりませんね。 日本書紀や古事記は(史実を基にした)フィクション である、ということです。○○神の末裔であることが、 天皇による支配の根拠になっていたりしません でしたか?
> 「国鉄分割・民営化」・・・・・。何故にこの > 話題が出るのか興味深いところです(笑)。 理由は、私が、実は鉄道ファンだからです。 そして、国鉄の分割・民営化のやり方に否定的 だからです。
最初の私の投稿の書き方が悪かったのかも知れ ませんが、存在意義がないから天皇制を終わりに しようと考えている訳ではありません。
天皇制にみんな無関心みたいだから、終わりにして あげれば、というスタンスです。国民の多くは、 陛下のことなど**忘れて**やりたい放題でしょ、 ということです。
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Name: 禰宜
Date: 2006/05/19(金) 22:41
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Title: Re:皇室と国と神社について
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異端児さま。
私は権禰宜ではなく、”禰宜”です。念のため。 神社における役職名です。権禰宜もおりますが・・・。 引用までしてくださって・・・、詳しくお読み頂いたようで恐縮。 「科学の発展でより正確な自然観、歴史観が共有」とおっしゃいますが、科学の発展と学術的な歴史学の研究成果とは別です。 ”科学的”なる歴史を標榜する、マルクス主義の進歩史観には私は立っていません。 「歴史学」と「歴史観」は別のものです。「歴史学」とは、真摯に歴史の事象を研究する方法と営みのことで、歴史観とは別もの。結構混同している人が多いようですが。私がここでいう”歴史”とはいわゆる「国史」・国の歴史観のことです。それはどこの国も持っているもので、それはあなたの言を借りれば全て”フィクション”ということになります。私ならば”歴史神話”とでも表現しておきたいと思います。 歴史は同じ事象でも見る立場が違えば様相も違ってくるのです。 世界の国は皆、歴史観が違うでしょう。違うからそれぞれが国になっているとも言えましょう。あなたも「立場の違いにより、自然観・歴史観も異なる」と書いておられますね。 日本という国の”正統な”国史においては、皇室はその中心にあります。ある意味、日本の近代化とはその正統を見出したことだったのかも知れません。明治維新における日本の近代化、立憲主義の出発点だったのではないでしょうか。
「天皇制の是非を国民一人一人が考えることが必要」と書かれていますが、国民が意見を出し合って運営を云々する事柄ではありません。皇室はそのまま国史の中の重要な一部であるのですから、国民が賛否を言うものではないと思いますが・・・。 ・・・憲法の事をおっしゃっているのかも知れません。第1条にある「・・・国民の総意に基く」、これです。ここにいう「国民」には二つの意味があります。歴史の総体としての国民(ナシオン)と今生きている狭義の意味での国民(プープル)です。国民主権と言った場合、ナシオン主権論とプープル主権論があります。二者の中では私はナシオン主権の方を支持しています。”天皇は日本の”象徴”として歴史的に国民にも認知されてきた”という意味で捉えています。でなければ国民の信任を定期的に諮らねばならなくなるからです。そんな法はありませんし、なされてもいません。それこそ異端児さんの弁を借りれば、”下々の”するべき事ではないからでしょう。
道義心は人智を超えた大自然の天地神明や祖先に対する敬愛心によって育まれます。それがしごく自然なことだと私は思います。むしろそういった営み無しに、道義心を養うことは難しいのではないでしょうか。 この世には悪人もおり、犯罪もあるものです。それを予防しよう、少なくしよう、より良い世の中にして行こうと奮起する心が道義心です。私は神主こそ、がんばらねばと思っております。 風車に立ち向かうドン・キホーテに例えられても結構です。むしろ光栄に思います。
「天皇制がなくなっても、神社のお祭りはあるんだわ・・・」?? ”お祭り”とは、縁日のことでしょうか。神社の在り方は今とは全く違うものになるでしょう。日本の伝統行事の多くは単なる興行となるか、形骸化していくでしょう。 "それも時代の流れ"と、変わり続けることに躊躇しない人もいるでしょうが、前の投稿で書いた通り、変わらぬものに大きな価値を見い出す人が増えています。それは私自身、日々実感していることです。 「皇室と神社の関係」は神道に興味がおありの方は結構ご存知です。神主として恥ずかしい思いをするくらい詳しい方も居られます。いい機会ですから、もう少し”肯定的に”興味をお持ちになって頂きたいと切に思います。
憲法のことをあまりご存知でないのは、非常に残念なことです。 日本の憲法は経緯はともあれ、明治憲法の改定として施行されているから有効なのです。欽定憲法であることによって、国会と日本国政府の正当性が保証されているのです。天皇と皇室の名において、日本国憲法は担保されているのです。憲法の前文をご存知ありませんか。長いですがちょっと引用します。
「朕は、日本国民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至ったことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。 御名御璽」
・・・これが前文です。"We the Japanese people・・・"の翻訳文はその後ですよ。憲法と政府、国会の正当性と正統は明治憲法から連続しているのです。それこそ史実ですので、誤解のありませんよう。 また今上陛下は「憲法によって皇位につくことを強制」されているというのは事実ではありません。わざわざ申し上げることもないと思いますが・・・。神社神主にとって陛下は神道の”祭祀王”でもあります。
「征服王朝」という理解でおられるならば、あなたは天皇に支配されているという自覚をお持ちなのかも知れません。または反対にその征服者・支配者の子孫だという自覚をお持ちなのかも知れません。しかし、京都御所は被支配者からの反乱を防御する砦にはなっていません。長い歴史の間、国民が天皇・皇室を、自分を支配する征服者とは考えてこなかった証左です。それに多くの日本人は昔も今も皇室に征服されている、支配されているとは考えていません。
「皇室祭祀と神社の祭祀の関係がフィクション」であるならば、この世の、世間の、国のパラダイムは皆フィクションであるということになります。もちろん、あなたの歴史観もフィクション(物語)に他なりません。 何でもフィクションとして相対化してしまえば、議論は簡単です。 私たち神主は祭祀・祈祷で、行法の場で、日常生活の場で、現実の手触りの中から無窮の神話(語られたものという意味)を見い出そうとしています。ある意味ではその営みが祭祀の本質といえるのかも知れません。 結局のところ、”異端児”さんは皇室が嫌いというだけではないですか。嫌いなものは嫌いで結構ですが、それを壊そう、消し去ろうとするのは、実は自分の立っている日本という”国”を壊そうということではないでしょうか。そもそも”国”が嫌いという方もおられるようですが、それは私どもの考え方とは相容れません。
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Name: やました
Date: 2006/05/20(土) 10:48
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Title: Re:皇室と国と神社について
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通りすがりに・・・。 現代の日本国民よりも世界各国に移民した日系の方々の方が強く天皇陛下を必要としています。日本の近代科学の進歩と戦後教育を目の当たりにしていない日系の方々は、明治の頃よりの心をそのまま後世に伝えています。日本学校では、天皇陛下の写真の前に立って教育勅語を朗読しています。「いまどき」と思える人もいるかもしれませんが、それが皮肉にも今の日本に必要なことのように思えるのです。
日本国民もあらかた、心を後世に伝えるために各家庭に先祖から伝わる家訓があって、道徳心を親から伝えられてきました。 現代、モラル低下が騒がれていますが、私はそうは思いません。 海外から見ても日本はモラルの高い国です。マスコミの悲観的報道がなんとなしに誰でも悪いことをしているように捉えられがちですが、そうじゃない。食事に箸を使い、家に上がる時は靴を脱ぐ日本国民は少なからずも道徳心を心の片隅に持っている。 日本国民の道徳心の根源を探れば陛下に繋がることは間違いない。 根本がなくなったら日本国民も日系人も心の拠り所をなくすだろう。 陛下がいらっしゃるから、いい国を作っていこうと頑張れるのではないでしょうか。陛下が国を作るのではない。日本国民が団結して国を作るということが昔からの慣わしです。陛下が我々の幸福を願っていただけるのだから、当然我々は役割を果たさなければ頭も上げられない。
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Name: 一般人
Date: 2006/05/20(土) 19:08
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Title: Re:皇室と国と神社について
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一般人さんです。
> おっしゃる通りなのですが、それこそ日本が > ユートピアにでもならないと、「失礼」は > なくならないと私は思います。 つまり「ユートピア」でないから存在意義が無いと言うことですか。ますます以て奇妙な論法ですね。
> 日本書紀や古事記は(史実を基にした)フィクション > である、ということです。○○神の末裔であることが、 > 天皇による支配の根拠になっていたりしません > でしたか? 本当に古事記・日本書紀を読んだことあるのですかね?神々の末裔は皇族に限ったことでは無いですよ。日本人は皆神々の末裔ですよ。「支配の根拠」って・・・、昔読んだ本と同じ論法だなぁ。
> 理由は、私が、実は鉄道ファンだからです。 > そして、国鉄の分割・民営化のやり方に否定的 > だからです。 今の時期同じような話題を出すなら郵政民営化でしょうね。 鉄道ファンと言うことですがかなり深い思い入れがお有りのようで・・・(笑)
> 最初の私の投稿の書き方が悪かったのかも知れ > ませんが、存在意義がないから天皇制を終わりに > しようと考えている訳ではありません。 最初のご意見と違いますね。
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Name: やました
Date: 2006/05/20(土) 22:45
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Title: Re:皇室と国と神社について
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再びおじゃま。
禰宜様も権禰宜様も一般人様も異端児様も私も日本国民。 天皇陛下のしろしめす日本という国に住まわせていただいている民にすぎない。 強いて言えば日本人と表現できるのは天皇陛下しかおられないのではと勝手に思っている。 陛下の存在意義がある無しに関わらず、日本国民は日本人を大切にしていかなくてはならない。 論理では説明できないことも多々あると思う。 人それぞれ育ちも環境も違う、生きる時代も違う。 けれど、「天皇陛下は大切なおかた」という想いは長い間受け継がれてきた。 先人の遺言を私どもが守ることは、先祖慰霊にもなるのであり、さもなくば祟られても仕方あるまい。 天皇陛下を大切に出来ない人は日本を出て行けばいいのであり、あえて憲法改正で天皇制を無くすと言うのは無理なことである。
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Name: 異端児
Date: 2006/05/21(日) 22:14
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Title: Re:皇室と国と神社について
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禰宜様はじめ皆様、こんばんは。 # お名前を誤って書いていたようで、 # 申し訳ありません。 > 禰宜様
科学技術の発達で、宇宙や地球の歴史が 明らかになり、また考古学遺物の正確な 年代測定も可能となりました。研究者の 国際的な連携もこれから進んでいくで しょう。歴史上の興味深い事実が これからも発見されていくことと思い ます。
天皇制の基となっている神話を フィクションとして楽しむ人は増えると しても、神話をそのまま心から信じて 皇室を崇拝する人が増えることはないと 思います。
天皇制・皇室がなくても、この日本に住む 人々は立派に暮らして行ける、と私は考えて います。
皆様のご意見を伺い、自らの不勉強を 改めて思い知らされましたが、天皇を 務める人の人権を大幅に制限せざるを 得ない天皇制・皇室はなくしてあげ たい、終わりにしたい、との考えに 変わりはありません。
いずれにしても、すぐに天皇制・皇室が なくなることはないと思いますが、...。
失礼いたします。
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Name: 一般人
Date: 2006/05/22(月) 00:28
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Title: Re:皇室と国と神社について
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一般人です。
信仰という物は科学技術の発展とは何の関係もなく存在する物です。あなたのように即物的に物事を考える人々だけでないと言うことを知るべきです。例えばキリスト教は科学技術の発展した欧米や世界各地で広く信仰されています。処女受胎・キリストの死後の復活・その他キリストの起こした数々の奇跡などは科学的に見れば大きく矛盾した出来事です。それにも関わらず信仰する人々が世界中に多数いるのです。折しも「ダビンチ・コード」という映画が世界各地で封切られましたがその内容から各地で上映反対の運動が起こっているくらいです。 あなたが皇室を崇敬できないことはよく分かりましたが、それを以て他者に影響を及ぼそうとするのはいかがなものかと思います。
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Name: 異端児
Date: 2006/05/22(月) 20:56
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Title: Re:皇室と国と神社について
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一般人さん、こんばんは。
科学技術が今日のように発展したことは ありません。日蝕や地震の理由を現代では 多くの人が知っています。信仰にすがる 人が減ることは自然な流れであると思い ます。このまま平和が続けば、数十年後 には、神のようにヒトを作ることも、 技術的に可能になっているかもしれません。
科学技術は今や、人類自身をも滅ぼせます。 そして、科学技術を濫用するような者が、 この即物的な世において、宗教に満足する とも思えません。
宗教の役割が相対的に小さくなっても、 致し方のないことだと思います。
敬虔で、他者に寛容な信仰を持つ人を 私は尊敬します。宗教を全否定する 意図はありません。
以上、生意気な私見を述べさせていただき ましたが、こんな私に意見を述べさせて くださる禰宜様に感謝いたします。
それでは、失礼いたします。
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Name: 禰宜
Date: 2006/05/22(月) 22:42
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Title: 今、伊勢神宮から帰ってきたところ・・・。
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今、伊勢から帰ってきました。
実は20日から今日(22日)まで、「伊勢神宮式年遷宮お木曳き行事参加の旅」を引率して伊勢に行っておりました。 氷川神社の氏子さん約100名で、バス3台を連ねて行って参りました。今帰ってきたところです。
一般人さま、やましたさま、投稿をありがとうございました。
いろいろまた今更私が書いても何ですから、ひとつだけ要点のみ・・・。 「天皇」という言葉の語義について。 「天皇」という語には実は二つの意味があります。これを誤解されているようです。一つは歴史的概念としての「天皇」。もう一つはひとりの人格としての「天皇」。 また、国の御公務を行なう政府の中の天皇(府中の天皇ともいい、憲法に書かれたお立場)と、宮中の祭祀礼典を執り行う天皇(宮中の天皇ともいう)としても分けられます。”宮中の天皇”とは、すなわち神道の祭祀王としてのお立場です。
”天皇になることを強制されている人”といわれますと、一人の人格としての「天皇」ということになります。 今上天皇陛下は”強制されて”皇位に赴かれたのでは決してありません。なぜなら、皇位継承順位が一つ変わるだけのことですから。 自明のことです。
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Name: 禰宜
Date: 2006/05/22(月) 23:29
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Title: 最後に。
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ああ、異端児さんの最後の投稿を読んでいませんでした。
科学技術が発達しても「宗教の役割が相対的に小さくなる」ことは絶対にありません。人類自身を滅ぼそうとするような、科学技術を濫用するような研究者(マッドサイエンティストか?)は、むしろ淘汰されねばならないでしょう。それこそ「この憲法が国民に保証する自由及び権利は、・・(中略)・・常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」憲法12条に見る通りです。 この”公共の福祉のために・・・”という感情を道義心というのではないのですか。道義心は健全な宗教心によって育まれるということは、既に述べた通りです。
神道は宗教としては、全くもって寛容です。世界で最も寛容な宗教概念の一つと言えると思います。 また、キリスト教やイスラム教などの創唱宗教と、神道も含む自然宗教とは神の観念が違います。 いわゆるゴッドと神道の「神」は全く概念が違うものです。 まず”信じること”から信仰が始まるキリスト教などの創唱宗教とは概念が異なります。よく外国人やキリスト教者には、神道はむしろ”哲学に近い概念”かも知れない、と説明しています。 ちなみに、キリスト教などはかなり排他的ですよ。宗教的概念としては他宗教を全否定していますからね・・・。
科学技術の発展により、むしろ私たちの宗教観が問い直されているのではないでしょうか。 宗教的感情の起源について、”聖”と”俗”をわける観念と考える学者、動物的な衛生観念に由来するとする学者、死生観を考察の中心に据えて考える者・・・様々に考える人がいます。共産主義も宗教学の中では一つの宗教観の概念に当てはまります。尤も共産主義者等は否定するでしょうが。社会学でもそうです。ジョン・ロックの『社会契約論』には、キリスト教の神観念が根底にあります。 経済学でもそうですね。アダム・スミスの『道徳感情論』にも彼の宗教観が窺えると思いますが・・・。 「宗教」という語を狭義に考えず、大きな概念としてお考え頂きたいと思います。哲学であり、世界観であり、価値観であり、死生観であり、そして道徳心であることが判ると思います。 神道は自然や祖先に対する謙虚な畏敬と敬愛心、伝統の文化や芸術に対する感性を磨く”精神の在り方”である、ともいえるかも知れません。それは道徳心のみならず、美徳を養おうとする営みともなる筈です。
失礼ですが、この掲示板は氷川神社への問い合わせ、また「神道」についてのご質問などをお受けしている場です。 今回、皇室と神社祭祀の関係についての初歩的な説明をする機会でもありましたので、お答えして参りました。 レスが10を超えたのも初めてのことでした。こうした議論も誤解を解くためには良いかな、と思っております。その意味では、始めに投稿され、問題提起をされた異端児さんには感謝いたしております。 しかしながら今後、神道祭祀に関してあまり否定的な投稿はご遠慮頂きたいと思います。 神職として質問の範疇ではお答えいたしますが、神社御祭神に対し非礼なもの、あるいは公序良俗に反するもの、とこちらで判断した場合は削除させて頂きます。あしからずご了承ください。
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Name: タカハシ
Date: 2006/04/28(金) 21:55
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Title: お焚き上げについて。
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初めまして。 練馬区下石神井在住の者です。 そちらでは人形やぬいぐるみのお焚き上げは していただけますか? 沢山のぬいぐるみ達がいるので、 なるべく近所でお願いできるところを探しています。
お忙しい所申し訳ありませんが、 よろしくお願いいたします。
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Name: 禰宜
Date: 2006/04/28(金) 23:02
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Title: 人形のお焚き上げはできません。
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タカハシ様、こんにちは。
恐縮ですが、氷川神社では人形やぬいぐるみのお焚き上げは行なっておりません。環境問題などがあり、できないのが現状です。 練馬区近隣の神社では、おそらく行なっていないと思います。
明治神宮などで年に1,2回、日にちを決めて「人形供養祭」のような祭典を行なっているように聞いたことはあります。 また、上野の寛永寺・清水堂(だったか?名称は不正確)では年間通して受け付けているようです。1体数千円の祈祷料だったと記憶しています。
ぬいぐるみ等は、縫い目をていねいにほぐして形をばらばらにしておいてから、きれいな袋に納めて可燃物の時に出して良いのではないかと私は思います。 つまりは、ぬいぐるみの”クマ”や”ネコ”ではなく、布と綿と糸の状態にすれば”ぬいぐるみ”ではなくなります。これも形を変えたひとつのお祓いと言えましょう。 その場合、持ち主が気持ちを込めて”ていねいにする”事が大事ではないでしょうか。いろいろ思い出もある物でしょうから、ていねいにする事で感謝を込める訳です。それがお祓いになります。 いかがでしょう。
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Name: タカハシ
Date: 2006/04/29(土) 19:52
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Title: ありがとうございました。
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ご丁寧にお返事ありがとうございました。 環境問題も関係しているのですね。。。 1体数千円だと少し大変かも…
我が家でお焚き上げをしたいのは、 ほぼぬいぐるみ達なので、 縫い目をほぐして…の形を家族に話してみます。
また質問が出てきたら書かせてください。 ありがとうございました。
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Name: 権禰宜
Date: 2006/04/30(日) 00:49
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Title: Re:ありがとうございました。
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寛永寺での人形供養は、一体3000円です。 参考までに。
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Name: 高野良徳
Date: 2006/04/26(水) 00:57
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Title: 禰宜さんへ
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お久し振りです。大変ご無沙汰しております。貴兄の文化財 保護に関するご活躍を承っておりました。美術へのご造詣等、 この掲示板を拝見し思い出しました。 豊島氏や石神井郷の歴史などかなり深く研究されている様子が 窺えます。また、境内のご案内を受けた日が思い起こされます。 東京にこんな静寂があったのかと…。大分変わりましたか? 拙も不惑を過ぎ、厄年ともなり、血圧も上がりっ放しです。 この機会にご祈祷を貴兄の御奉祭で受けたく存じます。久し振 りなのですっかりご用意等忘れてしまいました。また祭儀につ いてもこの際キチンとお教え下さい。宜しくご指導下さい。 皆様ご家族のご多幸有ります様に祈念致します。
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Name: 禰宜
Date: 2006/04/26(水) 20:38
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Title: うはぁ、お久しぶり!
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お久しぶりです! こちらこそ、大変ご無沙汰しております。 血圧上がりっぱなしですか・・・。神社の風情は全く変わっておりません。いや、社殿の屋根が少々貴殿がいらっしゃった頃とは変わっているかも知れませんね。
ご祈願ですか。どうぞ、お待ちいたしております。 また近日、直接にお電話ください。 社務所の電話は↓です。 03(3997)6032
個人的にはまた日本刀鑑定の勉強会など、やってますよ。 ぼつぼつですが。 お会いするのを楽しみにいたしております。
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Name: 利佳
Date: 2006/04/24(月) 13:10
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Title: お宮参りについて
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板橋区西台に在住ですが最寄の氏神様はどちらになるのでしょうか? また、ご祈祷もして頂きたいのです。 お忙しいところ、お手数をおかけ致しますが どうぞ宜しくお教え下さいませ。
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Name: 禰宜
Date: 2006/04/25(火) 10:06
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Title: Re:お宮参りについて
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利佳さま こんにちは。 西台2−6−29に天祖神社があります。 電話は(3933)5929です。
ただ、私どもの近隣ではないので、氏神さまかどうかは 正確には不明です。神社に直接伺ってお尋ねください。 社務所にはどの神社でも、お気軽に声を掛けて良いものです。 直接参拝にお見えになる方とお話しするのが、神社の神主の 原点です。 または東京都神社庁に、お電話してお問合せください。 番号(3404)6525です。
よろしくお願いします。 お近くにお出ましの際は、どうぞ私どもの神社にもお立ち寄り ください。
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Name: 月
Date: 2006/04/07(金) 01:10
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Title: お尋ねしたいのですが
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中野区弥生町の氏神様は東中野にある氷川神社であっているのでしょうか?
ちゃんと氏神様に挨拶をしたいと思っているので 教えて頂けると 嬉しく思います。
お手数おかけしますが 宜しくお願いします。
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Name: 禰宜
Date: 2006/04/10(月) 08:34
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Title: Re:お尋ねしたいのですが
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月さま。こんにちは。
中野区にも氷川神社は何社かあります。正確なところはちょっと 私は今手元の資料ではわかりかねます。予想で不正確なことをお教えする訳にもいかず、申し訳ありません。
リンクの頁に東京都神社庁のHPがあります。 こちらにメールか電話でお尋ねになるのが一番正確と思います。 神社庁はそういうお尋ねに応えることも、大事な業務のひとつです。電話でお尋ねになったほうが早いかも知れません。
弥生町には4丁目27番に氷川神社があります。 同じ名前の神社が多くて紛らわしいのですが・・。 社務所にいつも神職がいる神社ですので、お散歩がてらお参りに行ってみてください。こちらの神社が氏神さまかな?と思います。 神社社務所で神主さんにお尋ねください。
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Name: Horn
Date: 2006/03/29(水) 15:20
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Title: お宮参り
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こんにちは。 高野台在住で、お宮参りをしたいのですが、氏神様は高野台の氷川神社になるのでしょうか? そちらでもご祈祷はお願いできるのでしょうか? 石神井台の氷川神社とは関係があるのですか?
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Name: 禰宜
Date: 2006/03/29(水) 22:46
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Title: Re:お宮参り
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お宮参りおめでとうございます。
高野台はそうですね、高野台の氷川神社が氏神さまとなります。 ただ、高野台氷川神社は兼務社といいまして、宮司が常駐している 神社ではありません。 ご祈願の受付につきましては、直接神社でお尋ねになるのが一番 早いかと思われます。
氷川神社は都内、特に板橋区・練馬区・中野区などでは非常に多いのです。練馬区内だけでも6社あります。 ご祭神は須佐之男命です。これはどの神社も共通です。
私どもの神社でも、もちろんご祈祷はできます。 毎日、午前9時から11時、午後は1時から2時半の間で受付いたしております。石神井公園へお花見がてらにでも、お遊びにどうぞお出ましください。
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