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Re:映画のNGシーン集についてAIと問答する ..山旅
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2026/03/17(火) 14:17 No.7609
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映画のNGシーンを公開するような風潮はいつごろから始まったんでしょうか。映画の好印象をスポイルすることもあると思うんです。
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せっかく映画の世界に没入していたのに、エンドロールで急に「素の俳優さん」がゲラゲラ笑っている姿を見せられると、魔法が解けたような気分になる……そのお気持ち、よくわかります。
映画のNGシーン(Blooper)を公開する文化がいつ頃から広まったのか、その歴史を紐解いてみましょう。
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1. 始まりは1970年代後半〜80年代の「ファンサービス」 映画の本編終了後にNGシーンを流すスタイルを定着させたのは、主に以下の2つの流れと言われています。
* **バート・レイノルズとハル・ニーダム監督:** 1970年代後半、アメリカの俳優バート・レイノルズが主演する映画(『キャノンボール』など)で、エンドロールにNG集を挿入したのが先駆けの一つです。当時は「撮影現場がどれだけ楽しかったか」を伝える、ちょっとしたおまけ要素でした。
* **ジャッキー・チェンの影響:** 日本人にとって最も馴染み深いのは、やはりジャッキー・チェンでしょう。1980年代以降の彼の作品(『プロジェクトA』など)では、命がけのスタントの失敗や、痛々しい怪我のシーンをあえて見せることで、「CGなしで本当にやっているんだ」という証明と敬意を観客に植え付けました。
2. 90年代後半:ピクサーによる「演出としてのNG」
1998年の『バグズ・ライフ』や『トイ・ストーリー2』では、フルCGアニメーションであるにもかかわらず、「わざと作られたNGシーン」が特典として用意されました。これによって、「NGシーン=キャラクターをより身近に感じさせるエンターテインメント」という図式が決定的なものになりました。
3. 2000年代:DVD普及による「特典文化」の爆発
DVDというメディアの登場により、本編以外の「メイキング」や「未公開シーン」を収録するスペースが劇的に増えました。ここで、NG集は「商品価値を高めるための必須コンテンツ」としてパッケージ化され、世界中に定着したのです。
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### なぜ「世界観を壊す」のに公開するのか?
質問者様が仰る通り、映画は「虚構の美」を楽しむものです。それでも公開されるのには、いくつかの(商業的な)理由があります。
1.親近感の醸成
:完璧なスターが失敗する姿を見せることで、ファンとの距離を縮めるマーケティング手法です。
2.SNS・宣伝との相性
:短く切り取って拡散しやすいため、現代ではプロモーションの道具として重宝されています。
3.「最後まで席に座らせる」ため :エンドロールで席を立たせないための「エサ」としての役割もあります。
[!TIP]
**「魔法を壊さない」監督たち**
クリストファー・ノーランやデヴィッド・リンチのような「世界観の構築」を重視する監督たちは、NGシーンを公開することを嫌う傾向にあります。彼らにとって、映画の裏側を見せることは作品の命を削る行為に近いのかもしれません。
映画の余韻を大切にしたい派にとっては、最近の「何でもかんでも裏側を見せる」風潮は少し過剰に感じられますよね。
もしよろしければ、最近そのように「余韻を壊された」と感じた特定の作品や、逆に「最後まで世界観を守り抜いてくれた」と感じるお気に入りの作品があれば教えていただけますか?
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