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木曜日の予報はまるで悪く、一転、金曜日は晴れだというので、裏のご隠居さんとは金曜日に出かけることにした。
直前まで行先は決まっていなかったのが、久しぶりの晴天とあっては展望重視で出かけたのはまたしても霧ヶ峰、しかしご隠居さんとは初めてのカシガリ山であった。
もう少し紅葉が進んでいるかと思ったが、大門街道の湯川沿いの色づきもまだ9月のようだった。前日に歩いた、似たような標高の八千穂高原よりずっと遅い。
何年かぶりのカシガリ山は、以前より踏跡が薄くなっているように感じた。カシガリ山に近づくにつれてススキを分けて踏跡を探すようになってきた。秋の涼しさなんてまったくなく、これが1700mもある稜線歩きだろうかという暑さで、休憩するにも日陰を探す始末だった。
それにしてもその大展望、ことに、カシガリ山の稜線が八ヶ岳のそれのミニチュアのように手前に並ぶ風景は圧巻である。
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