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「梅雨明け後一週間は天気が安定し、夏山のベストシーズン」とは、よく言われるところです。 関東甲信越の週間天気予報にズラリと晴れマークが並び、この機を逃してなるものか…と、北八ヶ岳の麦草峠から茶臼山を目指しました。
私の終生の愛読書である、横山厚夫さん著『一日の山・中央線私の山旅』(1986年4月、実業之日本社刊)のp.96〜97に、深田久弥が語る『山岳展望』の一節として、「素人は連峰を横から見るデス、玄人は縦から見るデス」との言が紹介されています。
茶臼山頂上"天望台"から至近に望む南八ヶ岳の峰々こそ、この「縦から見る」素晴らしき大展望の好例ではないでしょうか。
夏には珍しいような、爽やかな低湿気のせいか遠望も良く効き、北アの槍・穂高も顔を見せていましたが… 何と言っても、八ッの雄姿にうっとりと見惚れるひと時を過ごしました。
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