|
去年の4月、おとみ山と神戸のN女史の、合同卒寿前祝いの岐阜旅行は、直前のおとみ山の急逝で、転じて追悼旅行になってしまった。
残されたN女史はさすがに意気消沈、それでも追悼旅行には参加のはずが、体調を崩してキャンセルとなった。
それから1年余り、その年齢の人が神戸からやってくるには山梨県はやはり遠い。そこで、N女史の、山、スキー、スキューバダイビング、と多岐にわたる遊びの仲間が、名古屋のやまんばさんはじめ、岡山、神戸、東京から集結、「チームN女史」を結成、山梨行きをサポートしてくれることになった。
山梨に着いてしまえばこっちのもので、なにせいまだ脚力は十分なのだ。とはいえ、険しい山道などさすがに願い下げである。そして、負担が軽く、山岳展望は日本一といってもいい山道が、お隣の中信高原にはふんだんにある。
そこで今回繰り出したのが、数年前からお気に入りの薙鎌神社をめぐるコースである。今回は、ゆるく登って、薙鎌神社に着いてはじめて大観を得られるという、達成感のあるコースを設定した。
天気は上々、気分よく歩いて、帰ってからは、近くの貸切レストランで、遅ればせながらの卒寿祝いで盛り上がった。好天に恵まれ、最高の展望を楽しんだ皆さん、はやくも、来年も集まりましょうよ、と意気軒高になったのも当然であろう。
|
|
|
|