ロッジ山旅 掲示板&山行記

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 三峰山の南を探る    ..山旅     返信
      2023/10/06(金) 08:56  No.6798
 
 
事情で少々遅い出発となった。さてどうしようかと考え、前々から気になっていた場所に行ってみることにした。

散々登った三峰山から南を見下ろしたとき、あそこはどんなところだろうと気になっていた原っぱがあったのである。ヤブ漕ぎさえなければ1時間もあればたどり着けるはずである。

せいぜい膝下くらいの笹を分けて急に下ると明確な踏跡が現れた。人通りよりは鹿通りがほとんどだろう。いたるところに鹿の寝床がある。

なかなかの深山の雰囲気と、初めて歩く場所だったこともあって、時間がかかったように思ったが、歩きだして目的地まで1時間あまりだった。

小さなピークを越えると、想像していたより広大な原っぱが拡がっていた。これは気持ちがいい。あいにく遠望のない日だったが、三峰山と二ツ山をつなぐ稜線の向こうには槍穂の峰々、諏訪湖の向こうには中央アルプスが並ぶに違いない。

三峰山付近はそもそも展望がいいのだから、ここに来て初めての大展望が得られるといった楽しみはないけれども、ここに至る稜線の雰囲気がすばらしいし、北に見上げる三峰山は実に立派で、それだけでも行く価値がある。

風が強い日で、のんびりと長時間を過ごすというわけにはいかなかった。この風の強さがここに林を造らせなかった理由かもしれない。高い山々が雪化粧した快晴の晩秋や新緑の1日に訪れたら最高だろう。また、ちょっと下ればすてきな木陰をつくってくれそうな木が何本もあるから、真夏の避暑も楽しめそうだ。

砥沢の源頭部にあたるので、砥沢ヶ原とでも名付けておくことにしよう。


 Re:三峰山の南を探る    ..山旅    
        2023/10/06(金) 08:57  No.6799
 
 
砥沢ヶ原から見上げる三峰山。

 Re:三峰山の南を探る    ..おとみ山 [URL]    
        2023/10/06(金) 21:24  No.6800
 
 
砥沢ヶ原〜素晴らしい命名、文句なしです。毎回、頂く地図を眺めていると、山中の原っぱっぽい場所は時々目に入りますが、今回のようなコース設定が可能な場所となると、やはり達人師匠の豊富な経験に基づく知識と読みが不可欠です。

毎度ご贔屓の「三峰山」の大きな山体を目指す最初の部分は、笹刈り整備も行き届いた立派な登山道。ルートを西南に転じてからは、笹薮の中の踏み跡を辿って、目的地の原っぱを目指す、木曜山行好みのミステリーゾーンでした。

降りついた原っぱは、思いのほか広く、周りを遮る樹木も無いため、折から吹き付ける強風には格好の地形。上空には晴れ間も覗いていたのに、吹きまくる風の中でのランチも修行の一環と、大自然に同調して美味しく戴きました。

添付の薄ボケた写真は、前日初冠雪があったと報道された富士の遠景。曇天下でも、手前の我が八ヶ岳の、緩〜く長〜い稜線は何度見ても惹かれますね!20代の最初の縦走のエンディングは、あの稜線沿いに?小淵沢駅まで歩いたんだなと、旧懐の念しばし。



 Re:三峰山の南を探る    ..山旅    
        2023/10/07(土) 08:13  No.6801
 
 
砥沢ヶ原は、ビーナスライン沿いの、人通りの多い歩道からは、きれいな三角の山に隠されて見えないんですよ。三峰山の頂上まで行って初めて少し見えるくらい。それで、行ってみようという人が少ないんではないでしょうか。ま、原っぱが見えるから行ってみようと思う人がそもそも少ないのかもしれん。


 FM八ヶ岳 山と森と旅と    ..山旅     返信
      2023/10/02(月) 15:19  No.6795
 
 
この番組を僕が担当したのは去年の10月からだったので、今回で2年目に入ったわけです。早いものだと思うし、よく続いているなあとも思っています。とにかく初めての経験で、右も左もわからない中で始めた番組です。スタジオでは、おっかなびっくり洞穴に向かってぶつぶつと独り言を放り込んでいるような状態は今でも変わりません。

この1年、12回の放送のうち2度、ゲストをお呼びして助けてもらいましたが、あとの10回はまったくの一人語りでした。ま、種というほどのことはないんですが、種を明かしますと、台本を用意してきて、それを読んでいます。気の利いた当意即妙な話を長々とできる才能はありませんからね。

それに、そもそも、当意即妙というのは、相手や、目の前に観客があってはじめて生じるものです。しかし、それだけに刹那的でもあります。したがって、内容が時間内に論理的にまとまるかというとはなはだ怪しくて、むろん放送は絶えず流れている川のようなもので、刹那的でもかまわないわけですが、僕のように、考えというものは文章にして初めてまとまるものだと思っているような人間には、刹那的では気に入らない。なぜなら文章は残すためにあるものですからね。そこでせっせと台本を書いているというわけです。

〜 と、台本の一部を掲載しました。明日が今月最初の放送です。


 Re:FM八ヶ岳 山と森と旅と    ..鉄人M    
        2023/10/03(火) 21:58  No.6796
 
 
10月分最初の放送、拝聴しました。

先月の「鄙にはまれな」、今月の「きのこ中毒」は、ともにロッジのHP「山旅の雑記帳」の中ですでに拝読してはおりましたが、山旅さんの趣深いナレーションで改めて聴き直してみると、桁違いに臨場感が増したような気がします。

なるほど、幼児に対して両親が行なう"読み聞かせ"のような効果があるのでしょうね。

それにしても…
「きのこ中毒」での嘔吐と下痢の一斉襲来は、本当に耐えがたきも耐えることの出来ない由々しき事態だった、と推察するに他なりません。

来月の放送も、変わることなく楽しみにしております。


 Re:FM八ヶ岳 山と森と旅と    ..山旅    
        2023/10/04(水) 07:59  No.6797
 
 
毎度のご聴取ありがとうございます。

そうなんです。過去の遺産を利用してお茶を濁しております。結局、山のことで書くことがなくなったので連載からも撤退したわけですからね。そのうちしゃべることもなくなって、それが番組の終わりかと思っております。

なお、番組内で紹介したヒョウモンクロシメジの画像は、公的なサイトにも載っておりますが、この写真は、私たちが中毒した翌年、同じ場所に発生したのを柴田さんが撮ったもので、新聞の見出しにも使われた写真です。それはともかく、知らないキノコにはご用心ご用心。

https://www.jataff.or.jp/kinoko/266.htm



 すがぬまみつこさんの絵    ..山旅     返信
      2023/09/25(月) 15:27  No.6788
 
 
8月の末に車山に登ったときの絵など、霧ヶ峰の絵をすがぬまさんが送ってくれたので、山旅サイトにさっそく追加させてもらいました。
パソコン画面だと迫力がなくなってしまうのがちょっと残念。

https://yamatabi.info/suganuma6.html


 Re:すがぬまみつこさんの絵    ..山旅    
        2023/10/01(日) 19:52  No.6794
 
 
さらに今年の成果を数点ご提供いただきましたので追加しました。


 林岳    ..山旅     返信
      2023/09/29(金) 09:20  No.6790
 
 
林岳は、寺田政晴さんが『岳人』誌で紹介したのが、雑誌に載った最初だったと思う。もう25年も前のことである。寺田さんは五郎山を越えて千曲川源流に下り、甲武信岳に登るような山歩きをしていたから、その途次にこの小さな山にも立ち寄ったのだと思う。こんな山にわざわざ登りに来る人は多くないだろう。せいぜい、五郎山に登るついでか、町田市自然休暇村に泊まった人が軽いハイキングに出かける程度ではないだろうか。

寺田さんと横山さんが、この山に登ってきたと、帰りがけにロッジ山旅に寄ってくれたこともあって、私も早速登りに行ったのだったと思うが、それも20年前のことで、もう詳細は覚えていない。

例年なら甲府盆地周辺の山へもそろそろ出かけようという時期だが、秋らしい気温になったのもつかの間、再び猛暑になるとの予報では甲府に近づくのも嫌である。

またまた中信高原かなあと頭をひねったが、さすがに山域を変えようと、林岳を思い出した。1600mあればそう暑くもないだろう。

山椒は小粒でもピリリと辛い、といった山だが、辛いというほどでもなく、若い人ならものの30分で登れる山である。そこで数時間を遊ぼうというのだから、しばしば休憩をしながら登った。

西と東に少々離れたピークを持つ山で、一般的な径があるのは西ピークまで、東ピークへはかすかな踏跡があるだけである。

西ピークには諏訪の富士講のものらしき石碑が建っているが、どんな経緯でこんな場所に建っているのかはまったく不明である。「富士清月教会」と彫られた文字が見えるので、帰ってきて調べてみたら、その住所が、枝垂れ桜で有名な富士見境の高森観音堂になっている。へぇ、どうしてだろう、調べてみると面白いかもしれない。

わりと広い西ピークは羅漢寺山あたりに似た白砂青松で眺めがよい。昼にはまだ間があるので、東ピークで昼食にすることにする。ピーク間にはシャクナゲが多いので花期には見事だろう。

東ピークはごく狭い岩頭だが、ふたりだけなら広すぎるくらいである。眺めはいいし、小さな山でも達成感のある頂上である。ここで昼休みとしたが、この高さでも暑いくらいなのだから、下界はさぞやと思っていたら、案の定、甲府はもっともおそい猛暑記録になったとか。

地形図をみれば安全な下山の方法は一目瞭然である。そのとおり下って、4時間足らずの山遊びを終えた。

(東ピークから、おとみ山がカメラを向けているのは、国師ヶ岳から北へ、雨降山、長峰と続く、超マニア向けの稜線である。その手前、松の間に見えるのが西ピーク)


 Re:林岳    ..山旅    
        2023/09/29(金) 09:38  No.6791
 
 
岩岳から見ると、林岳と五郎山がこういう風に見える。岩峰なのに「林岳」とはこれいかに。当て字なのでしょうね。

 Re:林岳    ..おとみ山 [URL]    
        2023/09/29(金) 12:02  No.6792
 
 
岩だらけなのに、林岳とはこれ如何に? いい加減なネーミングなんて、世の中には沢山ありますが、流石豊富な抽斗を持つ我がリーダーの眼に狂いはなく、自分にとっては近年の大ヒット山行でした。

化けて出そうな年令のせいで、ひたすら歩くだけは、もう御免。
冒険心と好奇心を満たしてくれる、おまけがあって余裕のある山行こそが、心と身体の一番の栄養なのです。適当にスリルを味わえる岩遊び+キノコのお土産付き。こんな山行であれば、毎週でも行きたいと、勝手な寝言をお許しください。

遊び心の一端をご開陳ということで、先ずはその@〜林岳西峰山頂の岩の緩斜面一面を覆っていた、ぶ厚いミヤマハナゴケ。やや乾燥気味でしたが、まるで絨毯状態。灼熱地獄の夜、こんな処で一夜を過ごして見たいと、飛んだ妄想を……

さて、そのAは本命のキノコ〜登り初めて間もなく、脇の古い切り株に上物のクリタケが。師匠と仲良く分けて頂戴しましたが、真っ先に思い出したのが、「俺はクリタケが一番好き」と、言っていた故・S先輩のこと。Sさん今晩味噌汁に入れて、謹んで戴きま〜す。

Bは下山中の松交じり雑木林で、うっかり踏んづける寸前に見つけた立派なクロカワ一本。早速割いて焼きショウガ醤油で、晩酌と共に戴きぃ。ナベタケ・ウシビタイと地方名は様々ですが、子供時代はロウジと。ホロ苦みがあるぶ厚い傘は、マツタケ以上の珍味と信じて疑わず、当地に住んでからは毎年買って食しています。

Cイワタケ〜写真参照。深山の岸壁に着生する地衣類〜キノコではなく、苔の仲間なのだそう。採取の際に墜落して死んだり、貴重な物で高価ですが、付け根の石くずやゴミをとって、酢の物や天ぷらで。栄養豊富な珍味だそうですよ。それぞれ、手の届く範囲内で結構な量を剥がし採って来ました。今晩、酢の物でご馳になります。

脱線話で失礼しましたが、人は後白河法皇ではありませんが「遊びをせんとや生まれけむ」〜この精神を忘れず、これからも遊びのある山行を期待しています。


 Re:林岳    ..崇徳帝の末裔    
        2023/10/01(日) 06:50  No.6793
 
 
おとみ山氏 no6792投稿
「林岳」は5年ぐらい前に2回訪れました。町田市の保養所過ぎてすぐ登山口があり僅か30分くらいで五郎山が良く見える岩場に出ますね。絶景です。最初はこの先の林岳山頂までのルートがシャクナゲに覆われて歩きにくそうだったので引き返しました。その後に再度訪れ岩場から山頂まですぐでした。

山頂は岩と松の庭園風で石碑まで建ってます。誰がここまで持ってきたんだろう?です。ここは西ピークで山旅師の記述にあるように羅漢寺山に雰囲気が似てます。

さておとみ山氏の投稿です。Aのクリタケは私も好物で味噌汁投入は絶品です。BのクロカワCのイワタケは未知です。まして「ショウガ醤油」「酢の物」などの調理方法も独居不器用老人には無理です。おとみ山氏のような天性の器用さと現役時代の研鑽を怠ったツケが晩年に至り後悔を迎えている訳です。

「遊びをせんとや生まれけむ」・・の後白河法皇の人生哲学は誠に当を得ており、全く異論はなく人生かくありたい。とは思いますが、石川啄木の「働けど働けど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る(一握の砂)」の如く「遊びをせんまま」一生を終える人の方がこの国には多いのでは・・とも思うのです。
後白河法皇の生活の糧(収入)はいかほどでその源泉は「遊びたくても遊びも知らず一生を終えた人々」に拠っていたのではないか。とも想いを馳せますね。

文学才覚溢れるこの法王はたしか、日本三大怨霊の崇徳上皇の親類ですね。崇徳帝の怨念の一生と思わず対比してしまいました。



 瑞牆山を見に    ..山旅     返信
      2023/09/27(水) 07:54  No.6789
 
 
わけあって、久しぶりにIさんと山歩きをすることになった。ごく軽く散歩のような山というので瑞牆山を見に行くことにした。

たまたまお泊まりだったK夫妻も誘ったら、ではご一緒させてくださいと、知らぬ同士がちゃんちき山歩きになった。

今回は、ひさしく歩いていなかった径で下ってみたが、完全な廃道になっていた。それならそれで強引に下るだけだが、私やIさんに当たり前でも、おそらくそんな下りは初めてのK夫妻はさぞとまどったことだろう。










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