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山中一泊で瑞牆山と金峰山を登ってきた大阪からのご一行、1年越しの計画だったのだから、ちょうど梅雨明けとなったのは幸いだった。
さて、おまけのもう一山というので美ヶ原をご所望だったが、夏の観光地を歩くよりは、少しは山らしいところのほうがいいのではと提案したのが三峰山だった。これには、美ヶ原ではちょっと遠くて運転が大変だというこちらの都合もある。
4月に南側から登ったばかりだが、北側から登るのは3年ぶりだった。コロナのせいか刈払いがされておらず、ところどころで道は笹に埋もれていた。しかしそれも、あの気持ちのいい頂稜に着くまでのこと、一気に開けた風景に涼風も加わった。
頂上に着くまでは誰にも会わず、頂上でも数人を見ただけであった。名だたる高山こそ雲に埋もれていたが、真夏の昼間にそれを期待するだけ野暮というもの、青空に夏雲、一面の緑、それに涼風で充分である。
大満足で帰阪されることであろう。
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