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“この雪の 消(け)残る時に いざ行(ゆ)かな 山橘(やまたちばな)の 実の照るも見むく” (訳:この雪が消えてしまわないうちに、さあ出かけよう。やぶこうじの実が雪に照り輝くさまも見よう。)
臨時職員として勤務する大学には神殿が祀らていて、その神殿と俗世界を区切る結界として人工ではあるが小さな神奈備川(かんなびがわ)が流れている。 万葉集に謳われた山橘(ヤマタチバナ=ヤブコウジ)の歌碑(板)だけが神奈備川沿いの河原に寂しく立っているのを見かねて昨日、他の場所に植えられている山橘3株を移植した。 あまり日当たりが良くないのでうまく活着してくれるかは怪しいが、しばらくは様子を見ることにした。うまくいけば少しずつ増やしていこうと考えている。【20250311(火)】
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