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今週から日本全体が寒気団に覆われ、日本海側には大雪が降っているようだ。 私の故郷山形県も真っ白な雪マークに襲われていたので、仕事から帰るとすぐに兄に電話してみた。すると昨日朝は3時に起き、15cmほど積もった雪を掻いていたと言っていた。「たまには除雪の手伝いに来いや!」と言われる。
今ではスキーが出来るからと喜んでいるが、小学生高学年から高校を卒業するまで雪は闘いだった。今のように当たる予報など無かったため、冬の間の起床は早く、真っ暗なうちから雪の降る外に出て、雪かきや道付けに追われた。雪かきはスコップでしていたが、道付けは父が藁で作った雪靴(直径30cm、高さ60cm)を履き、隣の家まで幅1mほどの道を雪を踏んで造るのが日課だった。 学校から帰ると屋根の雪下ろしをしたあと、軒先に溜まった雪をどかす作業など、休む間もなく夕飯まで作業は続いた。
雪国に住んでいるとこれらの作業は3月まで続くのだから、いくら若くてもたまらない。 高校を卒業して2,3年は冬に帰省することはなかった。雪国生まれた宿命でもあるが、ホント除雪は辛く長い闘いでもあった。【20231219(火)】
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