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ネジバナは芝生や湿地帯など、普通に見られる山野草で注意して見ればどこにでも生えている。写真のように舗装の目地にも力強く生えてくる。 別名はモジズリと言って花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲くことからネジバナとかねじり草(そう)とも呼ばれている。
よくよく観察してみると、右巻きと左巻きの両方があるので面白い。 勤務する大学では仕事柄、植物の手入れもしていて、低木や中木の剪定や除草しているうちに観察もしているので、後期(高貴)高齢者になってもまだまだ勉強も怠らない。(笑) ごく稀に真っ白い花のネジバナもあるそうだがまだ目にしたことはない。 今度じっくり探してみるとしよう。
陸奥(みちのく)の しのぶもぢずり 誰(たれ)ゆゑに乱れそめにし われならなくに
(現代語訳:陸奥で織られる「しのぶもじずり」の摺り衣の模様のように、乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう。私のせいではないのに(あなたのせいですよ)。) −河原左大臣(かわらのさだいじん)−【20250617(火)】
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