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まだ1月なのに日中の気温は10〜14℃と今年の都心はずいぶんと暖かい。 朝の最低気温も冬日になったのは1日ぐらいではなかったろうか。 一方、スキー場では久しぶりに雪が多く、スノボ含むスキーヤーは嬉しい限りだが、バックカントリーやスノボで怪我をする人のニュースも入ってくる。本日より2日間、遅めの初滑りで福島県のスキー場まで出かけてくる。まずは安全に楽しく!!
●白川 道:「神様が降りてくる」 新潮文庫
【「フィル・トムスをご存知ですね」収監された過去を持つ孤高の作家・榊の前に現れたのは、囚人仲間フィルの娘、里奈だった。親と子ほど年の離れた二人は強く惹かれ合い、フィルが残した謎を探るべく、共に沖縄へと向かう。そこで待ち受けていたのは、葬られた戦後沖縄の真実と、当時を生きた若者たちの哀しき物語だった。全身全霊を捧げた愛。壮絶な運命。白川ロマン、ここに極まる。―本の紹介よりー】
ハードボイルド作家(暴力的・反道徳的な内容を、批判を加えず、客観的で簡潔な描写で記述する手法)として確実に男のロマンを書ける作家として数えられ多くの支持を得てきた。「天国への階段」(幻冬舎)がベストセラーになった際には多額の印税(8,000万円だったらしい)を即使い果し、翌月には前借を申し入れ、版元の社長が「ウソだろ!?」と叫んだという呆れ果てた逸話もあると夫人が語っている。
「天国への階段」を書きあげた1ヶ月後(2015年4月)に急逝した。 藤田 宜永、白川道、そして伊集院静と好きな作家が次々と他界、とても残念である。 白川作品は半分ぐらい(30数冊中)読んだだろうか、今また読み返している。【20250127(月)】
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