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読書会BBS

 
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▼ センセイの鞄   [RES]
  あらや   ..2011/01/24(月) 19:35  No.226
  浅田次郎の「蒼穹の昴」シリーズは余韻がかなり強烈でした。「マンチュリアン・リポート」が終わった時、これからどうしようかという感じになったけれど、それを乃南アサの「ニサッタ、ニサッタ」につなげてくれたのは、あるいは、その間に谷口ジローの「センセイの鞄」が入ってくれたからかもしれない。

中で、ショット・バーの場面が出てくるのだけど、しっかりカウンターにニッカの「余市」ラベルが並んでいたのには感心。あれ、うまいよね。お歳暮で貰って、正月に飲んでいたけれど、幸せでした。



▼ 聖書は名言の宝庫です   [RES]
  onesimo [URL]   ..2011/01/18(火) 20:54  No.225
  忍耐は力の強さにまさる。

自制の力は町を占領するにまさる。 箴言 16:32



▼ ビーフハート   [RES]
  あらや   ..2011/01/15(土) 09:03  No.223
  朝からキャプテン・ビーフハートの音が聴こえてくるので(ピーター・バラカンのFM)何事?とか思ったんだけど、ビーフハート、亡くなったんですね。

http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/kfuln20101219006012.html

昔のLP、聴きたいな。(生活が安定したら、贅沢してプレイヤーを買おうとか思っていたんだけど、あたふたしていて未だに果たしていない…)

ご冥福を祈ります。



▼ 蒼穹の昴   [RES]
  あらや   ..2010/11/28(日) 14:32  No.216
   万歳爺 万歳爺
 奴才は 口がさけても申しませぬ
 乾隆様のお匿(かく)しになった
 あの龍玉のありかなど

♪ わお、ドラゴンボールだったのか。

「マンチュリアン・レポート」読みたいので、ここで、意を決して「蒼穹の昴」から全部読むことにしたのです。今週は、葬式があったり、庭の冬囲いを慌ててやったりして、ちょっと疲れた。明日は暴風雪の天気予報が出ているので、こちらで本を読んで一日骨休めしてます。冬だなぁ。


 
▼ 中原の虹  
  あらや   ..2010/12/13(月) 07:44  No.218
  「どうした、雷哥(レイコウ)。腹っぺらしのいねえ町がそんなに珍しいか」

お、今度はポケモンか。芸が細かいな。

小さいポイント、二段組の「蒼穹の昴」に、ひーひー言いながらも読了。旨いものに出くわした喜びにつつまれる。普通の組の「中原の虹」が目にやさしい。

 
▼ 没法子  
  あらや   ..2011/01/04(火) 22:27  No.221
  「雷哥。私ね、誰も恨んだりしないよ。ちょっとびっくりしたけど、とても嬉しいよ。少爺がね――ほら、知ってるでしょ、梁家屯の少爺だよ。少爺がね、私をお嫁さんにしてくれたんだ」
 顔をもたげると、藍衣の人が微笑みかけていた。

「俺は、悪党になっちまった。でも、この襟巻のおかげで、没法子(メイフアーヅ)と言わずに生きてきた」

涙ぼろぼろの、正月4日未明ではありました。

 
▼ マンチュリアン・リポート  
  あらや   ..2011/01/05(水) 09:49  No.222
  「ところで、ここはどこかな」
 覚めきらぬ頭の中で、私はここがてっきり生まれ故郷のコッツウォルズだとばかり思いこんでいた。だがそんなはずはない。棟梁と一緒にはるばると海を渡ってきた私が、再びふるさとに帰るはずはなかった。

うう、今度はトーマスだ。

イチロー並みの、驚異の強打率。


▼ 聖書より   [RES]
  onesimo [URL]   ..2010/12/30(木) 22:54  No.220
  たとえ、千年の長寿を二度繰り返したとしても、

幸福でなかったなら、何になろう。コヘレト6:6




▼ つづきの図書館   [RES]
  あらや   ..2010/12/17(金) 11:10  No.219
  「青田早苗ちゃんのつづきが知りたいんじゃ!」
はだかの王様が桃さんに語ります。

http://shop.kodansha.jp/bc/aoitori/park/19library/index.html

「中原の虹」を一時休んで、南京極小学校・出前図書館ブックトークのための資料揃え。子どもたちのためというより、こういう本に出会えることができるのは、ほんと、自分のためでもありますね。(Web小説って、はじめて読んだ…)



▼ 殺人の多い料理店   [RES]
  あらや   ..2010/11/16(火) 10:42  No.214
   序
 わたしたちは、キオスクで売っている機能飲料をのまなくても、吹きっさらしのホームの風に鼻をすすり、黄色くにごった朝日の光をあびることができます。
 またわたくしは、デパートや量販店でブランドのきものが、しばらくすると流行遅れや安物になるのを、たびたび見ました。
 わたしたちは、そうしたのみものやきものが、決してすきとはいえないけれど、でもしかたなしにつきあっています。
(辻真先「殺人の多い料理店」)

はっはっは。


 
▼ イーハトーブの幽霊  
  あらや   ..2010/11/16(火) 10:44  No.215
  1996年の(もうそんなになるのか…)宮沢賢治生誕百年の時って、本当に、いろんな「賢治もの」作品が生まれていたんですね。ちょうど、その頃の本が書庫入れの時期に入っていて、毎回作業の度にそんな「賢治もの」が書架のあちこちから出てきます。で、今頃、読んでいるの。宮沢賢治の場合、ご当地観光話題に加えて、賢治作品そのものもふんだんにネタに折り込むことができますからね。書き手にとって、こんなにおいしい素材は滅多にないんでしょう。事実、今でも美味しい。


▼ 大町桂月の大雪山   [RES]
  あらや   ..2010/10/24(日) 07:49  No.211
  土佐の桂浜に月で、桂月か…

 大町桂月(一八六九〜一九二五)といっても今や半ば忘れられた過去の人物といえるかも知れない。けれども当時の桂月は全国的に広く知られる文学者であった。忠君愛国、国粋的な思想、国士、壮士の気概、硬派の文士、酒仙、気風のよさ、義理人情に厚く風采を飾らない態度と相侯って絶大な人気を誇った。ことに男性と青少年に熱狂的に迎えられたのであった。教育勅語そのものの彼の思想と文は教科書にも採り入れられて、その名は全国にあまねく知られるようになった。いうならば当時の国民的文士であったのである。
(清水敏一「大町桂月の大雪山」)

「当時」とは戦前期の昭和。次第に戦争に向かって国家統制が強まって行く時、例えばこの大町桂月、例えば宮沢賢治といった人物像は、国家政策に都合の良い人物像として時の権力によって国民的ヒーローとしてもてはやされた時代がありました。
宮沢賢治なら、言葉は平易であり(その思想を別にすれば)字面を読んでなにかを理解したような気になれることもあります。しかし、大町桂月の場合は、自分に漢詩や書の教養がないので、桂月の仕事がどれほどのものなのか、ほんとによくわからなかったのです。
ただ、京極の町に住んでいると、甥の大町政利(鉄石山人)が日鉄鉱業北海道工業所の所長をしていた関係で、当時の東倶知安村脇方を大町桂月が訪れた経緯もあり、なかなか「知らない」「わからない」で済ますわけにもいかなかったのも事実。

この本の凄いところは、徹頭徹尾「登山家」としての桂月を描いたところでしょうね。駒ヶ岳の馬の背を渡って行く場面も凄かったが、やはり圧巻は、当時未開拓の層雲峡ルートを登って行く大町桂月一隊。へえー、こんな「登山」がありなんだ!というのが目ウロコでした。こうやって、みんな桂月の魅力に惹かれていったんだろうな…とありありと実感することができました。ありがたい。このルートから「漢詩」に入ると、なにか、今までは(旨さもわからず)体力勝負で呑んでいた酒が、ある日五臓六腑に染みわたる酒に変わった若き日を思い出しました。


 
▼ 銘酒「桂月」  
  あらや   ..2010/10/24(日) 07:51  No.212
  つまり、大町桂月とは、百年前の椎名誠。

京極空想碑D 大町桂月「脇方」碑【碑文】

 独向白雲深処遊
 丹楓黄桂満山秋
 水枯却喜不長舌
 賎々渓聲落枕頭
 東倶知安鉄山にて
       桂月作

土佐の清酒「桂月」、インターネット通販で探してみよう。

 
▼ 吉積長春  
  あらや   ..2010/10/26(火) 07:01  No.213
  表紙にも使われている吉積長春の日本画、なかなかいいんですね。
表紙は「大雪」の第六扇の一部分(桂月一隊が杖を突いて雪渓を登っている)をうまくトリミングして、となりに桂月の書「道」をあしらってある。一発でファンになりましたよ。第四章「桂月の同行者たち/吉積長春」の項には(白黒ながら)「知床連峰」「斜里岳」の絵も見える。うー、これもいい! ぜひ実物を見てみたい。斜里町に行けば、今でも見られるんだろうか。


▼ 終わらざる夏   [RES]
  あらや   ..2010/09/19(日) 07:14  No.210
   殴るかわりに、岸上等兵は油だらけの指先で、動員服に縫い取られた「石橋キク」の名前をつついた。
 キクは胸をかばった。
「根室に着いたら、この名前で呼んでやる。行くぜ」
(浅田次郎「終わらざる夏」)

どこをどう切り取っても、全部きらきら輝いている。凄い小説を書いたもんですね。



▼ 虚無への供物   [RES]
  あらや   ..2010/09/01(水) 02:43  No.209
   この当時、――だが、一九五四年という昔の出来事を正確に記憶されている向きも、いまは少ないであろう。日本流にいって昭和二十九年というこの年には、すこぶる陰惨な事件が多く、警視庁の調べによると、年間の殺人件数も、未遂を含めて三千八十一件、一日あたりほぼ八件という未曾有の新記録を樹立しているほどだが、そのほかにもこの年が特に意味深いのは、たとえば新年早々に二重橋圧死事件、春には第五福竜丸の死の灰、夏は黄変米、秋は台風十五号のさなかを出航した洞爺丸の顛覆といった具合に、新形式の殺人が次から次と案出された年だからでもある。
(中井英夫「虚無への供物」)

毎日、暑いですね。昼間、パソコンに向かっているとクラクラします。
浅田次郎の「終わらざる夏」を読み始めてしまったので今週は日々急速に「八月の占守島」モードに入りつつあります。先週はたしかにヒヌマ・マーダーをめぐって目白や下谷・竜泉寺あたりをウロウロしていたのに…と思いますけど。
すばらしく出来のいい小説なので、また秋口になったら戻ってくるかもしれません。まあ、先週の興奮を忘れないためにも、ちょっとだけBBSに印をつけておきますね。

私も負けないで、お気に入りの一枚を。九月に入っちゃったので、ついに八月から外さなければならないのが残念。こちらに残しておこう。「虚無への供物」なら、本望。









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