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読書会BBS

 
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▼ 虚無への供物   [RES]
  あらや   ..2010/09/01(水) 02:43  No.209
   この当時、――だが、一九五四年という昔の出来事を正確に記憶されている向きも、いまは少ないであろう。日本流にいって昭和二十九年というこの年には、すこぶる陰惨な事件が多く、警視庁の調べによると、年間の殺人件数も、未遂を含めて三千八十一件、一日あたりほぼ八件という未曾有の新記録を樹立しているほどだが、そのほかにもこの年が特に意味深いのは、たとえば新年早々に二重橋圧死事件、春には第五福竜丸の死の灰、夏は黄変米、秋は台風十五号のさなかを出航した洞爺丸の顛覆といった具合に、新形式の殺人が次から次と案出された年だからでもある。
(中井英夫「虚無への供物」)

毎日、暑いですね。昼間、パソコンに向かっているとクラクラします。
浅田次郎の「終わらざる夏」を読み始めてしまったので今週は日々急速に「八月の占守島」モードに入りつつあります。先週はたしかにヒヌマ・マーダーをめぐって目白や下谷・竜泉寺あたりをウロウロしていたのに…と思いますけど。
すばらしく出来のいい小説なので、また秋口になったら戻ってくるかもしれません。まあ、先週の興奮を忘れないためにも、ちょっとだけBBSに印をつけておきますね。

私も負けないで、お気に入りの一枚を。九月に入っちゃったので、ついに八月から外さなければならないのが残念。こちらに残しておこう。「虚無への供物」なら、本望。



▼ ゲゲゲの女房   [RES]
  あらや   ..2010/08/03(火) 08:38  No.207
  「ゲゲゲの女房」はこっち(読書会BBS)です。(司書室BBSではありません)

今年の二月、葬式で東京に行った時、一日だけ調布にいることがあって、その時、大々的に「ゲゲゲの女房の街、調布」をアピールしていましたね。四月の放送を楽しみに待っていたのだけど、期待に違わぬ出来。毎日楽しみに観ています。休みの日は再放送も観る。

貸本屋時代もおもしろかったけれど、プロダクション時代になって、ひとつ興味が増えました。それは「つげ義春」。アシスタントの小峰って、たぶん、つげ義春じゃないかと思うんだけど。

調布か… 帰り道、わざと京王線各駅に乗ったんだけど、学生時代、どの駅にも降りたことがあることに気がついた。同棲することになった(引っ越しの手伝い)とか、バイト先に近い方が(新宿、渋谷にすぐ出られる)とか。いろいろ、あったな。



▼ 組曲虐殺   [RES]
  あらや   ..2010/07/24(土) 08:50  No.206
  ♪ 小林三ツ星堂パン店
  小樽で一番のパン屋さん
  甘いアンパン アンコでパンパン
  とろとろとろける クリームパン

井上ひさしさんの最後の戯曲が「小林多喜二」とは!
もう観ることできないと思うと、とてもさびしい。
ご冥福を祈ります。
 



▼ 廃墟に乞う   [RES]
  あらや   ..2010/04/26(月) 07:38  No.194
  佐々木 道東は風景が違うんですよね。札幌から中標津や知床を目指して車で走っていくと、北海道が雄大だ、大陸的だと言ったって、ずっと日本の風景なんです。十勝平野だってまだ日本。ところが標茶(釧路管内標茶町)から虹別(同町)の手前あたりの丘を越えると、すかーんと目の前が広がり、風景が変わる。今までが日本で、ここからは違う土地なのだと感じます。
(北海道新聞 2010年4月26日)

今朝の新聞に、「廃墟に乞う」の佐々木譲さんと「羆撃ち」の久保俊治さんの対談が。そういえば、二人とも標津(しべつ)ですもんね。朝から元気が出るものを読みました。ありがとう。早起き、するもんですね。(「啄木会だより」第12号の原稿、今日あたりがリミットと覚悟して決意して起きた…)

たとえば根室に行く時、釧路を越えてからが長いんだよな〜 思い出しました。

ところで、「廃墟に乞う」、もろクッチャンだよという話なんですが… いつも貸出中なので、まだ確認できていません。すいません。


 
▼ オージー好みの村  
  あらや   ..2010/07/11(日) 11:59  No.205
   降りしきる雪の向こうに、巨大な看板が見えていた。
 日本語ではこう書かれている。
「ようこそ、ニセコ・グラン・ヒラフスキー場へ」
 それと同じサイズで英文表記があった。
“Welcome to NESEKO Mt. RESORT Grand HIRAFU”
 ようやく目的地に着いたのだ。
(佐々木譲「オージー好みの村」)

「廃墟に乞う」は、自宅療養中の刑事・仙道孝司をめぐるいくつかの事件簿…ということになるのでしょうか。その第一話が倶知安の山田、ひらふスキー場がある町の話なのでした。
ほんとにオーストラリア人がいっぱい集まっている町です。これだけ集まると、それに伴い、日本人も集まってくるわけで、ホテルや飲食店関係ばかりではなく、病院や語学や通信関係など(思ってもいない)仕事も集まってくる。一時期は、私の勤めている図書館でも(広域利用をしているので)一日の新規登録者8人全員が倶知安町山田の住所だったりしたものです。最近は落ち着いたようだけど。


▼ BOOK3   [RES]
  あらや   ..2010/07/05(月) 15:01  No.204
  「1Q84」のBOOK3、今朝、読了。昨日の日曜勤務を挟んで、幸せな週末だった。

 3日発売の季刊雑誌「考える人」(新潮社)に、作家、村上春樹さんがベストセラー小説「1Q84」の続編について「書く可能性はまったくないとは言えない」などと語ったロングインタビューが掲載される。
 村上さんはインタビューの中で、BOOK3までの展開について「あの前にも物語はあるし、あのあとにも物語がある」と前後の構想があることを明言。「解き明かされてしかるべきことはいくつかあります」とした上で、執筆について「BOOK4なりBOOK0なりがあるかどうかは、いまは僕にも何とも言えない」「もう興味がなくなっているかもしれない」などと語った。
(インターネット・ニュースより)

そうですか。どちらかというと、私は「BOOK0」かな。

さあ、今週からは死のロード。毎日、毎日、準備したことを、ミス無く、疲れ無く、こなして行かなければならない。



▼ 監獄ベースボール   [RES]
  あらや   ..2010/06/27(日) 15:24  No.203
   不意に、大井上の足元にボールが転がってきた。土で汚れたボールを拾い上げるや、大井上はグロウブをはめた長身の学生に向けて、矢のような球を返した。
「お上手ですね。失礼ですが、野球をやったことがおありではないですか?」
 少し離れたところから、球を捕った学生の朗らかな声が響いた。
「何、君はいまなんと言った?」
「野球(やきゅう)ですよ、野球。いまの返球、すぱらしい球筋でしたからね」
「やきゅうだと……。べースボールのことを、ここでは“やきゅう”と呼ぶのか? どう書くのだ、教えてくれ」
「簡単ですよ。野原の野に、球と書くんです」
 二人の会話を周りで聞いていた学生たちは、みな笑顔を浮かべている。
「べースボールを野球というようになったのだな」
「そうなんです。ご存知ではなかったんですね」
(成田智志「監獄ベースボール」)

明治28年3月、内務省は樺戸集治監典獄・大井上輝前(おおいのうえ・てるちか)を東京に呼び出す。表向きは千葉、埼玉、宮城三県への監獄事情視察だったが、これは事実上の、北海道からの「大井上」外しそのものだった。東京での飼い殺しに焦燥する日々。そんな大井上の前にころころと転がってきた野球ボールではあった。

いやー、いいですね。充分、堪能した。いい本を読んだ。ありがとう。



▼ 武士道シックスティーン   [RES]
  あらや   ..2010/06/18(金) 10:49  No.202
  今、私の勤めている図書館の読書新聞で「京中生にインタビュー」という連載をやっています。これは、町が主催する読書感想文コンクールの受賞者(中学生部門)に直接インタビューを行い、感想文にとりあげた本のおもしろさを語ってもらうという企画です。
以前とりあげた「14歳のノクターン」もそうした中で出会った一冊だったのですが、今回も新たに、重松清の「きみの友だち」と誉田哲也の「武士道シックスティーン」「セブンティーン」「エイティーン」を読みました。
感想。今の小説家って、みんな、小説、うまいなぁ…
特に、「武士道シックスティーン」は、感心した。(構成が「1Q84」なのが、おもしろい)
こういう本を選んでくる中学生のセンスもなかなかおもしろいです。「京中生にインタビュー」、ぜひ読んでみてください。「14歳のノクターン」で快調スタートしたこの企画。やはり、シメは「きみの友だち」かな…と思う今日この頃です。



▼ ナニカアル   [RES]
  あらや   ..2010/05/31(月) 20:39  No.200
  桐野夏生「ナニカアル」、読了。いやー、久しぶりにズシーンとくる桐野夏生だった。(「東京島」の時は、そんなに取り乱さなかったんですけどね…) 今回は直撃でした。ちょうど「スワン社資料室」の方で林芙美子を書いていたようなことも少しは影響しているんでしょうか。その資料室にも載せた林芙美子の写真です。「くつちやん」駅のこの写真、いいよねー。

 
▼ 田園日記  
  あらや   ..2010/06/03(木) 09:02  No.201
  関川 林芙美子を戦争協力者云々というのは定説めいているけれど、彼女にしてみれば、従軍は行商の旅なんですよ。
桐野 そうです。行商人の子でしたから、旅も商売も好きなんです。
関川 「漢口一番乗り」なんて、中国の奥地にネタを仕入れに行ったわけだ。帰ったら書いて売ろう、みたいな感じでしょう。この人には戦争鼓舞だとかは関係ないようです。
桐野 鼓舞というより、その場の実感だったのでしょう。行商はやはり生業なのでしょうね。当時のことを調べて結構驚いたのは、芸術家といわれる人たちのほとんどはペン部隊や、徴用などで積極的に戦争に関わってます。林芙美子だけが後々まで言われるのは、まあ、その仕入れがすごく成功したという一面があるんだろうな、とは思いますけれど、そういう星のもとに生まれてるんですね。
関川 行商が好きで、行商が人生だった、そういうことでしょう。
(「波」3月号/関川夏央×桐野夏生対談「虚を突く「文学」の仕事」)

いやー、「ナニカアル」効果といえばいいんでしょうか。これを読んでから林芙美子を読むと、なんでも面白く読める。今「田園日記」を読んでるんですけど、「ナニカアル」がなかったら単なる「倶知安」が登場するスワン社資料室もののひとつで終わったんでしょうね。感謝、感謝です。なんか、林芙美子って、宮沢賢治的なものからいちばん遠いところにいる日本人って感じしますね。


▼ 14歳のノクターン   [RES]
  あらや   ..2010/05/18(火) 10:18  No.199
  さとうまきこ「14歳のノクターン」、読了。五十年の歳月を越え、14歳の加藤章子、中学2年生の日々が甦る。

中2にして「ジャン・クリストフ」全五巻を読了。国木田独歩は途中で挫折。やっぱり「若草物語」の方がいい。(この感覚には懐かしいものがありますね… 男ばかりの兄弟だったので、こういうお姉さんがいる友だちがうらやましかった)

文中、ビル・エバンス・トリオの「いつか王子様が」とマイルス・ディビスの「枯葉」が効果的に使われています。今、「14歳のノクターン」を読む人が実際にこの2曲を聴くことができるならかなり味わい深くなるのではないかと思いました。(私がジャズ嫌いなのも、ひとつには進駐軍世代のイメージと、もうひとつはその世代の息子たち「団塊の世代」のモダン・ジャズ礼賛が鬱陶しかったからです) そんな自分の五十年前を思い出しました。私はこの小説でいうと、この頃、小学5年生くらいかな。廃品回収のリアカーにちょこんと乗っていた「アンデルセン童話集」を貰ってきて毎日読み返していました。



▼ 宮沢賢治の真相が判明した   [RES]
  tatsmaki [URL]   ..2010/05/16(日) 04:48  No.197
  宮沢賢治の真相が判明した。
創造主らの宇宙ブロックス管理界の教えによれば、成人の彼は、トカゲ座レプティリアン(4次元爬虫類型ヒューマノイド)の変身体だった。
元の賢治は少年時代に円盤で拉致、殺されて、飲血、死体分解された。そのあと、レプティリアンが生前の賢治そっくりに変身した。
地球はレプティリアンに侵略され資本制金権奴隷支配体制で支配されている。
「宮沢賢治」ことレプティリアン変身体は、従順な奴隷の支配を続けるため、日本人に「でくのぼう」になれと、詩を書いた。
「銀河鉄道」なんて、円盤で飛来したレプティリアンにとっては子供騙しのたわ言だが、日本人には有効だった。21世紀でもそれはマスゴミが続けている。
秘められた真相が暴露された:
詳細はURLを参照せよ。



 
▼ なるほど  
  あらや   ..2010/05/16(日) 14:08  No.198
  参照しました。レファレンスBBSの方は(無料レンタルなので)容量の関係で削除しましたが、こちらは残しておこうと考えています。








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