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▼ ニセコ要塞   [RES]
  あらや   ..2012/02/20(月) 14:48  No.255
   夕刻、電話が保安部より作間に入った。
 「そうか、奴らは発見されたか」
 激しい銃撃戦の末、ジープを盗んだスパイは全員、射殺されたということであった。
 「場所は?」
 「はい、比羅夫町半月湖の湖畔であります」
 とすれば、羊蹄山の麓である。
 「そうか、それはよかった」
 作間は安堵して電話を置いた。
 ……だが、そのころ、一人の男が、羊蹄山麓雪原の下に潜んで、じっと時を待っていたのだ。今朝、沙夜香のアパートの窓越しに、鐸冶が見掛けたあの男である。男は、シベリアの極寒の原野で訓練を受けた特殊工作員である。
 それにしても、不思議ではないか。男の体は完全に地上より四メートルも下で雪に覆われ、呼吸は停止しているのだった……。
(荒巻義雄「ニセコ要塞1986」)

いやー、おもしろいもん、見つけた。
図書館の書庫で「義経埋宝伝説殺人事件」という本を見つけて、なにげなく読みはじめたら、面白くて、面白くて… あちこちから本を借りてきて、今、「ニセコ要塞1986」を読書中です。
「義経―」については、スワン社資料室「二月の小樽」でとりあげました。
なんてったって、ニセコ要塞だもんね。半月湖とか、雷電海岸とか、後志アイテムがばんばん出てくる。半月湖で殲滅した一隊がじつは囮で、羊蹄山麓の雪の下に潜む本命が動き出す…とか、この距離感がわかると面白さ倍増なんですけれどね。


 
▼ スペツナズ  
  あらや   ..2012/03/05(月) 09:02  No.256
   ところが、スミノフ上陸軍の一派は、突如として隣接する小樽港を襲って、あっという間にこの街を占領してしまった。なお、ここでも彼らは大規模なガス攻撃を行ない、守備大隊のみならず、居住する一般住民を全滅させたのである。
(荒巻義雄「ニセコ要塞1986」)

このやろー、やりたいようにやってるなぁ。あんまり小樽の街を壊すんじゃねえ。

 午後四時、早々と日が暮れはじめる。白い迷彩服を着けた烏山たちは、薄闇に紛れて、朝里峠を出発した。
 高原状になった尾根に沿って進む。昼なら眼前に広がるはずの石狩湾は、雪と闇に紛れて全く見えない。目的地の張碓は、札幌と小樽の境界で、山地が切り立つ崖となって海に落ち込んでいる。
(荒巻義雄「ニセコ要塞1986」)

対するIBM軍も、クロフォードの鉄道や張碓トンネルを爆破したり、廣井博士がつくった防波堤を破壊したり、こっちも、やりたいようにやってるし…

スペツナズ。若い時から、何度聞いても憶えられないんだよな。スナッペズとか言ったりしては笑われてる。
上の写真は、泊原発の渋井側入口にある旧道トンネルです。(画面の左側が出入口。それを入れて写真を撮ろうとしたら、すかさず門番が飛び出してきた…)
ここを通って掘株(ホリカップ)の家に帰る木田金次郎の写真を見たことがある。初めての北海道旅行で倶知安に陣地を置いた林芙美子も、このトンネルをバックに写真を撮っていたと思う。泊村の名所なんでしょうか。まさか原発の敷地内にあるとは思わなかったな。いかにも、スペツナズが上陸してきそうな場所ではありますね。


▼ 詩小説クリップ   [RES]
  詩小説クリップ   ..2007/02/23(金) 04:45  No.51
  怒りんぼ 悲しみマンボ

怒りや悲しみも、人間の自然な仕草だ
いとおしく 生活から切り離せない
彼らも仕方なしに居残ってんだって

だれでも怒る でも、あとがつらい
悲しみも痛い なるだけ悲しまないよう、気を付けといて

争いで増えた 怒りと哀しみ
競争のせいで 未だに ぬぐいきれない苦しみ
残ると大変 気持ちの暗さ
はらの中から追い出そう

少しあるようだなと気づいても、大声で言っちゃ駄目だよ
そっと袖ぐちから、藪の奥に捨てちゃおう

そっと包んで 消そうよね


 
▼ 海向きの、草原の部屋のテラスで読む、詩小説クリップ  
  場板部受理   ..2010/01/16(土) 11:49  No.189
  安らぎにゆだねる暖かな部屋・・・完全に静か

ここで過ごすレジャーは、底抜けに楽しく、 悪口など、思いも寄らない
人は、相当な年になるまで 憎まれ口には、恨みが籠もっていないものだが、
幼年期の純粋さをたまには取り戻せ
憎い激しい感情も熟せば、それだけに、押さえつけられていて損したという気はあるが、鍛えられて忍術が手に入ったという言い方にも成る

人間は足もとでは、自分の環境は自分で作っていて、自分の神聖な場所を守ることができる(帰る場所がある)ねぐらの深み  安堵・・・守る暮らしぶりをアットホームなオレンジ色にいざなう
そんなフカフカの感覚 モア〜っと何かが私を包み込む気配がやって来る ふと手を止め、その感覚に集中すると
それが誰のものか分かる
今、オープンにした部屋の窓を解放、海向きの南風に委ねます リズムに乗る 心の浮きぐあいに、詩小説と出会えてよかった という生クリームの優しさ・ソフトさが、胸の はらわたに 乗っかります

 
▼ 涙を流して、しんみり気持ちを込める  
  ねい   ..2010/08/22(日) 01:18  No.208
  ハングリーリベラル
・・・・
ラブリーな冒険は、夏の熱の中で 思う 激しい夢

イメージ力を呼び起こすには、映像ははっきり見るな
ぼんやりした世界をおもい起こせば、いい
そうすれば、鋭く 回りを懸命に探索したくも成るだろう 

あややっ、可愛い振りした モデルの商売に酔っちゃ、いかん
じっくり、でも、あわてて、心を走らせてみよう
桃源郷を信じろ
ぎりぎり待って、ちょっと我慢
刺激への反応を 溜め込むのだ

わがままな脳が、喜ぶ本能の がっつき・・・・
飢えたように、世間を見ろ 先入観をほどき、固定観念をはずし、既成概念を打ち破ったら、

湖のブルーなオアシスが ほんのり ひとみに浮かび来るだろ  
気持ちが動けば、震える人生が包み込んでくれる
じわりと 胸のぬくもりを 目の中の潮騒に漂う 貝殻に沈めて、微笑もう!

 
▼ 瞑想  
  メディテーション   ..2010/11/28(日) 21:54  No.217
  遺伝子に忠実に生きてる? 無理して自分の気持ちから目をそらしてない? 沢山の文化に触れよう。一部だけを盲信してしまったら駄目。 書物・何気ない情報を鋭く読み、映像の影響は余り受けず、自然な想像力を日頃から強く働かせ、嘘を見破る 芸術として隠されてる事が多い 見えにくい、全体図

 
▼ 詩小説クリップ 気持ち詩ロング  
  kkk   ..2012/01/23(月) 12:50  No.254
  遊ぶに遊べない、予行練習社会。
人間だけの世界で、かしこまった型嵌め社会を脱出
ゼロから始めよう
悶々とするより、自然界を眺め。
車も無い、家も無い、太陽にすがるような原始の形で、人生を見つめ!
思いの丈(たけ)を吐き出せ!
人間ごっこの箱庭から脱皮、
皆んな同じ思考から抜け出せ
過去の知識を塗り替えるんだ。
未来への思考を増やそう!
今こそゼロベースの原始の基盤から始め直そう。
車も、水も、火も、時間も、
最初から湧き立たせる術を体得しよう!
本気になろう


▼ ラブレス   [RES]
  あらや   ..2012/01/11(水) 08:01  No.251
  乾ルカ「ばくりや」、桜木紫乃「ラブレス」、薬丸岳「天使のナイフ」、佐々木譲「カウントダウン」。

風邪うつされちゃって、三連休小樽に戻ることができなかった。厄年って、こんな調子なのかなぁ…

年間ベストで評判の高かった川村蘭太「しづ子」は、微熱の頭にはちょっとつらかった。


 
▼ カーネーション  
  あらや   ..2012/01/13(金) 10:19  No.252
  風邪薬のせいなのか、連日の雪かきのせいなのか、泥のように眠りこけて昨日の「カーネーション」見逃してしまった。昨日が、パンパンに身を落とした「なつ」の再登場の回だったら厭だなぁ、大事な名場面を落としてしまったなぁ…と思っていたのだが、今日の回だったのでひと安心。

 ダンサーになろか
 凍夜の駅間歩く

「しづ子」、熱の頭にずきずきと快感。この間読んだ中では、やはり「ラブレス」かな。ちょっと「穴はずれ」っぽいフレーバーも入って、こういうのは私の好みです。

 
▼ 奈津  
  あらや   ..2012/01/16(月) 19:26  No.253
  「ねえ」
「何」答えがうわの空だ。詩織は夢見心地でドラマを見ている。
「『影の国』って何」
「わからない」
「あ、そう」
 しかし、第二話のラストシーンで予想外の展開になる。なんと、チュンサンが交通事故で死んでしまうのだ。
 さらに、第三話になると、もっと予想外のことが起こる。
 一〇年後、建築家になったユジンの前に、チュンサンそっくりの建築家ミニョンが現われるのだ。もちろんミニョンを演じているのはぺ・ヨンジュンだ。
 第三話の途中から、団藤は開いた口がふさがらなかった。
「いまの何」
「見ててわからないの」
「わからないよ」
(佐々木敏「逃げるシンカー」)

なんか調子が微妙にちがうなぁと思ったら、佐々木譲じゃなくて、佐々木敏だった。(ちょうどラベルが「敏」の名を消していたので…) 昔、北朝鮮がらみで、佐々木敏の小説読んでいた頃もありました。

「奈津」役の女優、栗山千明という人でした。昔、「ふたりっこ」に出ていた人ですね。(あれも毎朝楽しく見ていました…) パンパン・ガール姿の「奈津」も、先週限り。非常に得した思いの一週間ではありました。風邪は相変わらず治ってないけど。


▼ 探偵はバーにいる   [RES]
  あらや   ..2012/01/02(月) 10:17  No.250
  暮れに壊れてよれよれになって返却されてきたので、修理。その出来映えが思った以上に良かったので(気をよくして)読んでみることにしました。

倶知安から小樽に戻るJR車内。去年とかなり様相が変わっていましたね。まず、スマホ。車内なのに何の抵抗もなく通話を楽しむおばさんを除けば、ほぼ全員がスマートフォンになっていた。ケータイ時代より一層指の動きがウザい。
で、ウザいといえば、iPad。今年はいるだるう…と思っていたが、やっぱりいた。それも、私の横にいた。表紙をひらくこともできない奴が、一生代わり映えのしないタブレット見つめてこれからの人生生きてゆくのはなかなかに大変なことだななぁ…と思いましたです。書斎でやってる分にはなんか知的にも見えようが、人がいる車内では、モノリスの周りで盲動するサルですね。
あと、話には聞いていたが、外国人の激減。(ニセコのスキー場は大変らしい…) 例年なら、一車両に1〜2組のカップルやら家族やらがいたもんですが、今年は本当に一人もいなかった。

探偵はバーにいる。描かれているのが、ケータイ出現前のススキノなので、おじさんには読みやすかった「札幌」でした。
大晦日から元日にかけて、爆睡。(去年はほんとに仕事量が半端じゃなかった…) 家に「謎解きはディナーのあとで」があったので、これから読むつもり。



▼ 病気の日本近代史   [RES]
  あらや   ..2011/12/23(金) 16:50  No.249
   医療費増や酔っぱらい運転による事故などの社会的コストを計算していくと、タバコを上まわるリスク値が算出されるかもしれない。だが往年の禁酒法が密造、密輸、もぐり酒場やギャングの横行をもたらしたように、「酒とタバコ」に対する人間の伝統的渇望を法的規制や迫害で押さえつけるのは不可能に近いと思われる。
 アルコールに次ぐ標的は、他にもある。電磁波(ケイタイ電話)、香水、ファストフード、コカ・コーラ、肉類、肥満(メタボ)、そして最後の難物である自動車などがずらりと控えている。
(秦郁彦「病気の日本近代史」)

ロアルド・ダールだったっけ… 世界中の病気が、近代医療の発展に抗議して国際会議を開催。そこで無期限ストライキを決議する。さあ、世の中から病気が無くなって医者たちは大慌て。ついには「健康病」なる新しい病気を生み出してしまう…という短編。

去年のタバコの大値上げの時、「こりゃ、北朝鮮製のヤミ煙草の跋扈だな」と思ったものだが(なんか日本人は裕福らしく)そのような真似をする非国民の話は聞かなかった。私もしませんでした。(買いだめはしたけど…)

昔勤めていた学校の職員会議/「私はタバコをやめるから、あんたはクルマをやめろ」

 酒もタバコもやらぬ菜食主義者のヒトラーがひきいるナチス・ドイツは、権力で病的人間を排除する「健康ファシズム」国家をめざした。昨今のとどまるところを知らない健康志向の風潮は、国際機関や国家が個人の自己決定権を否認して介入を強めていく点で、ナチスの思考法に似ていると危ぶむ人が少なくない。しかも、その過程であやふやな医学的根拠をふりかざした非同調分子への差別や迫害を、当然とする空気が形成される。
 近代日本の医学は感染症、ついで結核の制圧に成功し、世界一の長寿国家となり、残された目標はガン、心臓、脳血管の三疾病に絞られてきた。その克服に向け、多大のエネルギーとコストを投入しているが、効用の限界に近づきつつあるようにも見える。
 ガンをもし絶滅できたとしても「平均寿命を二年ないし三年延ばすことができる」程度だとすると、そろそろ思考の転換を考えてよい時期にさしかかっているのではあるまいか。
(同書より)

フーコーの著作を無理して読んで何も理解できなかった頭の悪い学生だった自分を思い出した。



▼ 警官の血   [RES]
  あらや   ..2011/11/14(月) 19:00  No.247
  なんか、ハマってしまったみたい。「道警」シリーズ読み終えると、なんか口寂しくて、「駐在警官・川久保篤」シリーズに手を出してしまった。

これも、よかった。特に「暴雪圏」には感心でした。で、今は、「警官の血」に突入です。滝上の工藤陽子さんを救える、こんな警官はいないものだろうか。


 
▼ 警官の条件  
  あらや   ..2011/11/28(月) 18:25  No.248
  続編「警官の条件」も読了。もう「警官もの」では読むものがない。明日から、どうしよう。(ここでひと休みかな…)

続けて「歴史もの」に入るより、なにか、また別の展開をさがします。(まあ、冬だから、雪かきで忙しくなるけれど…)


▼ 道警シリーズ   [RES]
  あらや   ..2011/11/05(土) 19:22  No.246
  いやー、久しぶりに唸った。今週で5冊全部読んでしまいましたよ。直木賞ってことで「廃墟に乞う」から読み始める人もいると思うけれど(←私です)、佐々木譲理解のためには、まず「うたう警官」ですね。あっ!という間に「密売人」まで持って行かれます。ハズレはない。5冊全部、よかった。ある種、完全試合。

「おれは、あの祭りが大嫌いなんだ。うるさすぎないかね? この時期は札幌が乗っ取られてしまうようなものだ。おれみたいな年寄りには、頭かきむしりたくなる祭りだよ、まったく」
「そうですね。警察も、大きすぎる音楽に対しては、指導しているはずですが」
「あの踊りも気に食わない。どこがよさこいだ? どこがソーランだ? 衣裳はどこも蒙古とか韓国のみたいだし、音楽はアメリカのものだろ? 日本の伝統をぶち壊しているのがあの祭りじゃないかね」
(佐々木譲「巡査の休日」)

とりわけ佐々木譲の技量を感じたのは、この「巡査の休日」。あの札幌通俗の塊「よさこいソーラン」を使って、ここまでドラマを盛り上げるものか… 私は感心しました。



▼ 密売人   [RES]
  あらや   ..2011/10/30(日) 16:26  No.245
  バチガルピ衝撃からの脱出策。まず、吉村昭「赤い人」。続いて、乾ルカの「てふてふ荘へようこそ」。ここで馬力。佐々木譲の「密売人」、これがよかった! 無事、展開。

というわけで、今、佐々木譲の道警シリーズ、1から読んでいるところです。



▼ ねじまき少女   [RES]
  あらや   ..2011/10/03(月) 18:35  No.242
  なんか、変態っぽい本が続くなぁ。でも、こういうのが好きなんだからしょうがない。残り少ない人生なんだし…

 カニヤは頭を振って物思いを払いのける。わたしたちは生きてる。多くの王国や国が消えたのに、わたしたちは生きてる。マレー半島が殺戮の泥沼になっていても、九龍(カオルーン)が海面下に沈んでも。中国が分裂し、ベトナムが崩壊し、ミャンマーには飢餓以外なにもなくなっても。アメリカ帝国が消滅しても。欧州連合が内部分裂を起こしても。それでもわたしたちはもちこたえている。拡張さえしている。王国は生き延びている。
(パオロ・バチガルピ「ねじまき少女」)

もうすぐ読み終わってしまうのが、もったいない。SFって、力あるなぁ。ある種、ル=グゥインみたいな構築力。感動です。


 
▼ エミコ  
  あらや   ..2011/10/08(土) 10:03  No.243
  読み終えてしまった。罰軽美。鉢刈日。変な名前。でも、一生忘れられないだろうな。凄い本を読んだあとは、数日の反動がやってくる。どうでもいいようなことを書いた本や人間が受けつけられなくなる。天気も珍しく良いし、ハルカヤマに行こうかなとも考えたが、今朝の新聞で大特集を始めたから、この土日は無理かな。

 
▼ TPP  
  あらや   ..2011/10/18(火) 09:46  No.244
  TPPの再浮上。(大津波といっしょに太平洋の瓦礫になったと思っていたよ…) 今でも収束してはいないフクシマの原発。そして、タイの洪水報道。最近の新聞を読んでいると、「ねじまき少女」に描かれた世界がもう少し先には来ているのかもしれないと思う毎日です。

みんなでアメリカの遺伝子組換食物を食べて瘤病になろう。


▼ 妄想かもしれない   [RES]
  あらや   ..2011/08/27(土) 11:17  No.240
   一八九一(明治二四)年には、とうとうロシアでの延命説も出現した。いや、それだけではない。この年ロシアから来日する皇太子ニコライにともなわれ、あの西郷がかえってくるという風聞もながれだす。
 明治天皇は、かつての逆臣・西郷をあたたかくむかえるつもりらしい。そのさいは、西南戦争に従軍した「諸将校の勲章を剥」ぎとる方針だという。当時の『郵便報知新聞』(四月七日付)は、そんな記事まで書いている。
 このヨタ記事を、滋賀県大津町(現大津市)の巡査・津田三蔵は真にうけた。
(井上章一「妄想かもしれない日本の歴史」/西郷隆盛は西南戦争で死ななかった?)

いやー、おもしろいなぁ。たらたら読み始めた「妄想かもしれない日本の歴史」だけど、この大津事件のあたりで急加速。「采女」の話が北朝鮮の「よろこび組」へ展開するに至っては悶絶してしまいました。そうか、「竹取物語」は、こういう文脈で読むのか!

なんか、「スワン社資料室」の雰囲気も感じないではない。知能程度はちがうけれど。まぁ、妄想ね。


 
▼ 日本に古代  
  あらや   ..2011/09/08(木) 08:02  No.241
  引き続き、「日本に古代はあったのか」、読了。今は「愛の空間」に突入。いやー、おもしろいもん、見つけた。

「妄想かもしれない…」から読み始めたから、日本史の妄想の最たるものが「古代」なのよという著者の意図は明瞭に理解することができました。

「敬老の日」の読書案内に「妄想かもしれない…」を入れてしまった。








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