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ポン太がテレビの上にのっている。部屋中を次々探検する。テレビと机の間のすき間を通っていたのにふさがれた。今は机と窓の間を通ってテレビの上にあがる。 かすかにカルカンのにおいがする。机の上にあがろうとする。それは左の手の平で阻止された。四月六日きのうは前の飼い主は始業式入学式で忙しかったという。 新しい飼い主は、マンションの二階住まい。小学校を停年退職して七年たつ。その息子が前の飼い主で、やはり小学校の教員をしている。 (北野広「子猫のポン太」)
「人間像」第151号作業、始まりました。創作は『子猫のポン太』に続いて、三浦麗子『我が心の第九』、井内昭子『女の足の曲り角』、丸本明子『観覧車』、堺比呂志『娘の初旅』です。流ゆりの「父・沼田流人」シリーズは前号で「交流」篇が終わり、今号から『父・沼田流人の晩年』篇が始まります。
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