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司書室BBS

 
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▼ 文章倶楽部   [RES]
  あらや   ..2019/05/16(木) 13:01  No.674
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 私達の仲間は「文章倶楽部」と「文学集団」の投稿者が多く、この出身者は「人間像」に根を下ろし、以後その紐帯は固く、今日に至っている。
 針山の作品を思い出すと、「文学集団」時代、木俣修選で入選した短歌群や、妻木新平選による小品で入選した「冷たい一夜」が忘れられない。何れも春山文雄のペンネー厶を使用しているものだ。これらは「文学集団」出身者の中では、いまでも語り草のひとつになっている。
(佐々木徳次「追悼針山和美」)

針山家に残されていた「文章倶楽部」は以下の3冊です。

文章倶楽部/夏季号(第1巻第1号) 昭和23年7月1日発行
文章倶楽部/盛春号(第1巻第3号) 昭和24年3月1日発行
文章倶楽部/初夏号(第1巻第4号) 昭和24年6月15日発行


 
▼ 投稿雑誌  
  あらや   ..2019/05/16(木) 13:04  No.675
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投稿雑誌のことを説明するのは意外と難しい。ヤフーなどで「投稿雑誌」と検索するとエッチな雑誌画像が出てきたりして吃驚してしまう。いやいや、そっちの投稿じゃなくて…と「文章倶楽部」で引くと、今度は大正期のホンマもんの『文章倶楽部』が出てきたりして(日本近代文学館制作のCD-ROM版が57万円だって!)余計な勉強をしてしまうことになる。

募集種目に〈サシ絵〉部門があるのが面白い。当時の文学青年の頭の中のジャンル分けがこのようになっていたことは想像に難くないです。そういえば、「人間像」も『路苑』や『道』の時代には〈小説〉部門と〈小品〉部門をきっちり分けていましたね。どっちもどっち、短篇小説とか掌篇小説でいいんじゃないの…と不思議に思ったことを思い出します。そのルーツはこれだったんですね。

 
▼ 敷布団  
  あらや   ..2019/05/16(木) 13:09  No.676
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自分の原稿が活字になるという喜びは、もうスマホの時代の人間にはなかなか理解しがたい感覚かもしれませんね。(私も説明する自信ない…)

第四号で、針山和美氏、入選してますね。目次には、〈短文〉部門(〈小説〉〈小品〉部門に加えて〈短文〉部門が増えた)に『敷布団』針山和美の名が見えます。
喜び勇んで83ページに行ったのですが、ああ、83〜84ページ一枚が切り取られている!

残念。

この『敷布団』を確認するには、国立国会図書館とか日本近代文学館みたいな話になるんだろうな。今の時代だから、国立国会からデジタルデータで取り寄せるなども多分可能なんだろうけれど、そういう手続きを探しているのも面倒くさい。

スマホで『敷布団』がパッと出てくるものなら評価もしよう。でも、ない。森羅万象の情報が中に詰まっているなんて、ただの錯覚だと思います。(…と、スマホに毒づいてもしょうがないか。みっともない…)

 
▼ 昭和24年  
  あらや   ..2019/05/16(木) 13:13  No.677
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第四号巻頭に「誌友のおもかげ(入選者)」というページがありました。各部門入選者の写真を集めたものですが、なかなか興味深い。

終戦から四年。針山氏のように写真館に行って撮った人もありますが、全体的には男の恰好はまたまだ国民服姿が多いですね。学生服ではなくて、国民服に学帽という学生もいる。着物にソフト帽なんて、北海道漂白時代の啄木みたいな人もいて面白い。

第四号は一冊丸ごとコピーをとりました。創刊号、第三号については、後日、同時代の「人間像(道)」作品と比較したい思いもあって、投稿作品の部分のみをコピーしています。読みやすさが格段にちがうので見栄張ってカラーコピーを使っています。(イエローのプリンターイングがばんばん無くなって行く…)

理由は後で書きますが、「文学集団」15冊はすべて一冊丸ごとコピーの方針です。もちろんカラーで。5月16日現在、第13号を進行中。


▼ 長尾登詩集   [RES]
  あらや   ..2019/05/05(日) 17:46  No.671
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長尾登氏の詩集『巡礼』『陋巷の神話』の二冊をライブラリーにアップしました。「令和」の初仕事です。

リングの上の弥撒

すべてを捨象し尽した
逃げ場の無い方形の祭壇で
二つのオブジェが
ほんとうの人間に立返る
きびしい格式の内部で
血まみれになりながら

一つの荘厳な甦りと
それ故に痛ましい悲劇の結末を見とどけて
蒼い影を曵いた信徒たちは戻る
はなればなれの五本の指で
ポケットの硝子の神をまさぐりながら

「弥撒」が読めなくて記憶に残った詩ではありました。あれこれ漢和辞典をさまよい歩いて、「三省堂漢和辞典」でようやく発見。
【弥撒】ミサ missaの音訳 @ローマ教で→聖餐式のこと A同上の時信徒が歌う歌
長澤規矩也先生、素晴らしい!


 
▼ 星群/地平線  
  あらや   ..2019/05/05(日) 17:53  No.672
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十連休前半が『人間像』第50号、後半で長尾氏の詩集デジタル復刻と予定通り進んで来て、今少し時間が余ったので、かねてより懸案の『星群』創刊号と『地平線』1〜5号の関連作品復刻に入ろうとしています。

このガリ版刷り冊子は、昭和25〜26年の喜茂別村御園時代、『道』(『人間像』の前身)の発行と平行して試みられた同人誌です。編集後記を読むと、幻の同人誌『しんぼる』への言及もあり、あれこれ試行錯誤があった中で『道』の方向へ同人たちが集まって行った様子がうかがわれます。

ガリ版雑誌を手掛けるの、これが最後になるかな…

春ですね。さっきから作業部屋に蜂が迷いこんで来て、けっこうパニクっている…

 
▼ 関西文芸  
  あらや   ..2019/05/10(金) 17:11  No.673
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「人間像」におけるP田栄之助氏のように、他の同人雑誌に客分として作品を寄せている例でしょうか。同時代の同人雑誌を細かくチェックしている時間はないのですが、針山和美氏が書斎に残していた同人誌については作品復刻を行うつもりです。まずは「関西文芸」から。頁をめくっていると、針山氏の短歌作品以外にも、佐々木徳次氏、門脇幸夫氏の名も見えましたのでこちらも即復刻です。

昭和25年で活版印刷を実現しているのはやはり都会ですかね。

「〈文學徒〉改題」とある。「人間像」も百号記念の時に、上沢氏が『ある文学徒集団の歴史』という人間像ヒストリーを書いているけど、〈文学徒〉という言葉はこの時代の青年には一般的なものだったのかな。それともこの「関西文芸」あたりが発祥なのか。

「関西文芸」が完了したので、これまたかねてより懸案の「文学集団」「文章倶楽部」に入ります。針山家には両誌の創刊号があって吃驚した。もちろん、私は実物を目にするのはこれが初めてです。手が震える。


▼ 東京支部   [RES]
  あらや   ..2019/04/29(月) 09:03  No.665
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「人間像」第50号作業、昨日ワープロ段階を終了。今日からデジタル化に移って、なんとか「平成」のうちに50号通過を果たせそうです。(まあ、たいした意味はないんだが…)

記念号だからか、久しぶりに同人の写真が。お、東京支部に仙台の渡部さんが参加しているぞ。嬉しそう。


 
▼ 御園本部  
  あらや   ..2019/04/30(火) 17:14  No.666
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いやー、「平成」ぎりぎりの勝負でした。ページ数は第48号と同じ150ページ前後だから、あの時と同程度だろうとタカをくくっていたのだけど、なんか、50号記念の一人一言的な祝賀構成はキツかったな…(第48号は平木氏の『青の軌跡』がどーんと一本だったから単純明快だったのね) なにはともあれ、「人間像50号」おめでとうございます。自分の28の時を思っても、針山和美28歳にしての『百姓二代』、「第50号」には感じ入った。

御園「人間像」本部、いかにも昭和の教職員住宅っぽいですね。

 
▼ 「人間像」第50号  
  あらや   ..2019/04/30(火) 17:19  No.667
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「人間像」第50号作業、完了です。デジタル化にかかった時間、なんと「108時間」。延べ日数は「18日間」でした。(けっこう長びいているとは思っていたが、108時間とは…) 現在のライブラリー収録作品数も「1008タイトル」になりました。ついに千タイトル越えね。

第50号には飛ページで『同人素描』というコラムが設けられています。50号の到達地点がわかりやすいので、ここに纏めて掲載してみます。

 同人素描 @
 編集発行者の針山和美は田舎の小学校教員である。代用教員がふり出しの彼は、他人が一年か二年で取る二級免許状という奴を、九年間もかかってやっと取った。その他のことも推して知るべしである。気の長いのが生まれつきの性分なので、彼にまかせて置く限り、「人間像」も気長につづいて行くに違いない。主な作品は放任、或る神話、反抗期、七面鳥と青い鳥、百姓二代など。
 渡部秀正も創刊当時からの同人である。まだ高校時代から小説をかき、短歌を作って来たが、福助商事のセールスマンとなって仙台へ渡ってからはあまり書いていない。まだ二十六才という若さで、これからが働きざかりである。作品はのこされた者たち、セールスマン物語、霙、氷の橋などあり、その庶民的情緒が持味であったが、最近はあまり良いものを書いていない。

 
▼ 同人素描 A〜B  
  あらや   ..2019/04/30(火) 17:22  No.668
   古い同人にはもう一人上沢祥昭がいる。今まで三回の詩特集号ですでに百篇にあまる詩を発表しており、特に北海道の暗い冬を歌った作品には良いものが多い。また彼は神坂純の別名で小説も幾つか発表して来たが、奇をねらった失敗作が多い。柾子の愛、急流に棹さす人々、誤算など。
 朽木寒三は現在千葉に居り、東京につとめてはいるが、少年時代を北海道(倶知安)で送った。現在「同人通信」の編集、印刷を一手にひき受けており、本誌にはなくてはならない働き手である。雑事ばかりでなく、軽妙な技巧で特異な味を見せる作品の数も多い。切火、夜更けの部屋、徳四郎の恋、失なわれた世代、棒杭、放れ路の夏、暗い旅路など。
 福島昭午は針山とは中学時代の同期生。職業も針山同様教員であるが中学校の方である。生徒の信頼は絶大である。最近は作文の研究発表などにかり出され多忙であるが、そのために小説の方がおろそかになるのではないかと心配するものもある。どちらかといえば寡作の方で、施浴、妥協、地獄谷など。本号の「たんぷく物語」は連作の由である。
 入会順に次は内田保夫である。私電の運転手である彼は、すでに何人かを引っかけた経歴があるらしい。殺人ではなく不可抗力によるものであるが、やはり気分は良くないと実感をもらす彼である。作品は轢死、歪んだ絆、異端者、断層など社会正義感に立ったものが多い。まじめなことも人間像随一である。
 佐々木徳次はガス徳さんという愛称をもっている。大阪ガスにつとめ、いかにも庶民らしい感じが招いた愛称であるが、作品の方は中々こったものが多い。最初詩をかいていたが、詩では描き切れないものを小説に求めた。オイデプス物語、テバイ炎上などの歴史小説、中古外套、イノックの家、影絵の男など。
 辻井彰夫は日本の北端稚内で高校教師をしている。演劇部を指導している彼は発表を控えて多忙をきわめているが、多忙の割に今年は二作目の発表である。虚構がうまいというのが仲間の風評であるが、漁民を扱ったものに良いものがある。小手繰の村、石の部屋、死んだ春、群来など。
 平木国夫は長篇型の作家である。米軍撤退に件い通訳を失業したが、失業手当のあたるうちは作品を書くという芯の強い男である。借家法、秘伝、テリア・ロン、青の軌跡すべて長いものである。せっかくの技術がバック・ボーンの弱さのために迫力のないものにしているが、中間小説の書き手としては本誌随一である。もう少し何かほしいというのが仲間みなの一致した見解である。週刊新潮に「ノンコロさん一代記」を発表された。

 
▼ 同人素描 C  
  あらや   ..2019/04/30(火) 17:25  No.669
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 白鳥昇は鉄道の建築技師、本誌としては最も年齢の若い同人の一人であるが、現在はカミュにとっくんで汗だくである。小説はまだ固定せず、彼自身の言を借りれば実験小説に意をくだいている。虚実の美と悪と、ぺんぺん草、一坪半の限界、背徳の掟など一作一作毛色が違っている。
 丸本明子は神戸元町に喫茶店「DON」を開いている。女の同人は大てい長続きせず去った人が多かったが、彼女だけは例外だった。けなされても、くさされてもへこたれないで一作一作充実したものを書くようになった。技術も一作ごとに向上し、男共を圧倒している。シチュエーション、夜道、噴水、風が吹く、復讐その他作品も多い。最近詩集「綱渡り」を上梓した。

 
▼ 同人素描 D〜E  
  あらや   ..2019/04/30(火) 17:28  No.670
   土肥純光は平木と朽木を加えて二で割ったような存在。あまり長いものはかかないが、どんな話でも小説にできる技術は平木と共に双璧をなす。それが却ってどの作品をも小つぶなものにしてしまう傾向があり、何かよい題材を与えてみたいものだ。多作な方で、殆んど毎号出品している。炉あかり、花火、青い翳、残されたものなど。
 岡本満智子は大阪港中学の教員をやめて郷里岡山放送局のライターとなった。まだ作品は日の丸の旗、ミスターレインに今号のものだけだが、思想性のはっきりした作品を書いている。現在百数十枚の「雨の中」を書いている。
 北原健治はまだ旧作一篇を発表したきりで、すべては今後の活躍にまつほかない。利子の場合。
 小野静子はまだ二十才の若さであるが、その作風はごらんの通り。どんな方向に発展するかたのしみな一人だ。
 千田三四郎は北海道新聞東京総局につとめている。総選挙、アジア大会などに忘殺され作品はまにあわなかったが、こんごの活躍に期待してほしい有力な同人の一人である。
 同人から一時会員になっているものに、門脇幸夫、金沢欣哉、村上英治などがいる。門脇は労組の委員長をして居り、その思想性のはっきりしていることは作品を迫力あるものにした。虚洞、泣きっ面などすぐれたものを発表しながら、その役職の重みから一時会員になっている。こんどの「妊婦」は旧いものである。金沢は積丹半島の郷里にいた頃はよく書いたが、後記にもかいてる通り就職後は忙殺されて書いていない。門脇同様思想に重点のある作風で、年の瀬、一ぱい船、カネの家、後流など良いものを多く発表した。カンバックが期待される。王朝の戯画、イエスの生家にての村上英治は療養中の身であり、来年辺りはカンバックできそうである。中々よいセンスの持主である、他に中谷和介、清瀬康正、山本義雄がいるが、中谷の他はあまり書かない。会員佐藤政太郎は随筆を一篇かいたきりで、この三月結核で死去した。


▼ 図書館類似施設たちへ   [RES]
  あらや   ..2019/04/29(月) 08:59  No.664
  管内3番目の図書館に 蘭越の多目的施設「花一会」
【蘭越】JR蘭越駅そばの多目的施設「町コミュニティプラザ花一会(はないちえ)」が今月図書館法上の図書館となり、名称が「町花一会図書館」に変わった。後志管内の公立図書館としては小樽市、余市町に続いて3番目。同館は高齢者施設への出張や小中学校への授業支援などに力を入れており、司書らは「活動に弾みがつく」と期待する。(後略)
(北海道新聞 2019年4月19日 小樽後志欄)

いつの時だったか忘れないよう、メモ。



▼ 百姓二代   [RES]
  あらや   ..2019/04/02(火) 09:13  No.662
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現在、『人間像』第49号の41ページを進行中。針山和美『百姓二代』を終え、佐々木徳次『影絵の男』に入ったところです。第49号のライブラリー公開は「平成」31年4月10日頃を予定しています。

添付画像は、1988年11月、人間像同人会発行の単行本『百姓二代』。ここには『百姓二代』『傾斜』『山中にて』『嫁こいらんかね』の四篇が収められています。四篇の内、最も古い作品が、1958年4月発行の『人間像』第49号に発表された『百姓二代』となります。

針山氏は単行本化に際して細かく言葉をいじくりまわすということをほとんどしない作家です。健康上の理由もあったのだろうと思いますが、あれこれ過去の原稿に手を入れることをしない、そんな時間があるのなら今の原稿を書かなくては…という作家に思えます。
もし推敲するのなら、「京極文芸」第10号(1979.4発行)の『敵機墜落事件』のように、ラスト部分を倍くらいの原稿用紙で書き足して180度ちがった結末の『山中にて』という作品にするような例もありますが、そういうケースは針山氏の場合稀でしょう。
『百姓二代』についても、雑誌発表形とほぼ変わらないだろうという頭でデジタル作業をしていたのです。事実その通り、30年の時間を経ていても一字一句換えてはいませんでした。ただ、最後の最後になって、一個所だけ重大な推敲を発見したのです。この一行があるのとないのでは作品の味わいががらっと変わるほどの修正でした。

作家って恐ろしいもんだなぁ…とつくづく感心しましたね。


 
▼ 「人間像」第49号  
  あらや   ..2019/04/10(水) 16:22  No.663
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本日、「人間像」第49号作業が完了しました。デジタル化にかかった時間は、「67時間/延べ日数13日間」でした。現在のライブラリー収録タイトル数は「983作品」になっています。

北国もようやく春です。13日前、多機能プリンターを買いに行った道にはまだ雪が残っていたものですけど、今日血圧の薬を貰いに病院へ行った道に雪なんか欠片もなかったですね。これから第50号作業に入ります。完了する四月下旬には桜なんか咲いているかもしれません。


▼ 青の軌跡   [RES]
  あらや   ..2019/03/24(日) 07:07  No.660
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現在、『人間像』第48号の108ページを進行中。平木國夫『青の軌跡』(原稿用紙270枚!)、丸本明子『復讐』を終え、上沢祥昭『会話』に入ったところ。

『青の軌跡』、よかった!
「昭和32年から昭和33年へ。生活が安定して来、同人たちの創作意欲も一段と高まって…」などと、月並みな、いかにも解ったようなことを書いた自分が恥ずかしい。こういう無知を二度としない決意で「人間像ライブラリー」人生に踏み切ったはずなのに、つい油断するとこんな馬脚をさらしてしまうことになる。
人々の心が、人々の生活が、戦争の記憶から立ち直ってくる内面のドラマを平木氏が書きとめてくれたことに感謝したい。この作品に出会わなかったら、私は今でも「人々の生活が安定して来」などと平気でほざく馬鹿のままだった。

その昔(まだ東日本大震災を経験していない頃)、札幌で開かれた啄木学会で、東京の大学院生の姉ちゃんが「この後、啄木は釧路へ移ります」とつらっと語ったことを思い出す。明治41年1月、小樽から釧路への旅の内面(『忘れがたき人人』)がどういうものであったかに想像力が及ばない言論。研究。
『青の軌跡』を知らなくとも学者や学芸員くらいにはなれるのかもしれないが、そんな研究や人生に私はもう感動することはないだろう。東日本大震災以後を生きてしまった私にはいらないものだ。


 
▼ 「人間像」第48号  
  あらや   ..2019/03/28(木) 08:33  No.661
  「人間像」第48号作業、昨日完了しました。デジタル化にかかった時間は、「77時間/延べ日数12日間」でした。現在のライブラリー収録タイトル数は「975作品」。

勘違いをしていて、四月から元号が替わるのだと思っていました。四月が発表で、五月からが新元号なんですね。なぁーんだ、それなら「平成」の内に予定通り第50号まで行けますね。
それにしても、何でこんなに新元号で騒ぐんだろう。「平成」の時、誰が名付けたとか、その意味(出典)は?とかで騒いだ奴なんか誰もいなかったように記憶しているけれど。

ライブラリー作業に欠かせない多機能プリンターが壊れてしまった。原因は「使いすぎ」みたいです。今の機械は弱いなぁ。東京からは桜の便りも来ているけれど、まだ雪が残っている小樽市桜の道を量販店に買い出しに。


▼ 「人間像」第47号   [RES]
  あらや   ..2019/03/13(水) 09:33  No.658
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「平成」の内に第50号まで行きたかったのだが… なんか第48号止まりみたい。

今、第47号の104ページ、朽木寒三『暗い旅路』をやっているところ。(朽木氏が軍隊を描いたの、これが初めてじゃないか) これが終われば第47号はフィニッシュなのですが、続く第48号も150ページの大冊なので時間がかかりそうなのです。昭和32年から昭和33年へ。生活が安定して来、同人たちの創作意欲も一段と高まってきています。力作が多く、作業は楽しいです。

昨日、北海道立文学館へ行き、今年度作業終了分の「第31号〜第46号」+「三年間」を寄贈して来ました。針山家コレクションには「第47号」が欠けています。現在スワン社作業に使っているのは道立文学館で作ってもらったコピー原稿で、表紙部分が白黒画像だったので、カラー画像が欲しくて今回は直接道立文学館にお邪魔しました。中島公園、雪解けでぐしゃぐしゃでしたね。春はもう少しか…

貼り付けた第47号表紙画像は白黒版のものです。この後カラー版を載せますが、かなり印象がちがうもんです。


 
▼ 「人間像」第47号  
  あらや   ..2019/03/15(金) 11:55  No.659
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本日、「人間像」第47号作業、完了。デジタル化にかかった時間は、「56時間/延べ日数12日間」でした。現在のライブラリー収録タイトル数、「967作品」になりました。

朽木寒三『暗い旅路』に感動した! もう、この地平線の向こうに『馬賊戦記』が見えて来ている! 感無量。

P田栄之助『東京あか・げっ・と』の「あかげっと」とは、もちろんマーク・トウェインの『赤毛布外遊記』を踏まえてのことです。

いろいろ楽しい第47号だった。


▼ 「人間像」第46号   [RES]
  あらや   ..2019/03/02(土) 18:40  No.657
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本日、「人間像」第46号作業が完了。デジタル化にかかった時間、「27時間/延べ日数5日間」でした。現在のライブラリー収録タイトル数は「957作品」です。

前号と同じく53ページの冊子なので作業は早かった。インターネット工事(千円程安くするための…)の邪魔が入らなければ二月中に完了していたかもしれませんね。ま、そんなことはどうでもいいや。昭和32年6月はもっと大事なことがあるのです。

◇ 針山君に結婚の記念品
先にカンパをつのった記念品代は、上沢と朽木の許に二七〇〇円あつまりましたので、七月二十六日、パイロット万年筆(「贈記念 人間像同人会」とチョーコク)を送りました。(「同人通信」第52号/昭和32年8月1日発行)

針山氏、昭和32年6月16日に挙式です。この「同人通信」第52号には福島昭午氏の『針山和美結婚テンマツ記』が載っているのですが、ここで「同人通信」のお店を開くと「人間像」作業進行に重大な支障が生じますので、涙を呑んで復刻は控えますね。(←それくらい「同通」は面白い) いつか公開の日が来ることを私は信じています。

今は、第47号だ。



▼ 「人間像」第45号   [RES]
  あらや   ..2019/02/24(日) 17:24  No.656
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本日、「人間像」第45号作業完了。デジタル化にかかった時間は「25時間/延べ日数4日間」でした。現在のライブラリー収録タイトル数は「945作品」です。
「25時間」は凄い数字に見えるけれど、これは50ページの号だったせい。腕が上がったとか、スタッフが増えたとか、性能の良い機械を導入したとか、そういうことではありません。

 いつもの号に較べるといささか淋しい紙面ではあるけれど、佐々木の「イノックの家」も福島の「地獄谷」も今までの彼らにはなかった異色ある題材に取り組んだ作品であり、各方面の忌憚なき批判をあおぎたいと思う。
 久しぶりに今回は同人の消息を少し書こうと思う。今まで旭川に在り本誌の校正係をつとめていた、渡部が急に仙台へ転勤した。あちらに行ったら、東北支部を作ると張り切っていたがどうなることやら。平木は宿願の中篇「青の軌跡」二七〇枚を完成させた。何れ発表されるが彼としては精魂を打ちこんだ力作であり期待されている。短篇に技巧を見せている朽木は珍しく長い物に手をつけている。題して「雨」というが完成はまだ少し先の事になるらしい。針山が五年も前から構想を練り宣伝していた大作? にようやく手をつけはじめた。発表は今年のものにはならないらしいが、題して「百姓三代」という。しばらく同人の席を脱けていた白鳥が同人に復帰した。活躍が期待されている。また大阪港中学校の女教師だった岡本は、こんど岡山放送局のライターとなる。その他の同人も各々のペースで作品に取り組んでいるが、詳しい事は次号より誌上で………
(人間像 第45号/編集後記)

その『青の軌跡』(第48号)、早く読みたいのでデジタル化を急ぎます。渡部氏、ついに北海道を離れてしまったんですね!



▼ 「人間像」第44号   [RES]
  あらや   ..2019/02/20(水) 13:13  No.655
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本日、「人間像」第44号作業完了。デジタル化にかかった時間、「33時間/延べ日数6日間」でした。現在のライブラリー収録タイトル数は「941作品」です。

前回(第43号)の「57時間/延べ日数9日間」を大幅に上廻る「33時間」。ページ数はそんなに変わらぬ70〜80ページなんですけれどね。印刷状態が若干良くなってきた(日本の経済が回復し始めた?)ので、OCRソフト読み取りも楽になってきたのかもしれません。二月中にもう一冊と考えています。




 


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