| HOME | RSS | 携帯用 |



司書室BBS

 
Name
Mail
URL
Backcolor
Fontcolor
Title  
File  
Cookie Preview      DelKey 

▼ 「人間像」第20号   [RES]
  あらや   ..2017/11/16(木) 14:50  No.550
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 70.2KB )

「人間像」第20号のデジタル化にかかった時間は「30時間/延べ日数5日間」でした。今回は、ホームページ(←サンプル版があります)にアップするところまできっちり時間を計りましたので、かなり正確な数字です。ここからは、変則的な造りの「人間像」でなければ一冊25〜30時間のペースで進んで行くでしょう。
30時間で第100号までの時間を計算すると、ちょっと暗くなるような、また、そうでもないような…(まあ、そういうことは、今年の三月時点で終わった話だから)

原田良子氏『素顔』の登場が「人間像」同人たちに火をつけた。中でも、主題に共通性があった葛西庸三氏の変貌には物凄いものがあった。『腐敗せる快感』、『昇天の肉体』、『傷魂の彷徨』と爆発が続きます。この爆発の前に、渡部秀正氏も針山和美氏も一歩引いたような(もっと言えば、此処で今は踏み切れない)恰好になっているのがとても興味深い。

文学館や図書館に寄贈し出した第19号以降の「人間像」で、「針山和美」「人間像」を解釈しようとすると、型通りの「針山和美の文学的努力によって」みたいな公式見解しか生まれては来ないでしょう。でもおそらく違うと思う。まだ何者でもない青年たちが、その失敗作や不振作をも含めて自分の文学(人生)を立ち上げて行く様子がもっと明らかになれば、そんな公式見解が、いかに物を知らない学生のレポートにすぎないかがわかるはずです。



▼ 「人間像」第19号   [RES]
  あらや   ..2017/11/11(土) 18:15  No.549
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 51.1KB )

「人間像」第19号のデジタル化にかかった時間、なんと「25時間/延べ日数4日間」でした。やはり活版印刷の力でしょうか。久しぶりにOCR作業に戻って来て、感無量です。

OCR(Optical Character Recognition/Reader、オーシーアール、光学的文字認識)とは、手書きや印刷された文字を、イメージスキャナやデジタルカメラによって読みとり、コンピュータが利用できるデジタルの文字コードに変換する技術です。(どこかのパソコン会社の宣伝文より)

まあ機械の威力ばかりではないですけどね。正確に言うと、同人の安定化ということがいちばん大きい。前回の第18号あたりから、ほぼ「人間像」第50号あたりまでの初期同人メンバーが揃いつつあり、それぞれの個性というか、書きたいものが明確化され、作品の質が遙かに向上しました。デジタル化作業が楽しい。

あまり無駄口をたたかないで、さっさと第20号作業に入ることにします。私にできることは、これだけだから。



▼ 「別冊人間像」第1号   [RES]
  あらや   ..2017/11/06(月) 11:53  No.546
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 59.2KB )

通常の「人間像」シリーズとは別に、「別冊人間像」シリーズが発行されはじめます。と言っても、現在お預かりしている第100号までの中では、この「別冊」シリーズを見た印象がないんですけど… よくわからない。
この後、同じ昭和26年12月、立て続けに2周年記念の「人間像」第19号が発行されるのですけど、なんと待望の活版印刷。ついにガリ版時代が終わります。正確に言うと、この後、第22号で一度孔版印刷に戻るのですが、その号以外は順調に活版で推移して行きます。
原稿書きに専念する環境が生まれ、ゲラ刷り段階での推敲も可能になったのでしょうか、作品の質やボリュームが格段に増します。例えば第20号では、かねてよりその存在を心配していました針山氏のガリ版歌集『眼の玉』『御園の里』が活字版で全首一挙掲載とか、そういう嬉しい事態がいっぱい起こってきます。

その「別冊人間像」第1号のデジタル化、かかった時間は「41時間/延べ日数9日間」でした。一冊に綴じ合わせるために穴が開けられた表紙画像もこれが最後です。


 
▼ デザイナー  
  あらや   ..2017/11/06(月) 12:00  No.547
  ガリ版時代も終わった。検索システムも完成した。四月時点で考えていた案件がほとんど解決したので、さあインターネット公開…と楽しみにしていたのに。

大ショック。ホームページ画面をつくっていたデザイナー(?)が「人間像ショー」みたいなホームページをデザインしたらしい。

「らしい」と書くのは、その出来上がった実物を見せてもらえないから。

今ある「人間像ライブラリー」画面に「検索システム」を組み込んでくれれば完成だと素人は思うのだが、今のデザイナーはそうではないらしい。「20字くらいのキャッチコピーを」とか言われて、さすがに頭に来た。ここはAKBのホームページじゃねえ!

さすがに、連休の三日間、仕事が手につかなかったですね。本を読んでいても、ちらちら画面のことを思い出しては、目で追っている活字が全然頭に入っていなかったりして。車の運転なんかしてたら大変だったろうな。

 
▼ 11月5日  
  あらや   ..2017/11/06(月) 12:06  No.548
  たとえ仮ページでも、誰もが見られる場に「人間像ライブラリー」があれば、「こういう場なら私の作品を出したい」とか、「こういうシステムをうちの図書館でも使いたい」といった声も出てくるでしょう。そういう局面になれば、こういうデザイナーとの思い出も、今後のいい教訓になるのではないかとは考えますが。

図書館に行ったこともない、本も読んだこともないシステム・エンジニアに、このホームページに来た人はこう動く、こうすることが目的なのだからこういう機能がいるんだ…と説明するのは結構しんどい仕事です。きちんとした図書館哲学がないと、どんどん面白おかしい今どきのホームページに流れて行くでしょう。面白おかしくて、それでいいじゃないか(人もいっぱい来るんだし…)という考え方もあることは知っていますが、私にはそれはできない。

去年の夏以来ここまで来たけれど、破綻するのかもしれない。人をいっぱい集めたホームページの方が喝采を浴びるのかもしれない。昨日、11月5日は私の65歳の誕生日でした。こんなに生きるとは思っていなかったのはもちろんですが、この歳になっても相変わらずこんなすったもんだをやってる人生に呆れています。(この、世の中に対して「自分は適任じゃないのかも」感って、若い頃からあるんですね)


▼ 初雪   [RES]
  あらや   ..2017/10/31(火) 10:06  No.544
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 73.2KB )

小樽の初雪です。

四月、雪の残る小樽の街に戻って以来、「人間像ライブラリー」開設に向けて努力をして来ましたが、その私でさえ、まさか初雪の季節まで公開が長引くとは夢にも思っていませんでした。反省です。でも、これ以上早くはならないのです。ここで、その場繕いのいい加減な仕事をしたら、私は一生後悔することになるだろう。

私たちは2017年10月31日の後世から眺めているから、もう「人間像」が第19号から活版印刷になることも知っています。でも、1951(昭和26)年の初雪の頃、喜茂別の教員住宅で小説「二十代」を書いている御園小学校教諭・針山和美青年にはそんな未来があるかどうかさえわからないんですよ。自分の人生がどうなるかわからないけれど、とにかく今自分が書ける最高の作品を書かなくては…という思いだけで今夜も机に向かっている針山青年の姿を忘れないようにしたい。


 
▼ 寄贈  
  あらや   ..2017/10/31(火) 11:16  No.545
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 72.5KB )

現在、「人間像」第19号の直前で発行された「別冊人間像」第1号のデジタル復刻をやっています。ガリ版刷り。全66ページの内、針山氏の小説『二十代』が44ページを占めるという変則の構成。『二十代』は長編小説であるばかりではなく、小説が扱っている舞台が羊蹄山麓の小学校ということでも、なにか、これからの針山氏の転回点を予感させるような作品です。

話は変わりますが、「人間像」第19号の復刻が終わり、「人間像ライブラリー」のインターネット公開が確認できた時点で、「路苑」、「道」創刊号〜「人間像」第18号、「別冊人間像」第1号の全19冊は北海道立文学館に寄贈となります。
寄贈とするのにはいくつかの理由があります。まず、針山家や人間像同人会の意向であることがひとつ。寄贈先が北海道立文学館か図書館かについては若干意見のちがいがあったのですが、インターネット「人間像ライブラリー」の登場によって、図書館が「人間像」を所蔵する意味合いは大きく薄れたと考え、針山家の意向通り文学館となりました。
最後の理由は、保存に関する技術的な問題です。現状でできる限りの保存態勢の基でデジタル復刻作業を行っていますが、民家(新谷家)であることには限界がある。火災や盗難といったリスクなどから「人間像」を守らなければならない。幸い(?)道立文学館は第19号以前の「人間像」を所蔵していませんから、その意味でも適任地だと考えます。


▼ 「人間像」第18号   [RES]
  あらや   ..2017/10/26(木) 17:58  No.538
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 49.9KB )

「人間像」第18号のデジタル化、かかった時間は「53時間/延べ日数13日間」でした。

けっこうな時間がかかっているのは単純な理由です。それはページ数が多いから。第17号からはもとのA5判サイズに戻り、裁断されたような部分もなくサクサク入力する毎日なのですが、如何せん作品群がどんどん長篇化してきている。もう「人間像」スタイルの誕生と言ってよいのではないでしょうか。作品にどんどんスキがなくなってきて、駄作作家が淘汰され、もう活版印刷に切り替えてこの旺盛な創作意欲を支えて行くしかないような状況ですね。なるべくして、ガリ版時代の終わり態勢に入ったようです。

第16号、原田良子氏『素顔』の登場は大きかった。同人たちの顔色が変わってきたのがよくわかります。葛西庸三『腐敗せる快感』、渡部秀正『山のこつちの方で』、針山和美『吉太郎』…、ヘヴィな作品が詰まった第18号でした。一刻も早く、公開したいと思っています。


 
▼ test01  
  あらや   ..2017/10/29(日) 08:03  No.539
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 72.9KB )

作成した「人間像」第18号データを「人間像ライブラリー」ホームページへアップ。

今やっているのは、作家別索引から「ナ行」→「人間像同人会」に進み、「人間像」第18号がきちんとアップされているかを確認しているところです。→「えあ草紙でひらく」。

 
▼ test02  
  あらや   ..2017/10/29(日) 08:15  No.540
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 73.3KB )

「えあ草紙」の先頭画面。「人間像」一冊丸ごとの復刻の場合は、表紙と目次の画像を加えてあります。この画像処理が意外と難航しました。

 
▼ test03  
  あらや   ..2017/10/29(日) 08:22  No.541
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 70.9KB )

次のページへ移動。うん、目次画像も大丈夫ですね。

 
▼ test04  
  あらや   ..2017/10/29(日) 10:30  No.542
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 76.0KB )

次のページへ移動。「えあ草紙」は、一気に最終ページに飛んだり、途中のページに栞を挟むこともできます。

また、作家の人にとって何より嬉しいのは、誤植の訂正が可能という点ではないでしょうか。紙媒体なら、後日の正誤表添付くらいしか方法はありませんが、「人間像ライブラリー」なら連絡をいただければ即座に訂正して、その日のうちに訂正原稿をアップできます。

※ ここに載せています「パソコン画面」画像は、掲示板に掲載するために解像度を70Kに落としています。実際の画面はもっと鮮明です。

 
▼ test05  
  あらや   ..2017/10/29(日) 11:05  No.543
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 68.8KB )

作家別索引に戻り、「ワ行」→「渡部秀正」で、作品「山のこつちの方で」を読むこともできます。作品別索引で、「ヤ」→「山のこつちの方で」で読むことも可能。

考え方は、どこの図書館にもある「著者名目録」「書名目録」です。それがコンピュータの力によって、直に「作品(本)」そのものにつながっているわけで。(「目録カード実習」から始まった私の図書館人生がこんな形で終わることに少しばかり感慨がありました…)

縦書き画面ソフトは数多くあったのですが、この本を開いた形で表示される「えあ草紙」を見た時は「これだ!」と唸りましたね。一発でこれに決定でした。


▼ 木賊   [RES]
  あらや   ..2017/10/23(月) 11:35  No.536
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 40.1KB )

「とくさ」と読むそうです。「とくさ科の多年生常緑草。茎は直立し、節ははっきりと分かれる。」(角川漢和中辞典)

国策紙芝居が見つかった京極町の家を訪ねる機会を得、その紙芝居が置いてあった物置の本も見せてもらいました。「木賊」の一綴り40冊は、そこで発見したものです。以前、「京極文芸」の復刻をやっていた時、どこかの号で、この「木賊」同人が「京極文芸」にゲスト参加するということがあって、それで名前を覚えていたのですが、実物を見たのはこれが初めてでした。許しをもらって譲ってもらい、「人間像ライブラリー」参考資料として今私の机の上にあります。

今は「人間像」のデジタル復刻で手一杯だけど、いつかは「人間像」の向こうに広がる世界に行ってみたい。


 
▼ コブタン  
  あらや   ..2017/10/23(月) 11:40  No.537
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 45.3KB )

もしかしたら谷先生の児童文化研究クラスの仕事になるのではないかと私は秘かに思っている須田茂氏の『近現代アイヌ文学史稿』。それが連載されている「コブタン」を毎号贈ってもらっていつも有難く思っています。(購読料払ってないのにすみません… 将来大金持ちになったら払います)

鈍いので今頃気がつきました。この号で『ステーション・駅』を書いている笹原実穂子さんって、現在の「人間像」同人の笹原実穂子さんなんですね。(胆振〜日高の光景が舞台になるお話が多く私の好みです) 改めて確認の意味で巻末の「コブタン総目録」を見てたら、根保孝栄さんの名前も発見したりして。「コブタン」には驚かされることが多い。

同人雑誌「人間像」のデジタル復刻、一応のゴールを針山和美氏が亡くなった第170号までくらいを漠然と考えているのですけれど、実際には、心が揺れ動いています。「人間像」は第170号以降も大変興味深いんですよ。女流陣の健筆、福島氏の『ヘラクレスは来なかった』、村上氏の『あなとみあとあん』はその手の知識が何もないから難しかったけれど、少しでも小林多喜二の生涯を知っている者には『多喜二まんだら雪明り』は爆発的に面白かったですね。

ありゃりゃ、今、雪です。台風21号の雨がみぞれ状の雪に変わりました。小樽、初雪。


▼ デジタル博物館   [RES]
  あらや   ..2017/10/13(金) 09:20  No.534
  昆虫9万点 札幌の愛好家・青山さん ネットに博物館
採集50年超「奥深い生態伝えたい」
 国内有数の昆虫標本コレクターとして知られる北海道昆虫同好会顧問の青山慎一さん(76)=札幌市厚別区=の収集品がインターネット上の「デジタル博物館」で順次公開され、来年、完成する見通しだ。道内外で採集したクワガタやコガネムシ、南半球で捕らえた色鮮やかなチョウなど希少種も含めて9万5千点を展示する計画。青山さんは「昆虫の奥深い生態と美しさを多くの人に伝えたい」と話している。
(北海道新聞 2017年10月11日夕刊)

久しぶりにきちんとした仕事を見せてもらって痛快な気持ちになりました。「人間像ライブラリー」への励みにもなります。

 デジタル博物館は、北海道自然体験学習財団(札幌)のホームぺージ内に「青山慎一先生の子ども世界の昆虫館」(http://www.codomo-sizen.com/kk/)として2014年開設された。9万5千点に上る青山さんの収集品をプロカメラマンがデジタルカメラで撮影し、財団の協力を得て公開を始めた。年度内に主要な9万点以上の作業を終える。
(同記事)


 
▼ デジタル文学館  
  あらや   ..2017/10/13(金) 09:26  No.535
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 69.5KB )

 青山さんは元高校教諭で生物を相当していた小学校高学年から昆虫採集を始め、社会人になつてから50年以上にわたり標本を集めてきた。(中略)
 青山さんは定年退職後、財団が主催する子供向けの「自然体験塾」の講師を務めた。コレクションの価値を:知った財団常務理事の佐藤勝信さん(72)がデジタル博物館の開設を持ち掛けた。
(同記事)

「デジタル博物館」と「自然体験塾」の合わせ技一本がこれからの〈博物館〉になって行くように、「人間像ライブラリー」と「読書会/文学散歩」の合わせ技一本がこれからの〈文学館〉になって行くのかもしれません。人間のやることだから、バーチャルにだって何かしらの限界は将来にあるだろうけれども、今、ガラスケース越しに本の表紙を眺めて物事をわかったつもりになっている間抜けさよりは遙かにマシだと思っています。

「プロカメラマン」とか「財団の協力」とか羨ましい気もするけれど、まあ、これは自分の人生にはなかったものだから… 死んだ子どもの年齢を数えても仕様がない。
「まだか…」という声も聞こえてきそうな十月中旬ですが、今の私に出来る努力はすべてやっています。インターネット公開、もう少しお待ち下さい。


▼ 「人間像」第17号   [RES]
  あらや   ..2017/10/11(水) 09:14  No.532
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 50.6KB )

「人間像」第17号のデジタル化終了。かかった時間は、「45時間/延べ日数8日間」でした。
デビュー直前なのであれこれ気が焦るのですが、結局、インターネットの技術的部分で私にできることは何もないわけで、焦るだけ時間の無駄なんだと割り切りました。私にできることをやろうと、あれこれ迷わず第17号作業を選びました。

第17号、良かったです。『三年間(その一年)』を除けば、おそらく針山氏最初の、プロっぽい作品『放任』が登場しただけでも嬉しいのに、さらに葛西庸三氏の力作『腐敗せる快感』までが加わって、なにか今後の「人間像」スタイルを予感させるような第17号ではありました。(朽木寒三氏の名も登場したし…) ここは迷わず第18号に突入ですね。


 
▼ 裁断  
  あらや   ..2017/10/11(水) 09:18  No.533
  今まで岩内の北旺孔版社の悪口を書いてきたけれど、私の勘違いでした。深くお詫びします。プロがあんな仕上げ(裁断)するわけはないですね。
裁断したのは針山氏ですか。表紙写真を見るとお分かりの通り、ガリ版時代の「道」「人間像」には全部右側に穴が空けられています。たぶん穴に紐を通して一冊に綴じ合わせていたのでしょう。その際、B5サイズのものがはみ出してしまうので、Aサイズに揃えるために端を裁断したのではないでしょうか。

第17号では前号作品の批評も行われています。それを見ても、全員が普通に作品を読んでいますから、裁断は出版の後に行われたと考えられます。作品批評、全員が原田良子氏の『素顔』を絶賛していますね。原田氏の登場によって、同人全員が発奮してきたのがよくわかります。プロっぽくなって来た…というか。いつまでも仲間受け狙いのアマチュア文章を書いてるわけには行かなくなった…というか。


▼ 「人間像」第16号   [RES]
  あらや   ..2017/09/28(木) 10:16  No.530
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 47.8KB )

「道」改題、「人間像」第16号デジタル化にかかった時間は、「44時間/延べ日数12日間」でした。

44時間は長いです。こんなにデジタル化作業に時間がかかったのは、ひとつには、造本の問題。第15号に続いて第16号も印刷は岩内の孔版印刷社なんですが、無理な裁断によって本文部分が削り取られている。誤字や脱字なら頭を使って訂正もできるけれど、削り取られた本文は復刻のしようがありません。頑張ったけれど、■【二十字欠】■表示が随所に見られる残念な復刻になりました。

第16号には原田良子氏の小品『素顔』が掲載されています。これも■【二十字欠】■表示が混じることになりましたが、それを押しても、一読ドキッとする小品でした。切れ味、凄い。原田氏は後の「人間像」同人・日高良子氏ですが、才能ある人は、すでに若い時からギラッとするものを放っているんだなあ…と感心しました。


 
▼ デビュー  
  あらや   ..2017/09/28(木) 10:21  No.531
  時間がかかった理由のひとつは、造本。でも、今回はそれとは別にもうひとつ理由はあったのです。それが「人間像ライブラリー」の本番デビューの問題。

かなりインターネット上のデビューが近づいています。すでに画面表示などの技術的問題はほぼクリアして、現在は、コンテンツ(収録作品)の見通し・方向性など、「人間像ライブラリー」全体にかかわる調整の段階に入っています。ここであまり大層言語をしたくはないが、十月のある日、たまたま「人間像ライブラリー」を覗いてみたら、あれっ「検索システム」が動いている…ということがあるかもしれません。


▼ 歴史 デジタルで残す   [RES]
  あらや   ..2017/09/19(火) 12:14  No.525
   歴史 デジタルで残す 俱知安風土館 5年後めどに3千点
【倶知安】町立郷土資料博物館「倶知安風土館」は今秋から、資料をデータ化して保存する「デジタル•アー力イブ(記録文書)」作りを本格化させる。5年後をめどに古い写真など約3千点をデジタル化し、将来的にはインターネットでの公開を目指している。
 デジタル化は写真や文書資料などをスキャナーで読み取り、パソコン上に保存する。資料の散逸や劣化を防ぐことができる利点がある。町によると、札幌市などでは広く行われているが、町村部での取り組みは珍しいという。
 風土館は2年前からアー力イブ作りに取り組んでいるが、今秋から札幌の博物館などから助言を受けつつ、作業を本格化する。古地図や写真などの資料整理や読み取り作業を進める考えだ。
 風土館は約1万点の資料を保管・展示している。地元の郷土資料家などから寄贈されたものが多く、大正時代の街並みの写真や、今年で55回目を迎えた「じゃが祭り」の初期のパンフレッ卜など貴重な資料もある。
 ただ、古い写真は撮影日時や場所が分からないものが多く、当時を知る人を探すなど地道な作業が必要という。同館の小田桐亮学芸員(27)は「古い資料は地域にとっての財産。後世まで残るよう、なるべく早くデジタル化を進めたい」と話している。(堀田昭一)
(北海道新聞 2017年9月15日 小樽後志欄)


 
▼ 5年後  
  あらや   ..2017/09/19(火) 12:20  No.526
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 64.7KB )

北朝鮮ミサイルが北海道上空を飛び越した朝、この記事が目に入ってきて「へえーっ…」と思いました。去年の「くっちゃんアーカイブをつくろう」講座が不発でこけて以来、もうこの話は終わったものだと思ってました。うるさい奴がいなくなったので、やる気が出てきたのだろうか。
でも、なんか変だ。まず志があまりにも低い。町の歴史に関する見識が低い。なぜ「倶知安町」史料のデジタル化なのだろうか? 函館なら「函館」、札幌なら「札幌」というカテゴリー設定は可能だと考えます。でも、倶知安はちがう。胆振国虻田村北辺の原野に、岩内からの時代の流れと虻田方面からの時代の流れがぶつかった約120年間の堆積物のような地域なのに、なぜに慌てて現在の「倶知安町」地図をかぶせるのだろう。
そうすれば、町議会の通りもいいし、倶知安支局の新聞記者も明日の朝刊記事が書きやすいというのはあるでしょう。(町民の長年の図書館要求もかわせるし…)でも、倶知安町の博物館(教育委員会)がそれでいいのだろうか。「5年後/3千点」のアーカイブで倶知安という町の歴史を表現できると考えているのならずいぶんお気楽な町だなと思う。私にはデジタル「歴史秘宝館」にしか見えませんけど。

 
▼ 札幌の博物館?  
  あらや   ..2017/09/19(火) 12:28  No.527
  私の知ってる限り、北海道のデジタル・アーカイブを推進してきたのは「図書館」ですよ。函館でも札幌でも、自館の所蔵資料デジタル化に十年以上も前から取りかかり、インターネット上にアーカイブを展開して来たのは「図書館」です。札幌の「博物館」がインターネット上で展開している事例は(道立文書館と北海道大学を除けば)ないと思います。
なぜこういう違いが起こるかというと、それはそれぞれの根拠法が違うから。「図書館」の根拠法である図書館法には、第三条で国民に対する「奉仕」という概念が謳われていますし、さらに第十七条では「公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない」(←「無料原則」といって、私たち図書館員の誇りでもあります)とまではっきり書かれています。つまり、自館資料の無料公開を躊躇ってはならないわけで、インターネット上のデジタル・アーカイブもこの図書館法の主旨に沿って行われて来たのです。
読もうと思えば、沼田流人『血の呻き』でも、大正八年鉄道院発行の『東倶知安線建設概要』でも、国立国会図書館のデジタル・アーカイブで簡単に読むことができる時代に入っています。この、国立国会図書館の方がはるかに「倶知安の博物館」であるという現実をもう少し真面目に考えなくてはいけません。「人間像ライブラリー」は、もちろん、この私たちの現実を踏まえて生まれてきたものです。

 
▼ インターネット上  
  あらや   ..2017/09/19(火) 12:40  No.528
  博物館だから、デジタル化技術などには図書館なんか問題にならないくらい長けているのでしょう。小樽の博物館が古写真のデジタル化処理を行っていたのは、私が京極町に単身赴任する以前ですから、じつに十五年以上も前の話になります。同じ頃に函館市立図書館のアーカイブ構想が始まっていますから、おそらく、パソコンの進化に伴って全国的にデジタル化への気運が高まっていたのでしょう。しかし、小樽の博物館も、札幌の博物館も、ついにインターネット上のデジタル・アーカイブは実現しないままです。今でも、昔私が住んでいた街を確認したかったら博物館に行かなくてはなりません。しかも、入館料を払って。

博物館や美術館や文学館の根拠法は博物館法です。その博物館法には「奉仕」の言葉はありません。「入館料」に関する文言もありません。(←だから「入館料」を自由に設定できる) 博物館法に定義される博物館・美術館・文書館・文学館などは、「奉仕」のための施設ではなく、「調査研究」(博物館法第二条)のための機関なんですね。最近では情報公開の必要性も博物館界でも云われているそうだけど、本旨である「調査研究」ためのぎりぎりの人員・予算でやっているのはどこの世界でも同じでしょうから、インターネット公開のためにあれこれ使う時間なんかないよ…ということなんでしょう。もっと下世話に云えば、インターネット公開してしまったら、入館料収入が減るじゃないか…ということかもしれないけれど。

 
▼ 入館料  
  あらや   ..2017/09/19(火) 12:46  No.529
  クリックで拡大表示 ( .jpg / 54.3KB )

去年、道立文学館でやっていた宮澤賢治展に行かなかったのはまさにそういった理由によります。札幌まで行くのが面倒くさい。煙草、吸えないし、入館料、高い。宮澤賢治の情報・画像などインターネット上に溢れかえっている。5年前なら、ミーハーだから行ったかもしれないけれど。
今年の夏、ガラスケース越しに『人間像』第20号表紙を見ていて、なにか悲しいものがありましたね。早く家に帰って「人間像ライブラリー」の仕事がしたいと思った。

このスレッドに付けたのは、今、近代美術館でやっている「ゴッホ展」の写真です。湧学館時代に手に入れたタダ券もこの「ゴッホ展」でお終い。これからは自腹です…



 


     + Powered By 21style +