TOP ホーム ページ一覧 |


No.7443 への▼返信フォームです。


 小沢根ノ頭    ..山旅     >>引用
      2025/08/29(金) 10:22  No.7443
 
 
夏は納涼山歩きというわけで7月に計画した小沢根ノ頭だったが、悪天中止になった。そこで猛暑が続いているであろう8月後半に今一度計画してみることにしたら、案の定というより、想像以上の猛暑が続いていたのだった。

7月にもエントリーしていた東京の鉄人M夫妻が再びエントリー、そして、地元のたわらさんと裏のご隠居さんが加わって、久しぶりのにぎやかな木曜山行になった。

この山に行くのは5年ぶりだった。登山口まで100キロ近くあるし、何も見えないような日なら残念至極だけれども、幸いにも朝方の曇り空も現地に向かうにつれて青空が多くなっていった。

物見石山への道は、かなりの人数が参加するトレラン大会に使われるので、年に一度は刈払いされるらしく歩きやすいが、その刈払いがなければとても歩けないだろう。5年前より笹の丈が高くなっているように感じた。

5年前と明らかに違っていたのは小沢根ノ頭で、頂稜にあったはずの踏跡はほぼ消えていた。まあそれでも、ここは丈の低い笹なのでさほど歩くのに苦労はない。

1800mを越えるという、納涼には申し分ない高さだが、いかんせん風がほとんどなかった。大汗をかいて頂上に着いた。

遠望は今一つとはいうものの、夏としては上出来の展望で、展望至上主義の鉄人Mさんもまずまずは満足だったと思う。しかもこの広大な山が誰一人いない貸切だったのだから。

参加の皆様、お疲れ様でした。

 Re:小沢根ノ頭    ..鉄人M     >>
        2025/08/30(土) 01:12  No.7444
 
 
私が座右に置き何度も見返している、昭文社発行山と高原地図「美ヶ原・霧ヶ峰」1991年版(ころぼっくる・ひゅってを興された故手塚宗求さんのご執筆。現在は廃版)に、「小沢の頭」の表示(ただし"根"の記載はなし)がありました。

そうか、小沢根ノ頭には物見石から稜線をアップダウンで辿るのか…と勝手に考えていましたが、さにあらず!!

実は令和の現在、小沢根ノ頭の東側山麓には「美しの国」と称する(なんと、"東美ヶ原高原"とも命名)一大別荘地が出来上がっていて、別荘地どん詰まりの"頂上公園"と称する地点から、登山道が通じていたのでした。

歩行約一時間半をかけて到着した山頂からの展望は、まさに"言わずもがな"!!

北アルプスや八ッに向かっての遠望は夏雲に遮られていましたが、王ヶ頭から茶臼山〜三峰山〜鷲ヶ峰〜車山に至る、"美ヶ原〜霧ヶ峰主稜線(私が勝手に名付けました)"は、全山ともに見事な"サマーグリーン"に覆われていて、極上の見晴らしを披露していただけました。

さらに嬉しかったのは、およそ三十数年前の昔、上田交通(現上田電鉄)の当時の車両を撮影するために何度もカップリングで登っていた塩田平の名峰、独鈷山を指呼の間に望めたことです。

ともあれ、悪しき"展望原理主義者"の私にとっては、再度のチャレンジにより、まさに至福の眺めが得られた素晴らしき山頂でした。

 Re:小沢根ノ頭    ..山旅     >>
        2025/08/30(土) 08:31  No.7445
 
 
.jpg / 289.7KB
私も同じ地図を持っているので、帰ってから調べたら96年版でした。その地図にはすでに別荘地があって、物見石山への登山道が記載されているんです。5年くらいの間に別荘地が造成されたんですね。

その地図では「小沢の頭」となっているこの山を「小澤根ノ頭」としたのは何か文献を見たからなんですが、それが何だったか調べてみたら、平賀文男の『八ヶ岳火山群』(昭和9年)だったようです。

これにはけっこう美ヶ原について詳しく書いてあって、岳の湯から美ヶ原への項には、何やら怪しい小説風の文章まであるんです。

それによると、今の「美しの国別荘地」は、当時「武石牧場」だったようです。おそらく経営が続かなくて荒れ放題になっていた牧場跡地を別荘地として開発したのでしょうね。であれば、なんであんな山奥に巨大な別荘地があるのかという疑問にも納得できる気がします。

ともあれ、小沢根ノ頭側からの物見石山の堂々たる姿は、この山を観るベストポイントだと思われます。

No.7443 への引用返信フォームです。

名前
e-mail   URL
題名色
文字色
タイトル   簡単タグ入力
添付  
フォームに保存  プレビュー      削除キー