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八千穂高原には四季を通じて出かけている。ことに山菜の時季に出かけるのは、もう5年以上の恒例になっている。
数年前、秋といっても9月に2年連続で出かけたことがあって、それはおとみ山が9月生まれで、ではささやかに山の中でお祝いしようじゃないですかという理由だった。
以前はそこそこの山へ登ってお祝いしていたのが、ワインの一杯も飲みましょうというとき、さすがにそれでは危ないでしょうという年齢におとみ山も我々もなったから、安全第一というならこれほど最適なコースはない。
そのおとみ山も彼岸の人になり、別に9月にこだわることもなくなった。どなると、やはり1500mの高原でも9月ではまだ秋というには早い。それで今年はひと月近く遅くした日に計画したら、たわらさんが手を挙げてくれた。
おとみ山のお祝いをしたのは数年前のことだが、たわらさんも一緒で、まったく同じコースを歩いたというのに、幸いにも?ほぼ記憶にないという。おとみ山も、2度目にここでお祝いしたとき、前の年にまったく同じ場所でしたことなんてすっかり忘れていたのだから、要するに危険な年ごろである。
ひと月ずらして秋らしくなっているかと思いきや、なにせ今年の気候である。山の色は9月に歩いたときと変わらなかった。それだけに、出始めの最上級のジコボウが道端にいくつも見つかって、夜はキノコ鍋パーティとあいなったのである。
それにしても、道はしっかり整備され、立派なあづまやも点々とあって休憩所にも事欠かず、しかも世にも美しい林の中を歩けるというのに、3時間歩くあいだに誰ひとりとも出会わないのだからどうなっているんでしょうね。
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