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No.7531 への▼返信フォームです。


 『摘草と山菜』完結記念パーティ    ..山旅     >>引用
      2025/12/05(金) 08:48  No.7531
 
 
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横山厚夫さんの亡き夫人康子さんの『摘草と山菜』は、三好まき子さんのサイトに連載されていたものだが、三好さんが亡くなったあとサイトが閉鎖されていた。それを惜しいと思った私がネット上のアーカイブを拾い出してロッジ山旅のサイトに転載した。

その後、北島洋一さんが打田瑠美さんにナレーターを頼んでYOUTUBE版を製作してくれ、2年近くをかけて全90回が先般完結した。

そこで、その完結祝いをしようと荻窪の横山さん宅に打田夫妻と北島夫妻と私が集結、いつもながらの楽しい横山さんのお話を拝聴し午後のひとときを過ごした。

ま、それはそれ、皆さんにはサイトを楽しんでいただくとして、ここでの本題は以下となる。

 JRの運賃    ..山旅     >>
        2025/12/05(金) 08:57  No.7532
 
 
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25年も大泉に住んでいて小海線に乗ったのはおそらく10回に満たない。今回はその慣れていない小海線と中央線を乗り継いで上京することになった。甲斐大泉駅は無人なので乗車の際に整理券を取る。

荻窪駅でいつもの改札から出ようとしたが、精算機はあっても甲斐大泉駅から乗ったよと印刷してあるだけの紙の整理券では精算できそうもない。窓口もない。

そこでいったんホームに戻り、甲斐大泉駅で列車に乗るときの1000倍くらいの距離を歩いて駅の中で一番大きそうな改札に行ったら、そこにも窓口がない。こりゃどうするのと悩んでいたら、改札口の横の窓で何やら相談している人がある。その窓は中が見えないようになっていて、呼鈴で中の駅員が出てくる仕組みらしい。たまたま開いていたので窓口とわかったが初めての人がわかるはずもない。

やれやれ、やっと外に出られると精算したが現金か交通カードしか使えず、クレジットカードが使えないときた。今どき現金などあまり持ち歩かない。たまたま片道分くらいは持ち合わせていたが帰りの金がない。券売機なら使えるのかと聞けばそれは大丈夫だというので一安心。

(インターミッション)

それでこんどは帰りがけ、ふたたびの荻窪駅で甲斐大泉までの切符を買おうと思ったら、パッと見渡した経路図にそんな遠い駅までの記載はなく、しかたなく朝方の窓口まで行って呼鈴を押して出てきた駅員に尋ねると、図の範囲にある駅までの切符を買って、降りたときに精算せよという。なんでそんな面倒なことをしなければならないのか、それに降りる駅が無人なんだというと、それなら右のほうにある紫色の券売機を使えという、ならば早くそう言え、とまた無駄な時間がかかった。 あらためて券売機の並ぶあたりをつぶさに見たが遠距離切符の案内なんかなかった。経路図に一言書いてあればいいだけなのに不親切である。

家に帰ってから考えた。大泉から整理券で乗って広大な降車駅で面倒なことをするよりは小さな小淵沢駅でいったん降りて切符を買いなおしたほうがよほど手間がないではないか。乗り換えにそのくらいの時間は十分にある。しかし、となると運賃が上がるに違いない。

そこで念のためにどのくらい高くなるのだろうと調べてみたら、驚いたことに何度計算しても小渕沢でいったん下車したほうが運賃が200円も安いのである。高速道路でもなんでも遠距離のほうが割安になる。そんなことってあるのかしらと、ここはAIに尋ねた。

「小海線の甲斐大泉駅から小淵沢駅経由で中央線の荻窪駅までの乗車券が3080円なんですが、小淵沢でいったん降りて買いなおすと200円安くなるみたいなんです。そんなことがあるでしょうか」

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おっしゃるとおりなんです。多くの人は「通しで買う方が安いはず」と思い込んでいるので、分割したほうが安くなるという話は、鉄道に少し詳しい人か、たまたま調べた人くらいしか知らないのが実情です。

しかも今回のように200円も差が出るケースは、「運賃計算の境界」にちょうどかかっているために起きる“典型的な分割ポイント”なんですよね。


■ なぜ一般の人が気づかないのか

@ JRは「安くなります」とは告知しない

制度としては合法ですが、JRは積極的に説明していません。「分割すると安い場合があります」というのは、公式に認めつつも、あくまで“利用者自身が気づけばどうぞ”という扱いです。

A 距離制運賃の「キロ程の境界」は複雑

・100km、120km、140km…
・区切りごとに運賃がいきなり上がる
・途中で区切ると、それぞれが「境界の手前」で安く収まる
……という計算ルールは、普通に乗っている人にはまず分かりません。

B 「一度改札を出る」という発想がない

普通は「乗り換え=構内で乗り換えるもの」という感覚なので、
「途中駅でわざわざ出場してからきっぷを買う」
という行為自体が、一般的な利用のイメージから外れています。

■ 小淵沢のような「分割しやすい駅」は実は多い

特急停車で、路線のキロ境界付近にある駅は分割ポイントになりがちです。今回のように、通しより分割のほうが明らかに安い例は珍しくありません。

必要であれば、甲斐大泉〜首都圏方面で他にも安くなる分割ポイントがないか・長距離移動時に自動で最安の買い方を探す方法などもご案内できますよ!

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というわけで、ロッジ山旅へ小海線利用で来られる人も多いわけだし、そうでない方でもJRに乗ってどこかに行くときは綿密に運賃を計算するなりAIを活用するなりがよろしいかと経験をお話した次第であります。

 Re:JRの運賃    ..山の絵描き     >>
        2025/12/06(土) 09:57  No.7533
 
 
横山さん宅でのお祝いの会、盛り上がった様子で何よりでした。

そして続くJRの話。始め、またもや?乗り過ごしそうになって慌てた…という話かと思って読んでいたら運賃のことでした。

以前、目的地まで切符を購入せずに少し手前まで買って(往復券とか)少し先の目的の駅までは手前の駅で乗車券を購入した方が安いというレクチャーを鉄のMさんから頂いた事がありました。それと似たような話ですね。

それは乗車距離ではなく、JR側の管轄区の問題で区割りができて云々の説明だったような気がしますが、あとは本命のM氏にお任せした方がよさそうです。

ともかくシルバーというか高齢者はジパング割引サービスを大いに利用できるわけですが、窓口購入という高いハードルがあります。

 Re:JRの運賃    ..山旅     >>
        2025/12/06(土) 14:07  No.7534
 
 
アルコールが入っていないときは、乗り過ごしたり駅で迷ったりはしないんです。入るとてきめんにそうなります。思えば、打田^一さんの『藪岩魂』出版記念会の帰り、新橋駅でさまよっていた私を助けてくれたのは山の絵描きさんでした。

よくJRを使う人には我々の年齢になるとお得なサービスがあるようですが、私のようにほとんど乗らない人には会費を払うほどのメリットはないのかもしれません。

でも、お得なサービスなら使いやすいようにしてもらわないと意味がありませんよね。

 Re:JRの運賃    ..鉄人M     >>
        2025/12/07(日) 10:02  No.7535
 
 
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まずは、山の絵描きさんと同様、『摘草と山菜』連載完結をお祝いいたします。
🎊おめでとうございました。👏👏

そして後題「JRの運賃」の件につきましては、話題も問題も議論が出し尽くしたようですので、私からは"添え物の雑感"のみにて失礼いたします。

山旅さんは当然、荻窪駅では横山さん宅最寄りの西口から出場されるはずだったのでしょうが、こちらは駅出口としてはスケールが小さくて窓口もなく、無札(正規の乗車券を持っていない状態)での精算が出来ません。

東京都区内の駅とはいえ、メインではない出入口ではこのタイプが多く、私の最寄り駅である山手線高田馬場駅「戸山口」でも同様です。
(メインではない出入口にいる係員は正規のJR職員ではなく、現役を退いた嘱託OBがいることが多く、頼りにならないこともあるようです)

そこで、無札入場のさいは、メイン出入口(荻窪駅の場合は東口)に回るしかないのですが、ここでも、昨今のJR東日本では大きな駅とはいえ「みどりの窓口」をはじめとする有人窓口が続々と廃止されており、山旅さんと同様、煩わしい呼鈴問い合わせをするしか方法がありません。

次に、帰途の乗車券を券売機で購入する場合ですが…
昨晩、荻窪駅東口に出向いて券売機の写真を撮ってきましたので、ご参照ください。

上部に掲示された東京近郊区間(中央本線でしたら韮崎まで)内までの乗車券でしたら、駅名と運賃価格を確かめたうえで、左側3ヵ所、緑色と黒色の券売機でたやすく購入出来ます。

その他の区間は、右側3ヵ所の紫色の券売機(つまり、指定券券売機ですね)で駅名検索のうえ購入しなければなりません。
…とはいえ使い方は簡単で、北は稚内から南は鹿児島中央まで、JR各社津々浦々、全駅までの乗車券の即時購入が可能です。

では最後に、乗車券は目的駅まで"通し"で買うのと途中駅分割で買うのではどちらが安価か…
これは、山旅さんが述べていらっしゃるとおり「距離制運賃の"キロ程の境界"の複雑さ」があり、一概には言えません。

私ですが、市販時刻表巻末にある運賃計算ページとにらめっこするという煩雑なアナログ手法を取りつつ、それでも苦にはならず楽しんでいるのですから、なんともはや…ですね。

最後に蛇足ながら…
JR東日本では、Suicaシステムの普及促進を狙って「東京近郊区間」の大幅拡大を実施しました。
このため、例えば中央本線沿線では、松本を通り越して篠ノ井線長野までと大糸線穂高まで、小海線野辺山までが適用範囲となっており、この範囲内では途中下車が出来なくなってしまいました。

この"悪癖"を回避するためは、どうすればよいか…
ほんの些細な追加出費には目をつぶって範囲外の次駅、例えば大糸線なら有明、小海線なら信濃川上までの乗車券を購入すればよいのです。
(甲府や塩尻まででしたら、JR東海区間に入る次駅の金手や洗馬まで買えばOK)
有効期限日数は当日限りではなく増えるし、松本や小淵沢で"大手を振って"改札外に出ることが出来ます。

以上、"添え物の雑感"にしては、うだうだとつまらないことばかりを言い並べてしまいました。
失礼の段は、お許しください。

 Re:JRの運賃    ..山旅     >>
        2025/12/07(日) 13:50  No.7536
 
 
どこかで見た光景だと思ったら、わざわざ荻窪駅まで撮りに行ってくださったですか。そうそう、ここでしばらくたたずんでいたのでした。

この写真では細かい字は読めませんが、路線図の中に「この範囲以外の駅については右手の券売機をお使いください」というような記載はなかったと思うんですが・・・。

今回の経験で、単純に通しで切符を買えば安くなるわけではないことを知りました。調べたら、甲斐大泉からだと中野までは小淵沢でいったん降りることで200円安くなるんですね。

私の地元の人たちには有益な情報ですから、こんどのFM放送の話題にしたいと思っています。だって、小淵沢駅でいったん降りるくらいは何の手間でもないし、それだけで往復400円安くなるんですからね。

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