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「つるやでついでにお買い物」なんて、敵は本能寺にありといった山歩きの計画に裏のご隠居さんが手を挙げてくれた。
ところがこの1月に永明寺山は一緒に歩いたばかりで、さてどうしようと考えたが、あらたに行き場所を考えるのも面倒だ。それに永明寺山の歩き方はいろいろある。前回は、考え得るもっとも大回りな行程で歩いたので、お互いひとつ年を取ったことだし、身の程に合わせてその半分くらいの行程を考えた。
でも、前回のハイライトだった上原城址へはもう一度行ってみたいと、前回は下りがけに立ち寄った城址に、こんどは下から登ってみることにした。要するに正式な登城である。茅野市街を見下ろす歩道は市民の散歩コース、こんな径が身近にあるのは羨ましい。
車で搦手から容易に近づける上原城址へかつての登城路を登る人はごくわずかだろう。径は落葉に埋もれてわかりにくいところもある。
これでは攻めるのは大変だろうなあという急坂が続く。大岩を縫うように登って、城址の手前の神社にたどり着く。神社裏手の「物見岩」こそ、この山の大岩の代表で、昔の人はうまいところを見つけて城や神社を造るものだなあと感心する。
城址から公園になっている永明寺山へはひと登り、無風快晴だった。頂上からは乗鞍から槍ヶ岳まで、白い峰々もずらり並んだのだから上出来だった。
頂上で昼のひとときを楽しんだあと、藪尾根を急降下して出発点に戻った。その後、つるやでちょいと買い物を楽しんだのは言うまでもない。
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