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東京から参加したいというHさんとOさんは金曜日でも大丈夫だというので雨天順延とした。しかし早い時間の特急が満席で少し遅い到着となるのでは予定していた三珠の浅間山では少々遠い。さらに今年の陽気では浅間山の緑も少々濃くなっているだろう。
そこで頭に浮かんだのが小森川右岸稜線である。去年は5月の連休明けに出かけて、その美しい緑に感激したが、あの稜線歩きは何度行ってもいいし、そもそも今回のおふたりは初めてなのだからぜひとも歩いてもらいたい。そして新緑の早い今年なら、あの美しい光景がまた見られるだろう。
むろん期待は裏切られなかった。稜線には古い径の痕跡がときおり現れる。往時にはかなりの人が往来した稜線だったのだろう。人跡がとだえてどのくらいたつのか、地面はあくまでやわらかい。そして多種多様な緑緑。
今だけのご褒美は伐採地からの展望だが、植林の落葉松は成長が早い、数年後には展望を隠すだろう。しかしそれがなくともまったく不満はない、私の考える山歩きのイメージがもっとも体現されている稜線だと思う。
帰りには私の興味で初めてのルートで下ってみたら、これがまた白眉の稜線で、となるとこっちはどうかと次の興味が湧く。また出かけることになるだろう。
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