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沼津のKさんには、自身が率いる山のクラブの方々と20年近くにわたって毎秋ロッジをご利用していただいた。
それも去年の秋で終了となった。もう80半ばになるというので年齢的なことがあるのだろう。
そのKさんが長年世話になったというので我々夫婦を伊東に招待してくれるという。本来ならこちらが何かお礼をしなければならない立場なのに恐縮ではあるが、せっかくのご厚意をありがたくちょうだいした。
クラブの面々6人に我々夫婦が加わった。行先は立派なホテル、そこの料理が気に入って、Kさんたちはここにも20年近く通っているという。
酒豪ぞろいで有名なクラブだから、到着から出発まで酒また酒とあいなった。もっともこちらはそうは飲めないので適当にかわしていた。
朝夕ともバイキングで、並ぶ料理の多種類で豪華なこと。しかし私はバイキングが苦手で、要するに取りに行くのが面倒なのである。それでも朝夕ともひたすら刺身ばかりを食いまくって、身体の半分くらいが魚になった。
ホテルの部屋は7階の高さでも、山向きの部屋からは海の光景は望めなかった。しかし海辺からぐっと盛り上がってくる地形が面白い。そして斜面に張り付いたような家々。いろいろな地にいろいろな人の暮らしがあるなあと当たり前のことに感慨を持つのが旅の醍醐味かと思う。
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