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No.7293 への▼返信フォームです。


 可睡斎    ..山旅     >>引用
      2025/03/08(土) 10:26  No.7293
 
 
小淵沢の雛飾り創作グループが各地の雛飾りを見学するツアーのドライバーとして、この時季に出かけるようになって5年目になった。

今回は、これまでで最も遠い静岡県袋井市にある可睡斎という仏閣である。初耳だったが、調べてみると、知らないのが恥ずかしいくらいの曹洞宗の名刹であった。

家康の時代、登城したこの寺の和尚が、こっくりこっくりと居眠りを始めたのだとか。

「和尚我を見ること愛児の如し。故に安心して眠る。われその親密の情を喜ぶ、和尚 、睡る可し」

という、なかなか楽しい故事により、いつしか「可睡斎」との名前が付いたそうな。これはいいなあと感心、しかしドライバーとしては可睡では困る。

雛飾りは圧巻の展示であった。建築の規模もすごい。敷地は10万坪もあって、隅々まで巡ると4時間もかかるという。我々は、雛飾りを見て回るだけであったが、それでも、途中、これもすばらしい精進料理をいただく時間を入れて、3時間も滞在することになった。

日帰りでこんなところまで行けたのも、中部横断道と第二東名のおかげである。可睡斎には、秋葉山から遷座した秋葉三尺坊大権現も祀られている。秋葉山は、この北25キロくらいにあって、これなら、日帰りでは忙しいとしても、1泊して登るなら余裕がありそうだ。

山旅の候補に挙げておこう。


 Re:可睡斎    ..ペンタコ     >>
        2025/03/12(水) 12:49  No.7294
 
 
今読んでいる本が宮本常一の『山の道』(八坂書房)です。この本の中に秋葉山や秋葉街道に関する内容が書かれており、ちょうど読んでいたところでした。
秋葉神社と言えば火伏、という知識はありましたが、恥ずかしながら秋葉山という場所があることを今回初めて知った次第です。
本によると、秋葉山へ向かうための秋葉街道(秋葉道)はいくつもあったようで、「可睡斎」もその道にあるのだろうか?と地図と睨めっこをしています(なにぶん、この地域の地理に疎くて・・・)。
有名どころの山を一通り登りたいという気持ちはありますが、こういった昔の人たちが歩いた山道をたどる山登りもしたいなぁと思う今日この頃です。

ひな人形、3月3日が過ぎたら早く片付けないと嫁に行き遅れる、という言い伝えは全国でもそうでしょうか?
お雛様を片付けるには湿気の少ない晴れの日が良いと母から教わりましたが、日本海側の3月に晴れの日なんてそうそうあるわけもなく、我が家のお雛様は飾りっぱなしになることもしばしば。
あぁ、だから私は・・・(笑)


 Re:可睡斎    ..山旅     >>
        2025/03/13(木) 07:43  No.7295
 
 
こういった、壮大な飾りをする催しが近年多くなってきたのは、各家庭に眠っていた人形が放出されているからなんでしょうね。鯉のぼりもしかり。ただ棄てるには忍びないものですから。

我々の住むところにも秋葉信仰があるのは、先般一緒だった高齢者の皆さんに教えてもらいました。杖突街道を秋葉街道ともいいますからね。

それにしても、こういった宗教的由来については、結局のところいつまでも門外漢です。秋葉寺と秋葉神社にも、どうやら何かしらの争いがあるようだし、可睡斎に三尺坊が遷座されたことについても、主張のひとつだとも考えられます。

八百万の神信者としては、古い寺社仏閣を訪れたときに、何かしら敬虔な気分になるのは確かで、それでいいのではないかと考えています。山も、そういった気分になる山に魅かれます。

(写真は可睡斎の秋葉総本殿)


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