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 「エピソードのある山旅」小川村へ 行きがけの駄賃の富士塚山    ..山旅     >>引用
      2025/04/18(金) 09:15  No.7330
 
 
すがぬまさんの奥三河神野山、おとみ山の恵那笠置山、そして名古屋のNさんの瀬戸猿投山と、毎年計画してきた「エピソードのある山旅」、さて今年は誰のエピソードに焦点を当てようかと考えた。

それで思いついたのが、去年の秋、信州2か所で展覧会を開いた中村好至恵さんのエピソードであった。というか、その展覧会そのものがエピソードになるではないかと考えたのである。

安曇野と小川村で開催された展覧会でも、我々にとって珍しいのは小川村で、展覧会がなければわざわざ行くことがなかっただろうところである。そもそも、その小川村が北アルプス北部の展望で知られ、さらに桜の時季こそが見事であることを私が知ったのは、中村さんが小川村で展覧会をするきっかになったという、東京から原村に移住した友人のHさんをたよって、彼女がスケッチ旅行でこの村を訪ねたときの写真を見せてもらったからだった。これぞまさしく桃源郷、こんなにきれいなところがあるのか、とその時感嘆したのである。

中村さんの展覧会の開催中、私は4度小川村を訪れたが、いずれもはかばかしい展望には恵まれず、むろん秋では桜を楽しむべくもない。そこで本命は小川村の桜とし、時期については、村のサイトでおおよその開花期を調べ、4月の半ばに決めた。宿泊するのは、秋にも泊まった、村の最高所にある宿で、展望も食事も最高の「星と緑のロマン館」が予約できた。

それで年始めに参加者を募ると、すぐにこれまでの旅のご常連で満席となってしまったのは、仲間内の旅なのだから当然ではあった。

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初日、各方面からやってくる人たちとの合流時間を調整をすると、行きがけの駄賃の山歩きをするにしても、どうしても歩き出す時間は遅くなってしまう。昼飯は山のてっぺんで、というのが私の山行の基本的なスタンスで、となると選択肢はぐっと少なくなる。

それで思いついたのが、松本市四賀の富士塚山だった。4年前の同じ時期に歩いてとても良かったので、もう一度歩きたい山のリストに入っていた。

1時間足らずで登れ、道はごく歩きやすく、頂上の桜並木越しの北アルプスが見事で、しかも訪れる人はほとんどいないという、なんだかウソのような山である。

泊まりを伴う山旅では、悪天で中止というわけにはいかない。目まぐるしく変わるこの春の天気だったが、幸いにも我々の2日間には好天の予報が出た。

これなら、富士塚山の魅力の二大要素、桜と北アルプス展望が両方楽しめるかと思ったが、あいにく、好天ではあっても北アルプスには雪雲がまとわりつき、桜は満開にはほど遠かった。

ま、しかしそんなことを嘆くのは贅沢というもの、久しぶりに顔を合わせた皆さんが、横並びになってしゃべりながらのんびり歩ける道、北アルプス方面以外はすべて青空で、しかも誰ひとりいない貸切の山だったのだから。


 Re:「エピソードのある山旅」小川村へ     ..山旅     >>
        2025/04/18(金) 10:51  No.7331
 
 
我々の地元北杜市は、今年は春爛漫といった形容にふさわしい桜だが、安曇野でも同様で、富士塚山の桜こそ早かったものの、平地に降りたら、いたるところで桜が満開だった。我が国は桜の国だなあと感じる。

まだ時間が早いので、穂高有明の絵本屋「こごみ」に立ち寄ってから小川村へ向かった。

道路が大町市美麻に入ると、まだ道脇に残雪があった。桜はちらほらとはあっても安曇野ほどは咲いていない。となると、その隣の小川村でも少々早いかもしれないとの心配は杞憂であった。去年、中村さんが展覧会をした、村中心部の南向きの斜面には、写真で見たとおりの桜が繚乱としていた。それが眺められる道路脇にはカメラマンが並んでいて、我々もそれに加わった。

「星と緑のロマン館」は、あとわずかで鬼無里との境界、標高1000mにある。おのずと北アルプスの展望は抜群で、しかし、到着したころには雪雲は取れておらず、それでも、宿の上にある展望台まで登ってみると、北側に近く、戸隠連山が眺められた。これは秋にも見たが、雪をかぶっていると迫力がまるで違う。

去年泊まったとき、すばらしく豪華だと思った夕食はさらにパワーアップ、これは食べきれないと、私は3品を手付かずで残す始末であった。

翌朝は快晴に明け、昨日の雪雲で降った新雪をまとった北アルプスの峰々がずらりと並ぶだろうと思いきや、明るくなってすぐにカーテンを開けてみると、あいにく雲は取れ切っていなかった。それでもと、朝食前に展望台に上がって、峰々のお出ましを待った。

朝食の時間となったので宿に戻って、これも豪華な食事をするうちには、食堂の窓外に並ぶ峰々からほとんどの雲が取れ、宿を出るころには、真っ白い大伽藍をほぼ見渡すことができたのであった。やったあと、歓声が上がる。

宿から村の中心部へと下るあいだには完全に雲がなくなった。この途中には絶景ポイントが多々ある、というよりは、すべての地点にそれぞれの良さがある。何といっても、ここでは鹿島槍ヶ岳と五龍岳が両雄である。ところどころで車を停め、桜と岳を堪能した。

最初の予定では、村の南側の山中にある、桜と展望の名所、立屋にも行ってみるつもりだったが、そこはまだ開花したばかりだという。

ならばと、余った時間で帰りがけに今度は北アルプス南部を眺めましょうと、池田町の展望公園に立ち寄って、桜と展望をさらに満喫、第4回目となる「エピソードのある山旅」は大団円となった。

参加の皆様、ありがとうございました。


 Re:「エピソードのある山旅」小川村へ     ..名古屋のN     >>
        2025/04/18(金) 19:17  No.7332
 
 
中村好至惠さんのここでの個展があったゆえに昨年の秋に訪れた、長野県上水内(かみみのち)郡の小川村。人口2200人余りという小川村を再訪。その折には眺められなかった北アルプスの山々に、里山の満開の桜を見飽きるほど望めた山旅でした。泊まった宿の夕餉のご馳走に出た品々。翌朝宿の前でも見かけた「ふきのとう」の天ぷらが妙に印象に残りました。

名古屋組が往復ともに寄った「明科(あかしな)」駅も初めての土地、この地の桜も満開。往復ともに乗った特急「しなの」車窓からも、次々に沿線の桜を眺めることができました。

充実の「エピソードのある山旅」第4弾、ありがとうございました。写真は、富士塚山(931m)の復路の路傍で摘んだこごみ。その足で、安曇野の絵本の「こごみ」に寄った趣向はさすがでした。


 Re:「エピソードのある山旅」小川村へ     ..山の絵描き     >>
        2025/04/20(日) 11:17  No.7333
 
 
第4回目のエピソードが小川村。数年前に訪ねた時の銀嶺と数々の桜の繚乱が素晴らしかったので是非とも参加の皆さんにはその光景を見てもらいたいと願いつつ出掛けた山旅でした。

参加者の普段の行いのためか、その願いも見事に叶い、二日目午前中の展望の素晴らしさはため息が出るほど、ホッと胸をなでおろしました。
この旅を数ヶ月前から計画して運転その他、諸々お世話役の山旅師匠には感謝の一言です。最高の日に訪ねることが出来ました。

それにしてもあの夕食の豪華さは尋常じゃなかったですね〜、サスガの私も完食できなかったもの…(^_^;) 品数も多かったのですが、且つ一つ一つが何と細やかに丁寧につくられているかと驚きの美味しさでした。

そしてオプションだった夜の天文台での観測は、子供の頃から宇宙が好きだった“なんちゃって星好き”の私には岳展望以上の興奮でした。あの楽しみがあるなら、毎回星のロマンに浸れるあの宿に泊まりたい!と思うほどです。

皆さま、楽しい旅ご一緒でき ありがとうございました!
(写真は雄大な蓮華岳、右に少し見えるのが爺ヶ岳、池田町・クラフトパークより)


 Re:「エピソードのある山旅」小川村へ     ..山旅     >>
        2025/04/20(日) 16:30  No.7334
 
 
長いお付き合いになるというのに、山の絵描きさんが天文ファンとは知らなかったなあ。

私なんぞは、そのあたりまったく不調法でして、我が宿には先代の残した天体観測機材があったというのに、まったく触れぬまま売り飛ばしてしまいました。

それにしても、きっかり2日遅ければ、この天文台の中で地震に出くわしたのですから、驚きではあります。


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