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この時季に片山に行くのは、もう10年来の恒例になっていて、その理由は紅葉狩りだが、さて今年の色づきはどうだろうか。去年に引き続いてたわらさんさんとの二人旅である。時期は去年より1週間早い。
去年は行程を面白くしようと、バスを利用するつもりだったのだが、時間をすっかり勘違いしていて、乗るはずのバスが目の前を走り去っていったのだった。
今年は無事にバスに乗れて、我が秘蔵のコースを歩き出した。すでに麓でも黄葉はほとんど終わっていた。自分の住処でもそうだが、今年は盛りを迎えたとほとんど同時に散ってしまった。
これではモミジもダメかなと思っていたら、さすがにこの木は裏切らない。盛りは過ぎていたものの、なかなかの色を見せてくれた。
熊騒ぎのせいかさらに人出はなく、この広大な山上公園でたったの3人しか人影を見なかった。いつもの貸切の座敷で甲府盆地を睥睨し、昼のひとときを過ごした。
下りには未知のルートで歩いてみようとしたが、これは里に出る直前が手ごわく、安全第一と戻ることにした。この山は一見ふかふかの落葉で歩きやすいかと思いきや、かつての石切り場なので、場所によっては落葉の下に無数の石が隠れているし、人工の崖も多く油断はならない。
いずれこの未知のルートをあらためて探りに行こうと思う。
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