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No.6890 への▼返信フォームです。


 御嶽古道 上道    ..山旅     >>引用
      2023/12/15(金) 09:33  No.6890
 
 
今月初め、平田ガイドご一行と金桜峠から獅子平へと歩いたとき、あたらしい道標がところどころにつけられているのを見た。あのあたりを歩いても、最近では道ではないところを下ってしまっていたので、ずっと気が付かないままだったのである。いわく「御嶽古道上道」とある。

要するに、羅漢寺山塊の南の端、すなわち荒川と亀沢川の分岐から盛り上がる尾根上の径をそういうので、2015年の木曜山行で歩いたときの記録に簡単に書き残してある。私がこの山塊のいろいろを教えてもらった原全教の本には、吉沢からの外道はあっても、この尾根道は記載されていない。外道すなわち下道とすれば、上道の意味がわかる。

2015年当時、まったく整備されている形跡のなかった尾根道に手を入れたということらしいので、これは今一度歩いてみなければなと思っていた。

足の不調などで久しぶりに参加するたわらさんが、軽い山歩きをというご所望で、それではと、この上道をさっそく歩きに行くことにした。そもそも傾斜はゆるく、倒木が多かった以外にさほどの藪もなかったのだから、その後手が入ったというならなおさら歩きやすくなっていることだろう。

先週の永明寺山北方稜線にも似た尾根歩きではあるが、打って変わった小春日和、標高も低いこともあって、実にのんびりした山歩きとなった。倒木もすっかり片づけられていた。今回は短い行程で終えたが、金桜峠から、羅漢寺山塊全山縦走というのも大した距離でもなく楽しめると思う。

樹林がすばらしい。芽が吹いたころ、またルート設定を変えて歩きたいものだと思った。お疲れ様でした。


 Re:御嶽古道 上道    ..山旅     >>
        2023/12/15(金) 09:58  No.6891
 
 
歩きだして間もなく、前には気づかなかった石祠があるのを見つけた。尾根筋から少し離れているので目につきにくい。

へえ、これは珍しい、亀の上に祠が乗っている。亀は自然石に彫られている。帰ってからネットで調べたら、まあ、あらゆるものが載っているもので、
https://www.instagram.com/p/CeDDpirvKrK/の記事が。

ここでは中国由来のうんちくが書かれているが、ここの地名が亀沢で、その由来が亀石という岩に由来すると思えば、そんなところにも関係があるのではないかと想像した。

ちなみに、この外道、上道を問わず、御嶽参詣路には石造物が少ない。というよりないに等しい。これだけの歴史のある道なのに不思議なことである。


 Re:御嶽古道 上道    ..おとみ山 [URL]     >>
        2023/12/16(土) 13:05  No.6892
 
 
大満足の御岳古道・上道歩きでした。部分的も含め、これまでに上道を上下したのは何回目かなぁと。おおむね緩やかに登ってゆく長い尾根は、倒木等の障害物除去整備は未完としても、ナラ・クヌギ・ブナ・カシ類を中心とした広葉樹林の良さと、積もった落葉をサクサクと踏んで行く楽しさは、この時期ならではの醍醐味でした。

かつて甲斐市敷島の公民館で一度お会いしたことがある「由緒ある御岳古道復活のプロジェクト」のリーダーの一員である吉沢・常説寺のご住職をはじめ、関係者のご努力に感謝をしたいと思います。

現在では近年開かれた登山道から、簡単に往き来出来るようになった、人気の金峰山ですが、甲斐からの幾筋ものルートのほか、穂坂や明野・高根側からも金桜神社経由で、正面から富士を背に水晶峠を経て、五丈岩基部の蔵王権現を目指した往時の信者を偲ぶ王道の整備事業には、大いに注目して見守りたいものです。

祠を背負う亀は貴重な発見でしたね。浦島太郎だって乗れる亀〜生まれると直ぐに迷わず、かなり距離がある海辺を目指して歩く亀が山にも。流石は歴史に彩られた古道。これからも、ご老体を喜ばせるネタを求めて、色々歩いてみたいですね。吉沢から敷島総合公園に移設された大きな石の鳥居と、そこから仰ぐ金峰山を……勝手な寄り道のリクエストです。


 Re:御嶽古道 上道    ..アンモナイト     >>
        2023/12/17(日) 07:39  No.6893
 
 
おとみ山氏投稿 6892

亀は海だけではないでしょうね。浦島太郎の亀は海ガメだけどガラパゴスのゾウガメは陸亀です。でもこの内陸山梨にも亀沢なんて海にちなんだ地名があるのが不思議です。そう言えば海岸寺や海ノ口なんてのもある。昔海の底だったのかもしれないですね。ヒマラヤの山頂にもアンモナイトの化石が出ました。でも地名は人が命名した訳だからどうなんでしょうか。理にかないませんね。

上道もあるんだから下道もある。これが外道となると「人の道」に外れることを言うらしい。犯罪者の生き様なんかに使われると言う。
山中で道迷いしてしまうのも「外道」に迷い込んだことなのだろうか。こういう人は「下郎」とは違うのだろう。


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