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読書日記―23 >>
クマジィ 2026/04/30(木) 03:52
.gif / 3.0KB 誕生月の4月も今日で終わり、当たり前の話だが新緑香る5月に入る。
明日1日(金)は午前中だけの仕事で、2日(土)から6日(水)まで5連休に入るがこれと言った大きな予定がある訳でもなく、観たいと思っている映画がやっていれば劇場に行き、それ以外はいつも通り、早朝ウオーキングと読書をする連休になるだろう。むかしは月山スキー場に行っていたなぁ〜・・・

●丸谷 才一著:「笹まくら」 新潮文庫

【笹まくら…旅寝…かさかさする音が不安な感じ…やりきれない不安な旅。戦争中、徴兵を忌避して日本全国に逃避の旅をつづけた杉浦健次こと浜田庄吉。20年後、大学職員として学内政治の波動のまにまに浮き沈みする彼。過去と現在を自在に往きかう変化に富む筆致を駆使して、徴兵忌避者のスリリングな内面と、現在の日常に投じるその影をみごとに描いて、戦争と戦後の意味を問う秀作。―本の紹介より―】

ロシア語の同時通訳者として活躍した米原万里さんは“打ちのめされるようなすごい本”という、『笹まくら』は、今から半世紀も前に書かれた小説ではあるが、複雑に畳み込まれた時間軸と断片的な記憶の想起がスリリングに綾なす展開、そして国家と個人という大きな主題は、全く古びることがない。とあとがきに書いている。

現在と徴兵忌避者として逃亡を繰り返していた昔が文中で急に入れ替わり、最初は戸惑っていたが中盤辺りからその展開が判る様になり、面白く一気に読み終えた。
普通なら現代と昔の話を一行開けてくれると場面展開が判るのだが、著書は「一行アキ」という手法を使用していたため読み手(私だが)には戸惑うばかりだった。こういう手法がある事さえ分からなかった自分が恥ずかしい。それにしても面白く再読したい小説だった。【20260430(木)】



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