|
日本に自生するキイチゴの仲間で、関東よりも西日本に分布すると言われていて温暖な地方を好む性質なのだが、それが我が家からほど近い歩道の植え込みに3、4mにわたって植えられていて、6月頃になるとオレンジ色した大人の小指一節ぐらいの大きさになり、密かにもいでは一人にやけている。
この道路は都道だろうと思うのだが、実のなる低木(高木含む)は基本的には植えないのが原則なので、近所に住む人が勝手に植えたのだろうと推察する。 このキイチゴの真ん前が有名なイタリアンシェフが経営するピッツア屋さんなのだが、まだ一度も入ったことがない。自称アマノジャクの私は他所からスマホ片手にやってくるお客さんがいるともう入る気がしなくなるのである。そこがアマノジャクのアマノジャクのたる所以でもある。(笑)
大勢のお客さんがいる中で、こっそりと甘いキイチゴを取って食べているジィさんをお客さんはどう思っているのだろうか。どうもこういうキイチゴを見ると手を出したくなるのは田舎生まれのDNAが残っているので始末が悪い。 2年前もイザベラ・バード山形の旅で坂を上っている途中で野イチゴを見つけてニヤニヤしながら食べていたことを思い出した。カジイチゴを食べる日が来ることを期待を込めて待つことにしよう。【20250417(木)】
|
|