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先日ネットニュースを見ていたら、蔵王温泉スキー場の中央ロープウエイ山麓駅傍にあった旧蔵王セントラルプラザを「星野リゾート」さんが購入し、この4月1日から工事が始まり、来年7月には宿泊施設が完成予定らしい。 蔵王温泉スキー場をベースに20代前半から60代前半までの約40年、仲間とともにスキーを楽しんで来たが、今回星野リゾートさんの蔵王参入で蔵王温泉スキー場は生まれ変われるんだろうか、期待は膨らむ。
蔵王中央ゲレンデにある宿泊施設、「三五郎小屋」の居候から始まり、旧蔵王山荘(新蔵王国際観光ホテル/すでに閉鎖)を定宿にしながら、都内にあった大手スポーツショップのスキークラブを主宰、東京から多くの仲間を率いてスキー教室を開き、スキー三昧の人生を楽しんで出来た。 蔵王で知り合った多くの関係者とも交流を深め、蔵王温泉の活性化についても相談を受け、旧白洲次郎山荘ヒュッテ・ヤレンの保存・活用やヒュッテ・ヤレン杯蔵王温泉国際トレイルランニングの主催、他にも季刊誌「やまがた街角」への投稿依頼など、蔵王の魅力発信に努めてきたが、これらの活動はなかなか進展&浸透しなかった悔しい思い出もある。
蔵王の活性化には多くの課題が残されており、その中でも1983年(昭和58年)2月にホテル・旅館7棟が全焼、火災で焼失した建物群跡地の整備、道路沿いのそこかしこに広がった駐車場や景観を損ねてきた看板、案内板など、山麓周辺の環境整備は立ち遅れている。またゲレンデは横に広いため、スキーを履いてのトラバースのしにくさも問題だ。四季折々の景観は素晴らしいものがあるにも関わらず、こうした一体的なインフラの環境整備を進めることが再重要だと思っているが、星野リゾートさんの参入でどこまで蔵王の魅力発信と環境整備が進むのか、ここは期待を込めてその推移を見守っていきたいと思っている。【20250420(日)】
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